授業増、最大で年45時間=小中の理数強化、来年度から-文科省(時事通信) - goo ニュース
約30年ぶり授業時間数増加へ 来春から小中学校、理数強化で(共同通信) - goo ニュース
4月24日付共同通信より。
----------
文部科学省は24日、「ゆとり教育」から路線変更して、約30年ぶりに授業時間数を増やした小中学校の新学習指導要領を、09年度から一部前倒しして実施する移行措置の概要を公表した。
----------
そもそも「ゆとり教育」って、受験勉強向けの画一的な詰め込み教育批判が
元になって実施されたものではありませんでしたっけ?
正確には記憶していませんが、そのように認識しています。
特に昨今は理数離れが進んでいるという統計のせいで算数・数学、理科の
授業を増やすそうですが、国語はいいんですか??
正確な(といっても時代によって言葉は変化しますが)日本語を読めて書けて
討論できる。これも重要ではないでしょうか。
数学や理科のように答えがきっちり出る教科と違い、国語は定型がある文法以外
教えにくいとは思います。
「この筆者は何をいいたかったのか」といった問いに対しての模範解答が、
肝心なその文章の書き手とはかけ離れているという話も聞いたことがある方は
いらっしゃると思います。
詰め込み教育と批判を受けた、じゃあゆとり教育にして授業時間を減らそう、
国際学力テストで日本の順位が下がった、理数離れが進んでいる、じゃあ
理数系の授業時間を重点的に増やそう、では、節操がありません。
文部科学省のお偉い方々に聞いてみたいものです。
子どもにつけさせる学力とは、最終的に何を目指しているのですか?
ゆとり教育世代と言われる彼らにどんなフォローをするつもりですか?
フォローするつもりはありませんか?
他者(他国)との比較にばかり気をとられて、行き先を見失っていませんか?
文部科学省だけでなく、この国の教育界や国をあげて考えるべき問題だと
思うのですが。