おいしいお茶を。

お茶を傍らに。日々の些細な出来事やニュースなどをゆるゆると。

薬害肝炎訴訟

2007年12月29日 | 時事
薬害肝炎「全面解決」 国と原告、法案合意 総補償額170億~200億円(産経新聞) - goo ニュース

12月28日付産経新聞より。
----------
法案骨子案は「国の責任」に関して、前文で「甚大な被害が生じ、被害の拡大を
防止し得なかったことについて責任を認め、心からおわびすべき」などと言及。
薬害の「発生責任」を認めるよう求めていた原告側は「満額回答だ」としている。
(中略)
骨子案では、肝炎の症状が悪化した場合や、今後提訴が予想される薬害被害者を
対象にした補償金支払いのための基金を設立。大阪高裁の和解骨子案を踏襲し、
症状に応じて1200万~4000万円の補償をすることなどが盛り込まれて
いる。総補償額は170億から200億円程度になる見込み。
----------

総理の鶴の一声で、年内に議員立法の骨子案まで辿りつきましたね。
原告側の皆さんが納得される内容になったようで、ほっとしました。
薬害エイズ問題もそうですが、「薬害」による被害者がこれ以上出ないよう、
もし万が一同じような問題が発生した場合は、速やかに対応していただけるよう、
行政側には望みたいですね。
他人事ではありませんから。
いつどこで、どのような被害を受けるとも限りません。
政治家や国政に携わる人も例外ではないと思います。

「半落ち」

2007年12月27日 | 出来事
横山秀夫原作の「半落ち」を見ました。
「人間の尊厳を問いかける映画」だそうです。
原作は読んでいないので映画だけの感想になりますが、「泣き」の要素が
かなり詰まった映画だと思いました。

現職警察官がアルツハイマー病の妻を殺害する事件。
空白の2日間の後、自ら出頭し、その後はほぼ黙秘を続ける彼。
威信を守るために隠蔽に走る警察。彼を知る人々は考えられないとしながらも
聴取をはずされた刑事だけが事実を追求する姿。
次第に明かされていく事実。

まだ若い彼の一人息子が白血病になったこと、ドナーが見つからず移植に
至らなかったこと、50歳まではドナー登録できるからと登録したところ、
彼と適合する少年がいたこと、少年は移植手術で今は元気に働いていること。
息子が助からないとわかった母がだんだんと心身衰弱になっていったこと。
最終的にはアルツハイマー病になってしまったこと。
(心身衰弱とアルツハイマー病に関連性はないと思いますが)
壊れていく妻を殺してしまった彼が、後を追うために準備していたところに
偶然見つかった妻の日記。
自分の骨髄が移植された少年が投稿した感謝の声が載った新聞の読者欄。
偶然が重なっただけといえばそのとおりです。
少年も見つけ出されたわけですし。

役者さんも芸達者の人ばかりを集め、ヒステリックではない、静かな展開で
自然と感動を呼ぶような作りになっています。
きっと原作を読めばさらに世界観がわかるのでしょう。
でも、「白血病」「アルツハイマー病」といった、それだけで涙を誘うような
病気を絡めているところに、なんというか、違和感を覚えます。
違和感というより、一種のいやらしさといったほうがいいでしょうか。
(作品を冒涜するつもりはありません。あしからず)

白血病でドナーから移植を受け、一時は快復したものの、結局命を落とした人を
直接知っています。
アルツハイマー病ではありませんが、認知症がだんだんと進行していった人も
見ています。
主人公の年齢設定が49歳ということから、アルツハイマー病だった彼の妻は
若年性アルツハイマー病だったということが推測できます。
アルツハイマー病は若いほど進行が早いことも知っています。

何をいいたいのかというと、同情しやすい病気を安易に使わないでいただきたい、
ということ。
今現在、白血病やアルツハイマー病を含めた認知症と向き合っている方々への
エールになっていたでしょうか。
あまりそのようには受け取れませんでした。

エールになれないのならば、同情を誘うだけでなく、せめて病気の描写をきちんと
していただきたかった。
犯行の動機が「身近な人の病気」というのは、少し酷です。
うまくまとめられませんが、別の意味で心をかき乱される映画でした。

ドルチェ 3

2007年12月25日 | 出来事
ハーゲンダッツドルチェ「モンブラン」
第3弾が出てたんですね~
ということで、早速買ってみました。

外蓋を開けると粉のかかったモンブランクリームが見えます。
中蓋には「中身が飛び散らないように開封の際はゆっくりとお開けください」
と念の入れよう。
注意して開けてみると、ちゃんと渦を巻いたモンブランクリームが。
ケーキのモンブランみたい。

アイスは3層になっています。
上からモンブランクリーム、真ん中はモンブランが入っているようなスポンジ状の
クリーム、一番下はバニラアイスかな?
元々柔らかいのか、柔らかくなってしまったのかはわかりませんが、すっと
下まで匙が通ります。
ん~おいし~
アイスでもここまでできるんですね~
さすがドルチェシリーズ



冬にアイスを食べるのもなかなかおつなもんですね


薬害肝炎訴訟

2007年12月23日 | 時事
福田首相「一律救済」を決断=議員立法で対応-今国会成立目指す・薬害肝炎 (時事通信) - goo ニュース

12月23日付時事通信より。
----------
政府高官は記者団に、血液製剤の投与時期に関係なく、「症状に応じて救済して
いくことになる」との見通しを示した。公明党の斉藤鉄夫政調会長は「(原告側
に)受け入れていただくような案を作らなければならない。できるだけ今国会で
成立させたいので、年内には骨子案をまとめたい」と述べた。
----------

これは「最近の内閣支持率の急落を受け、指導力を示す必要があると判断したと
みられる」(時事通信)かららしいですね。


わずか3日前の12月20日付の報道ではこんな感じでした。
薬害肝炎 「一律」見送りの公算 厚労相きょう対応策(産経新聞) - goo ニュース

以下は12月20日付毎日新聞より。
----------
薬害C型肝炎訴訟の和解協議は原告側が20日、舛添要一厚生労働相が発表した
追加の対応策を拒否したことで事実上決裂し、早期解決の道は遠のいた。政府も
原告側も今後一切交渉はしない、という姿勢ではないが双方とも「次の手」を
見いだしかねている。

 基金を30億円に積み増す案は前夜にバタバタと決まり、舛添氏も支払う金の
名目が「支援金」なのか「和解金」なのかはっきりできない状態。大阪高裁の
和解骨子案を踏み出せないとの一点張りで、原告が求めた被害者を等しく扱う
「一律救済」に応じなかった。
----------

正直、唐突なニュースに驚きました。
内閣支持率が落ちているから、一律救済の議員立法を急遽提出するのでしょうか。
原告の方々は政治判断を求めていましたが、まさしくこれは政治判断ですね。
被害を受けた患者さんのためではなく、政治に利用しているのですから。
その議員立法の内容も明確にされていないため、記者会見を開いた原告の方々は
厳しい発言をされてました。当然だと思います。
どうか、被害を受けた患者さんのために、患者さんの立場を少しでも思って、
救済案を提出していただきたいと願わずにはいられません。

シュトーレン

2007年12月20日 | 出来事
エール・エルのシュトーレン。
シュトーレンとはドイツのクリスマスケーキのことです



赤い箱に緑のリボン。かわいいですね~




箱を開けるとこんな感じです




切り分けたところ。ジンジャー味が効いていておいしかったです

韓国大統領選

2007年12月19日 | 時事
韓国大統領に李明博氏=10年ぶり保守政権誕生-日米協調外交に転換へ (時事通信) - goo ニュース

韓国大統領に李明博氏 10年ぶり政権交代へ (共同通信) - goo ニュース

12月19日20:57付時事通信より。
----------
新大統領の就任式は来年2月25日に行われ、任期は5年。李明博氏は「実利
外交」の側面から日米など国際社会との協調を外交政策の基軸に掲げており、
盧武鉉政権の対北朝鮮融和路線にも一定の軌道修正が図られそうだ。内政面
では韓国経済を立て直し、格差拡大などで強まる国民の不満を解消できるか、
手腕が試される。
---------- 

選挙戦前半から優勢だった、李氏が当選したようです。
李氏は建設会社CEOの経験があり、経済の立て直しを主張していました。
18日のクローズアップ現代を見て感じたのですが、就職難・ワーキングプア・
格差社会など日本と状況が極めて似ているな~と。

19日のWBSでは、「経済大統領」として取り上げていました。
かかげていた経済政策。
年率7%の経済成長。法人税引き下げ。(25%→20%)など。
今日は氏の誕生日+結婚記念日。トリプルでおめでたい日になったそうです。

お隣の国・韓国。
今後も注目です。
ちなみに今日発表された08年度の日本の経済成長率予測は2.0%とか。
うまくいくのかしらん・・・
社会がとてもうまく回っているとは実感できないんですが。

韓国大統領選きょう投票 保守政権誕生へ 李明博氏の勢い阻めず(産経新聞) - goo ニュース

12月19日10:40付産経新聞より。
----------
投票日直前のこの数日、李明博候補に関する不正投資疑惑などいわゆる「BBK
事件」にかかわる疑惑資料が新たに暴露された。さらに特別検察で事件を再捜査
する案が国会で議決されるなど“李明博たたき”が高潮しているが、「李候補への
支持は落ちても逆転するまでにはならないだろう」というわけだ。

それでも後を追う鄭東泳候補や李会昌候補は「新たな疑惑で大逆転が可能に
なった」「腐敗候補は辞退すべき」を叫び、逆転勝利に望みをかけている。
----------

直前にはこんな情報も飛び交っていましたね。蓋を開けてみれば事前予測の
結果のとおりになったわけですが。