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首相辞任

2008年09月01日 | 時事
福田首相が退陣表明 支持率の長期低迷で(共同通信) - goo ニュース

福田首相が辞任を表明、決断は先週末に(gooニュース) - goo ニュース

9月1日付gooニュースより。
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「国民生活のことを第一に考えるなら、ここで政治的な空白をもたらすことなく、新しい布陣で政策を実現を図らなければならない」と辞任理由を述べた。辞任の決断は先週末と明らかにし「国民に迷惑がかからないこの時期を選んだ」と話した。
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たまたまTV番組を見ていたら、唐突に臨時ニュースに切り替わりました。
画面は福田首相の首相辞任会見。
海外メディアでも速攻で取り上げられたようですね。

12日からは臨時国会が始まります。
自民党総裁選挙や組閣を考えたらぎりぎり間に合うか?という日程でしょうから、
「政治的空白を作らない」という回答になったのでしょうが、それならば洞爺湖
サミット後に内閣改造せずにいればよかったわけです。
このへんは結果論になるのでしょうが。

内閣支持率低迷、民主党の小沢代表からはたびたび拒絶の姿勢をとられ、今回の
臨時国会の日程調整にも難航、経済対策の道筋がはっきりしない、など内閣自体の
問題や日本全体の問題を道半ばにして投げ出したように見えます。
その点では病気を理由にした安倍前首相とあまり変わらないのでは・・・?

臨時国会には新しい布陣で臨むことになる与党ですが、福田政権はあまりにも
短すぎる政権運営でした。
首相就任当時、ご自分で「背水の陣内閣」と仰っていましたね。
それを自覚して首相になっただけに、何かしらのはっきりした成果を残しにくいと
いうことはあったかもしれませんが、道路特定財源の一般財源化や消費者庁創設の
道筋をつけた、とご自身が会見で仰った成果はあまり成果として受け取れません。
臨時国会で案件をまとめられそうにないから、という理由が推測されます。
政治には詳しくありませんが、やはり唐突感・無責任感は否めません。
「政治的判断」という言葉も何度か出てきました。たしかに政治的判断でしたが、
どたばた劇はもう勘弁していただきたいものです。