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すかいらーく

2008年07月18日 | 時事
すかいらーく契約店長の過労死認定、残業月80時間超える(読売新聞) - goo ニュース

7月18日付読売新聞より。
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遺族が17日に記者会見して明らかにした。非正社員の増加で正社員が長時間労働を強いられるケースはこれまでも問題化していたが、労働問題に詳しい弁護士は「非正社員の過労死はあまり聞いたことがない」とし、「近年、非正社員からの長時間労働の相談が増えており、対策が必要」と指摘している。

会見した遺族と支援した労働組合スタッフによると、前沢さんは2006年3月、すかいらーく栗橋店(埼玉県栗橋町)で1年ごとに契約更新する契約店長となった。店長になってから残業時間が増え、帰宅が午前3時になることも。家に帰れず、店の駐車場に止めた自分の車で仮眠したこともあったという。

労基署からは、過労死ラインとされる月80時間を超える残業があった、との説明を受けたという。しかし、年収は200万円程度。
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亡くなった方にはなんとも言葉がありません。お悔やみ申し上げます。

会社や社会には言いたいことがあります。
名ばかりであっても「店長」が正社員ですらない状態が許されること、正社員では
ないがために年収が低いこと、店長であるがために長時間労働させられること。
おかしくありませんか。

休日や残業申請(タイムカード上)は月に7,8日休みがあり、残業も通常の範疇と
記されていたようですが、ご本人の記録によれば休みは月に3,4日、残業時間も
過労死認定ラインに達するような時間。

小売や飲食業は概して長時間労働のわりには給料が少ないといわれています。
正社員にもしない「1年契約の店長」というのはあとがないわけですから、
とにかくがむしゃらにやらなければならなくなる構図が出来上がるわけです。
それが今回の結末になってしまったのでしょう。
まだ他にも同じような状況の方、大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
労基署も労災を扱うような弁護士先生も実態調査なさったらいかがですか。
亡くなってからでは遅いんですよ。