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なんと6年越しの復活。
ケドメ(旧名 ミッチ・ミキハラ/MIC(H))の活動報告拠点にでもしようと思います。

ドラえもんプラス 1~2巻 - 藤子・F・不二雄

2007年02月19日 | ◎ざっくりモノモノ感想
ドラファンを公言しながら
なかなか手を出さないでいたという、
まあいつものパターンなんですけれども。

いわゆるコミックス未収録だった
エピソードを集めたシリーズです。
つまり、藤子F先生がみずから
ボツを出したお話、という捉えかたもできるわけで、
ちょっと敬遠してたんですよね。
じっさいに読んでみても
話のスジやトリックがかぶっていたり、
オチがいまいち弱かったりするものもあるんですが、
それとはまた別のベクトル、
つまり、ちょっとネジの外れかかったお話も
けっこうありまして、これがおもしろいです。

ジャイアンも泣かすいじめっこ(中学生)の名前が
「げんこつげんごろう」ですからねえ。
「きれいなジャイアン」なみに
カルト人気があってもおかしくない気がします。
ほかにも、のび太のママがめずらしく
あからさまにドラえもんの道具に頼っていたり、
落語的すぎる高度なナンセンスオチがあったり。
あとしずちゃんの鼻が伸びるエピソードが・・・
ちょっと気持ちわるいかも。
いろいろタブーの境界線があったんですかねえ、
F先生にとって。

すでに5巻までが発行されていて
完結しているみたいなんですけど、
ゆっくり集めていきたいところですね。
なかには幻の名作と呼ばれていたものもあるらしく、
楽しみです。

Wii お天気チャンネル ニュースチャンネル

2007年01月31日 | ◎ざっくりモノモノ感想
「天気予報やニュースなんか
 ネットで見ればいいじゃん」の意見を横目に
オイラは配信前からかなり期待してたんですが、
やっぱり使い勝手がいいです。

"お天気チャンネル"は
Wii起動のタイムラグがあるとはいえ
ものの数秒で最低限の天気確認ができるのは
心強く、けっこう活用しています。
手数をシンプルに言えば、
"パワーボタン→Aボタン→Aボタン"の
たった3手ですしね。
ゲームをやる前にワンクリックで
簡単に確認できるのもかなり大きいです。

"ニュースチャンネル"はわりと想像どおり。
記事に関係する土地が地図でクローズアップされるのは
地理がチンプカプーンなオイラにとっては
興味深いことが多いです。
こういった、ところどころにある
ゲームメーカーならではの遊びごころがにくいですね。
ローディングの猫もかわいいです。
あと、流し読みの時のBGMが地味にいい曲。
しっとりドラムンベースですよ。

ただ、ニュースのほうは見ているうちに
とある不安もわいてきました。
・・・"せちがらい"んですよ。あたりまえですけど。
スポーツや芸能関連の記事の数は
かなり少なめですし、
任天堂、ゲーム機という娯楽的なイメージでとらえると
どうも違和感があります。
なんだかんだ言っても
現実逃避が娯楽の本分ですからねえ。
オイラが報道に関して
わりと懐疑的な見方をしてるせいもあるでしょうけどね。
昨日は「ソニーのゲーム業績不調」のような
ある種デリケートな記事も扱っててハラハラしました。
故意に載せたんじゃないと思いますけど・・・。

陽だまりの樹 (文庫版1~3巻) - 手塚治虫

2007年01月16日 | ◎ざっくりモノモノ感想
最近マンガと音楽の感想書くのさえ
おっくうになっちゃってきましてね・・・
でもいよいよもってネタがなくなってきたので。
あと最近まるで休日に外出できてないなあ。

閑話休題。
オイラは『風雲児たち』という
大河マンガのファンなんでございますが、
こちらに最近手塚良庵(のちに良仙)という人物が
出てきておりまして。
まぁ要は手塚治虫のご先祖さまです。
福沢諭吉、村田蔵六(大村益次郎)らを輩出した
「適塾」について描かれるシーンがあって、
手塚良仙もそこの生徒だったという史実があります。
で、ちょうどそのころの出来事と
『陽だまりの樹』で描かれる背景とが重なるということで、
今までなぜか読んでいなかった手塚作品というのもあって
手を出してみた次第です。

陽だまりの樹は、
その手塚良庵にまつわる逸話をベースに
フィクションの人物である伊部谷万次郎と良庵が
幕末という時代に翻弄される様さま描いた伝記マンガです。
前述の『風雲児たち』や
2004年NHK大河の『新撰組!』にハマって
江戸~幕末についてはあれこれ調べてたりするんですが、
なんというかまあ、
予備知識があるとニヤニヤしっぱなしですね。
幕末の状況について詳しければ詳しいほど楽しめます。
いつ何が起こるか、どんな人物が活躍するかは
すでにある程度わかっているわけで、
そこがどう描かれるのか、常に期待してしまいます。
一般の歴史ファン、時代劇ファンとかって
こういうところに惹かれたりするのかしら。
"悪役"に設定された人物が
いかにも醜悪な造形にされているあたりが
昔のマンガっぽいですね。
いまだと漢方医学も見直されてる時代なのに
ほとんど完全悪扱い。

驚くのは、実在の人物の出番が圧倒的に多いにも関わらず
史実のスキを絶妙にぬって
主人公たちをその場に居合わせて、
フィクションの娯楽作としてほとんど違和感のない内容に
仕立ててしまっていることです。
資料を調べて、事実を齟齬なしに描くだけでも
大変な苦労だと言うのに、
これをほとんど熟考するヒマもなしに
描いていたというのですから、
手塚治虫という人の凄まじさには
やはり舌を巻くほかはないです。

とりあえず良仙(二代目)と
良庵の親子キャラクターが気に入ってます。
ふたりともどこまでが史実なのか
一番わかりにくい役どころですが、
(適塾に関するエピソードには史実が多いみたい)
やっぱり「やるときゃやる」系の人物は
ひいきしてしまいます。

健康応援レシピ1000 DS献立全集 - 任天堂 監修:オレンジページ

2006年12月15日 | ◎ざっくりモノモノ感想
お料理ナビ』レベルで
ヒイヒイ言っているオイラを横目に
料理上級者?な妹がぜひとも使いたいと言うので
買ってきました
オレンジページ監修というのが
妹の心にひびいたようで。

ざっと見てみましたが、
やはりオイラは『お料理ナビ』にはもう少し
お世話にならないといけないみたいです。
"ひたひた"とかいきなり言われても
わかりませんでしたからねえ。
あと調味料は基本的に全部そろっていることが
大前提らしく、けっこうビクビクしてます。
トウバンジャンなんてあんまり使わないし・・・

とはいえ、料理さえこなせれば
この上なく便利なのは確か。
食材からの献立検索は『お料理ナビ』の逆で、
冷蔵庫にそろっている食材を先に入力した上で、
そこから作れるレシピを
見つくろってくれる、という方式です。
冷蔵庫の状況はセーブされるので、
いちいちすべての食材を入力しなおす手間もありません。
食材管理がネックになっていた我が家にとっては
非常に助かります。
少しだけ材料が足りないレシピもヒットするのですが、
これがWi-Fiで食材買い足しのお願いのメールを
家族に送信できる機能とマッチしていて、実に巧みです。

健康管理、金銭コストなどの指定条件をもとに
一週間ぶんまでのレシピを自動作成してくれる機能や、
心理分析をもとにおすすめの食材、レシピを
教えてくれるモードなんてのもあって
いたれりつくせりな印象です。
とくに健康管理関係については
各栄養の効果とそれが含まれる食材について
こと細かな説明があるので、
栄養学の勉強にもなりそう。

こういうツールってすでに世にあっても
まったくおかしくないと思うんですが、
最初にやってしまったのが
ゲームメーカーだというのが興味深いですねえ。
オイラももう少し料理の基本ができたら
積極的に使っていく予定です。

ところで、このレシピ
ふつうのカレーが見当たらないんですが。

ほぼ日刊イトイ新聞の謎。 - ほぼ日刊イトイ新聞(著、編)

2006年11月10日 | ◎ざっくりモノモノ感想
まだ、ぜんぶ目を通したわけじゃないんですけどね
でも、それでいいんだと思う。
ほぼ日』の8年間の軌跡をたどるムックです。
『謎。』というタイトルがついてますが、
けっして何かのカラクリを
言葉で説明するような本じゃないです。
『ほぼ日』がやっていること、やってきたことに対して
何を受け取るかは読者次第。

そこに置いてあると
つい手をのばしてパラパラめくってしまう、
そんないい雰囲気があります。
メインとも言える寄り抜き記事は
ぜんぶ『ほぼ日』に載っているものの転載ですが、
マークしていなかった意外なコンテンツを見つけて
おもしろがることも多々あったり。
ネットとちがって、こちらに積極的に読む意思がなくとも
目に留まる機会が増えるんですよね。
『ほぼ日』を知らない人にその魅力を伝えるのにも
じゅうぶんすぎる力を発揮しそうです。

オイラもふくめ、
「俺って遊び方がヘタだよなあ」と思っている人には
とくにオススメです。

ホモホモ7 完全版 - みなもと太郎

2006年11月08日 | ◎ざっくりモノモノ感想
なんだか最近また『風雲児たち』を読み返したりしてて
みなもと太郎ブームが来ていたので
ふらふらっとつい買っちゃったんですよ。
ちょっと高いんでためらっていたんですけど
(電子書籍版は格安で買えるみたいです)。
そうっとうの古株マンガマニア向けの
カルト作品だそうですが、
中身を読んで納得。
1960年代末の、それも『少年マガジン』に
よくこんなものが載せられたなあ!と思います。

まとめてしまうと
「リアルタッチとギャグタッチの共存」という手法の先がけで、
そのギャグパートも子供の落書きクラスの絵、
マニアックすぎるパロディの応酬、
出てくるリアルキャラの大半が美女(しかも無駄に露出度が高い)、
かなりギリギリの下ネタ、と
枚挙にいとまがありません。
こんなマンガを読んで育ったら
マトモな人間になれるわけないだろ!!!
(知ってるかぎりだと三谷幸喜、庵野秀明、清水ミチコとか・・・
 あ、誉めてます)

正直、ゲラゲラ笑えるかというと
オイラのパロディもとの知識が薄いためか
微妙な感じだったんですけど(どっちかというと脱力系に近いです)、
歴史的意義というものはイヤというほど伝わってきました。
先見の明とか、どうもそういうレベルを超越してます。
ところどころに復刻にあたっての
書き下ろし原稿が混じっているんですが、
そのあたりからも作者の強い愛着を感じます。
「過去作なんか忘れてくれ!」と言っちゃう
クリエイターさんって多いですけど、
これに関しては「今読んでも通用する!」という
強い自負を感じますね。もしくは、愛着かな?
ま、どっちでもいいか。

みなもと太郎先生は50を過ぎた現在も
コミックマーケットで同人誌を売りさばくような
行動力の持ち主ですが(えっちいのもしっかりあるらしい・・)、
「時代が追いつく」っていうのは
こういう人のことを言うんだなあ、なんて思いました。

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 - 任天堂

2006年11月07日 | ◎ざっくりモノモノ感想
いろいろあって7年間も放置していたという件のソフト
先週末ダウン気味だったので
自宅養生しつつ、これで遊んでました。
もうすぐ『トワイライトプリンセス』もありますからね。
正直、ほかにやらなきゃいかんこともあるので
軽く付き合うつもりで始めたのですが、
いやーなんちゅうかやっぱり、
心底おもろいです。どうしよう。

なんだかんだで『時のオカリナ』から
8年もの間3Dゼルダには触ってこなかったので、
いろいろと美化されている面もあるかと思ったら
ぜんぜんそんなことはなかったです。
むしろところどころの気配りに対するアンテナが
敏感になってました。
謎解きのバランスがほんっとに絶妙です。
「こんなところにふつう気が付くかなあ」
というところがあっても、
よくよく類推すると
すごくさりげない箇所で
ヒントをもらってたりするんですよね。
しかも、そのほとんどは文章で直接説明なんて
ヤボなことはしない!
『ゼルダ』ファンにとっては
何をいまさらって感じでしょうが。

また本作は時間軸を使ったトリックが面白いです。
『ゼルダ』ならではのライブ感の魅力が
存分に引き出されていると思います。
本作は『時のオカリナ』のパラレルワールド?になっていて、
そちらと容姿が重複するキャラクターが多いんですが、
オイラは『ムジュラ』に出てくる
生活感のより増したキャラのほうに
圧倒的な愛着を感じます。
アンジュ泣いてるぞー、カーフェイー。
とまあ今はそのへんを探り中。

おいそれとプレイを中断できる内容じゃなんで
遊ぶ日も限られていますが、
ズルズルと続けちゃいそうです。
ただ・・・やってる場合じゃないんですよね、ホント。
年末はいろいろと痛い目見そうです。
Wiiを買わずにいられる自信はないですし。
ああああああ。

ルナティック雑技団 (1~3巻) - 岡田あーみん

2006年10月27日 | ◎ざっくりモノモノ感想
以前、岡田あーみんについて書いたことがありましたが、
この作品については、自分たちで
コミック持ってなかったんですよね。
連載時は「りぼん」毎月読んでましたし。
90年代は黄金期でしたよね・・・って、
ふつうの男子は知らんか。

で、妹が見つけて衝動買いしてきました。
お父さんは心配性』、『こいつら100%伝説』に比べると
おとなしい印象だなんて思ってたんですけど、
んなこた全然なかったです。
不謹慎ネタが若干減っただけで
下ネタ系のギャグはむしろスパーク気味。
若くてわかんなかったんでしょうね・・・。
それにしてもフェチズムなんて言葉も浸透していない時代に
鋭い視点の多いこと。そりゃ性別疑われるわ。

改めて思うのは、この作者、プロットだけ見れば
なんのへんてつのないコメディをやってるんですが、
その研ぎ澄まされた言語感覚と描写センスで
唯一無二の世界を作り上げてしまっているんですよね。
"タコ部屋"なんていう、
何人に通じるかわからん単語をテーマに
4ヶ月ぶんも続きものの話書いたりするんですよ?
「金はやるから娘と付き合ってやってくれ」
とでも言うべきところを
「この金で娘と交尾してくれ」ですよ?
随所にあるサブカル系小ネタも
確実に時代の1歩先を行ってます。
惜しい人を亡くしたもんです(死んでません)。

いまどきの一歩引いた感じのギャグも好きなんですけど、
こういう「笑わせるべくして笑わせる」ギャグ漫画って
めっきり少なくなってしまったような気がしますね。
オイラがたまたま読んでないだけの可能性もありますが。

12人はご機嫌ななめ - うわの空・藤志郎一座

2006年10月09日 | ◎ざっくりモノモノ感想
すっかり追っかけモード
ブログには書いてませんでしたが
番外公演『雰囲気のある死体』と
コントライブもいっこ観に行ってます。
でも、完全新作の本公演を観たのは
今回が初めてなんですなあ。

ちょっと頭痛がするという体調で行って来たのですが
爆笑するたびに頭にガンガン響いて
面白いながらもキツかったです!
正直手加減してともちょっと思った!
それくらい面白かった!

設定自体がネタバレの嵐なので
内容についてうまく語れないのが残念です
(再公演あるのかわかんないけど)。
公式サイトに一切のあらすじも
書かれていないのはこのせいなんでしょうね。
でも、そのテーマは自分にとって
とてもリアルでした。
劇中歌「聖者の行進」が全てを物語っていたと思います。

今回は若手の人たちに
大きくチャンスが与えられている印象がありました。
いいチャラ男っぷりを発揮してた久保田さん、
つねに弱弱しい髪型と表情をしてた水科さん、
パフパフを打ち鳴らし面目躍如の
石川浩司さん(元"たま"パーカッショニスト。ゲスト出演)が
特に気になりましたね。

出たとたんに空気がガラリと変わる
座長の村木さんの存在感はさすが。
出た瞬間からはほとんど笑いっぱなしだったと思います。
スキあらばネタ入ってるんだもんなあ。
小林さんの「アレ」率は今回そうっとう高め。
しなっちのマンガ並だったかも。

そして、いつにも増して「少年ジャンプ」ネタが
多かった気がします。
憶えているだけでも
『ワンピース』、『北斗の拳』、
『奇面組』、『ドラゴンボール』、
でも珍しく『ジョジョ』はなかったみたいです。

先日のモブログでもわかるとおり
帰りには物販コーナーにおいて
みずしなさんのサインを頂きました。
しなっちにサインをもらうのが今回初めてというのが
なんだか自分でも意外です。
気がつけばしょっちゅう見かけてるんで。
『ただいま!』のDVDも買って
よっしゃ帰ろうと思ったら
劇団員みんなの
「来月のライブチケット先行販売中でーす!」
攻撃でなかなか外に出られず!
気がつけばオイラ一人に向かって言ってるし!
でもごめんなさいその日は行けないんですううと
聞こえるんだか聞こえないんだか
わかんない音量でつぶやきながら、
コソコソと逃げるように会場をあとにしました。

そのうち顔憶えられちゃったりするのかなあ。
けっこう複雑な気分かも(笑)。

ブラック チョコレートアイスバー - 赤城乳業

2006年08月03日 | ◎ざっくりモノモノ感想
ようやくアイスがおいしい陽気になってきましたよ
まあ、オイラが食うのはほとんど夜中ですが。

このアイス大好きなんですけど、
なかなか置いているところを
見かけないんですよねー。
せっかくおいしくて安いのに。
シャッキリした歯ごたえなのに
まろやかな味わい。そしてシンプル。

あとはチョコミントアイスが好物なんですが、
バニラかチョコ成分が多いのが大半なんですよね。
もっとミントが濃いめのを
むかーし食べたことがあって、
それはまさしくオイラにとって
ベストバランスだったのに、
商品名を忘れてしまっております。

しゃべる! DSお料理ナビ - 任天堂

2006年07月22日 | ◎ざっくりモノモノ感想
買っちゃった!!!!

ウチの晩飯は
ほとんど妹が用意してるんですけど
(花嫁修業も兼ねてる?)
最近お疲れなことも多いので、とか、
料理はクリエイティブの基本だし
何かと勉強になるかもな、とか、
まあ個人的に需要があったので
手を出してみましたよ。
近く何か作ってみて報告します。

もちろん妹も
このソフトを役立てるつもりみたいですけどね。
いわく
「レシピ表見てると『マリーのアトリエ』やってるみたい」
とのこと。
なるほどねえ。
オイラもゲーム的にとらえれば
がんばれる気がします。
"この献立はいつ何回作った"
なんて履歴も残りますからね。

とりあえず、パッケージにもある
肉じゃがが当面の目標のようです。
難易度低めの料理から徐々に慣らしていきますよ。
がんばろ。

ピューと吹く! ジャガー 11巻 - うすた京介

2006年07月10日 | ◎ざっくりモノモノ感想
卵ちゃんいいじゃんかみゅん。
いきなり何を言ってるんだ。

なんだかこの漫画、
最終的に美味しい目を見るのは
なんだかんだで様々な経験をしている
ハマーやポギーのような気がします。
むしろピヨ彦のほうがずっと心配・・・

あとハマーのライムは
オモロラップと受け取れば
トラック次第でそれなりにいけませんかね。
いけないか。

"そふとくり~む"との絡みで
楽器ネタがいくつか出てきましたね。
そう言えばこれ音楽漫画だった(?)。
テルミンを馬鹿にすると
音楽ファンがうるさいぞー
と思いましたが(映画にもなってます)
それなりに活躍してますね、
ズリーことペイズリー柄沢くん。
ヴィブラスラップはどうなんだろうなあ。
一応由緒ある楽器でしょうから。
カズーはある程度馬鹿にしていい楽器です。
音色の間抜けさこそが武器ですんで。
ハーモニックパイプについては
オイラも正直もうわかりませんけど
卵(らん)ちゃんは普通にカワイイと思います。
なんであんな絵柄なのかわかりませんけど、
くやしいことにあんな絵柄が好きです。
カトゥーンげな。

レア楽器となるとこれからも何か出てきそうですねえ。
カウベルとかベルリラとかホンキートンクとか・・・
うーん、面白くなさそうだなあ。

あ、オイラ小学校のトランペット鼓隊にいたころ
トリオドラムっていうレア楽器やってましたわ。
持ち運べるティンパニみたいなやつ。



※追記
ああ、それとそれと、
多摩蘭川ヘーゼルナッツ最高。

みんなのうた

2006年07月07日 | ◎ざっくりモノモノ感想
某Yからはじまるサイトで
NHKみんなのうた』関連の映像を観ていたら
すっかり時間を使ってしまいました。
・・・受信料ちゃんと払ってるから許して!

オイラが育った80年代入りたてというのは
たぶん『みんなのうた』が一番油の乗っていた時期で、
とにかく刷り込まれた曲が多いです。
ものごころがついて最初に覚えた曲も
『コンピューターおばあちゃん』だったりします。

オイラは懐かしいというだけでは
なびかない性格だと思うんですけど、
改めて『みんなのうた』を見てみると
いい大人たちに育ててもらったんだなー
なんて思います。
一度見ただけで頭にこびりつくような
するどいメロディ、歌詞、映像でいっぱいです。
歌い手やアレンジャーが
今見るとすごく豪華だったりして。

90年代に入ると
オイラもそこそこ大きくなっちゃいましたし
放送自体もなんとなく元気がない
印象があったんですけど、
(いやもちろん傑作もあるんですけどね)
最近の教育テレビフィーバーに合わせるかのように
また話題作が続々出てきてますよね。
思いつくだけでも
『テトペッテンソン』、『ママの結婚』、
『とのさまガエル』、『グラスホッパー物語』・・・
この間やってたTUBEの『みんなのうみ』も
シングル化したみたいですし、人気あるのかな?

新旧含めて
DVDなりでじっくり見たいところなんですけど、
公式のBOXは高いし、
目当ての曲が入っていなかったりで
なかなか難しいんですよね。
CDはCDで、放送版のアレンジで聴けることは
めったにありませんし。

ともあれNHKがんばれ、なんてことを思いました。
上層で不祥事があろうが
どっかでいいもん作ってりゃオイラは支持します。
コナミとか。


んで、実は『コンピューターおばあちゃん』に次いで
オイラの記憶に残っている
『へんな家』という歌があるのですが、
これは見つかりませんでした。
再放送はたまーーーにあるらしいですが
CDなどでの音源はかなりレアとのこと。
「大人には見えない子供だけの家」っていう
歌詞内容なんですけど、言い得て妙。



※8日深夜追記

今日見たらあったよ・・・『へんな家!』。
うれしいようなもったいないような。
『ラジャ・マハラジャー』や
『リンゴの森の子猫たち』までありやんの。
ネットってこわい。

悪童日記 - アゴタ・クリストフ

2006年05月15日 | ◎ざっくりモノモノ感想
なんでこれを読んでいるのか、
わかるひとにはわかる。
オイラと同じ状況で読んでいる人は多いみたいですね。
『MOTHER3』の双子の名前の
引用元となった小説です。
64版開発のころに名前が挙がっていて、
ずっと気になっていたんですよね。
リュカとクラウスという名前が出てくるのは、
その続編からになるようですが。


80~90年代に世界中の文壇界を席巻した
大名作・・・だそうです。
小説好きでこれを知らないとモグリらしい、とか。
『TB Resuscitation』みたいなもんかな。
その舞台はとある戦争中のとある田舎町で、
とことんまで重暗いです。
主人公の双子は超がつくほどの合理主義者で
目的のためには手段を選ばない、
ときおり出てくる性描写もかなり過激。
おーいおい、それって
いちばんオイラが苦手な分野じゃないか、
これだからインテリどもはひねくれてんなあ、
なんて悪態をつくハメになるかと思いきや、
驚くほどスイスイ読めちゃうんですよね、これが。

この「日記」には客観性に基づいた事実だけを記し、
自分たちの感情の描写を一切許さないという
ルールが存在します。
そのためか、重暗い作品に特有の
卑屈なにおいは全然しませんし、
書かれている事柄にどう反応するかは
ほとんど読者にゆだねられています。
しかも、感情が廃されるのは
あくまで彼らの描写の仕方であって、
(振る舞いでもそうしようと努めてはいますが)
その行間からどうしようもない感情の波が
読み取れることもしばしばです。
双子が出会う人々も
偏見がないことも手伝ってか
様々な側面について描かれ、
決して体温を感じない物語ではないです。

また、その重暗い事件の数々はまるで
標本を羅列するかのようにして描かれています。
双子が出会う人々が次々に増え、
そして順番に去っていくあたりも示唆的です。
フィクションを強く思わせてくれることで
ある種の安心感を抱きつつ
読みすすめることができるんですよね。
それが狙いとは限りませんけど。

糸井さんは「まるでRPGを遊んでいるようだった」
と発言していたのですが、
結局はそこに集約してしまうこともできそうです。
双子が刻苦勉励と経験を通じて
様々なアイテムと人脈を手に入れ、
行動範囲を広げていく過程は
まさしく(古き良き)RPGそのもの。
先に書いた要素の数々も
RPGになぞらえようとすれば、できますよね。
そう思うとなんだか、
母親と父親なんかラスボスに見えてきますよ。
読めばニュアンスは伝わると思いますが。

この本の解説では
「エンターテイメントではない」とか
「子供には見せられない」とか書いてありますが、
オイラは間違いなくエンターテイメントとしても
優れた作品だと思います。不謹慎にも。
子供に見せにくいのは確かですけど、
過剰にイヤらしくなく
現実の一つの面を学べるという点で
重要な参考書となってくれそうな気がするんですよね。
もちろん大人にとっても
大きな経験になることは確かです。
オイラは知りませんからね。
戦争って結局どういうふうになんのよ?
ってことをねえ。
おりをみて続編にもどんどん手を出したいと思います。

そうそう、糸井さんは
子供のころにうっかり見てしまった
映画のレイプシーンが
『MOTHER2』の"ギーグ"のヒントだと言ってましたよ。

プロデューサーズ

2006年05月08日 | ◎ざっくりモノモノ感想
映画です。話題作です。
最近こういう傾向の、
「楽しければいいじゃん」系の作品にばかり
触れている気がしますが、たまたまです。


ミュージカル映画自体もそうですが
メル・ブルックス作品(本作では監督じゃないけど)も
10数年くらい観てなかったんで
なんか色々と感慨深いものがありましたね。
すっかり落ち目になっちゃったのかと思いきや
ミュージカルで大成功と聞いて
その時から興味深々なのでした。

メル・ブルックスと言えば
きわどい下ネタと
英語の方言、ダジャレネタがほとんど定番なんですが、
大ウケした本作では
その要素は薄いのかしらと思っていたら、
大全開でしたね。
それに加えて、
マニアックなミュージカルネタや、
ブルックスがユダヤ人であることを
考慮しないとわかりにくいギャグもあったりで、
観客の皆さんは
ちょっとさぐりさぐりで笑っていたのが
面白かったです。
うーん、日本では爆発的には
ウケないかも知れませんなあ。

オイラの隣の席に座っていたのが
中学生くらいの女の子と
そのおばあちゃんだったので、
ちょっと気まずい空気を感じながら
観ていたりもしました。
(老婆に売春をする描写がある)

とはいえ、歌唱シーンはさすがの迫力で
どっぷり惹きこまれますね。
どこを切っても王道ブロードウェイミュージカル。
リスペクト、パロディ、オマージュ、
皮肉までもが溢れまくり、
スタッフロール後の
「いっぺんブロードウェイにおいで!」
という呼びかけがまた愛を感じさせます。
これ作曲も全部ブルックスってのが凄いなあ。
実は作曲のスキルがある人だって
知らなかったんですよ。

キャラクターのアクの強さも
意見が別れるかと思いましたが、
ここはまったく問題なく大好評のようで。
オイラはドイツ移民の
リープキンがお気に入りです。
あの笑顔で踊り狂われるとなんだかもう
無垢っていいなあと思ってしまいます。
無垢なのかな。
エンディングソングの
「なんでこの曲をパクるの(笑)」っぷりが
またくだらなくて最高。