「みんなー！外はすごい吹雪だぞー！！」「中もすごい吹雪じゃーー！！！」

ある意味見たまんま？
建物の中も外も猛烈に寒いというシチュエーションで
使ったりします。
まだまだそんなに寒くはないと思うのですが・・・
とりあえず今年、妹から第一声が発せられたので、一応。
単行本が実家で手元にないので、
原文を確認できませんが、
「みんなああ」とかだったかも知れません。

見てのとおり、二人一組でかけあうのが絶対条件。
なので双方が元ネタを知っている必要があります。
ところが、そのネタ元が曲者。


元ネタは岡田あーみん著、
『こいつら100％伝説』での一場面でございます。
忍者のたまごである少年たちとその師匠、
さる事情で同じ屋根の下に
かくまわれることとなったお姫様が織り成す
コメディ漫画・・・・・・・・・・・・・です。
掲載誌は少女漫画雑誌の『りぼん』。

確か修行のために
山ごもりをしようとして猛吹雪に遭い、
木造の小屋に避難していたときのセリフだったと思います。
しかし、細かいやり取りを憶えておりません。
最終的に「めんどくさいから小屋ごと燃やしてしまえ」
という流れになったのはハッキリ憶えているのですが。


えー、実際に読んでいただくのが早いですが、
この岡田あーみんと言う女性の描くマンガは
絵柄もギャグの飛ばし具合もブラック具合も
男性誌でだってここまでやらねえぞ！！
というくらいの暴走ぶりで、
一部で狂信的とも言えるファンを獲得しております。
変態、流血、薬物、狂気ネタは基本中の基本。
ここで挙げたセリフも、
実際のシチュエーションでは相当鬼気迫った表情で発せられます。
荒々しいタッチで描かれた乱暴な表情が
また笑いを誘うわけで・・・

ちなみにこの漫画の主人公たちの名前は
「極丸（きわまる。たぶんキワモノのキワ）」
「危脳丸（あぶのうまる。言わずもがな）」
「満丸（まんまる。一応常識人）」。

とは言え、笑いの技法自体は
古き良きドタバタ系コントのノリで取っ付きやすく、
意外と人を選ばないものになっているあたりが
また恐ろしいところです。

あまりの過激さに、
今ではマンガを引退した作者本人ですら
記憶から消し去って欲しい代物らしいですが、
そんじょそこいらの生ぬるいギャグでは
物足りない！　という方には
やはり一読をおすすめします。
たぶん世間的には
『お父さんは心配性』の方が有名です。
こっちは文庫になっているので
少し買いやすいかも。


今回の記事、突発的に
岡田あーみんについて書きたくなったと言う事が
バレバレですね。


※追記
ああ・・・自分の一人称が「オイラ」なのも
この人のせいのような気がしてきた。
あっちはひらがなでしたけど。