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IT業界17年。60代になっても現役で頑張るおばちゃんがアレコレ綴ってるブログです。

最高のエンターテインメント

2022-08-07 18:23:47 | Movie
6月、WOWOWでダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドとしての最後の作品となった「NO TIME TO DIE(ノー・タイム・トゥ・ダイ)」初放送記念でダニエル・クレイグ祭りが行われました。

WOWOWの番組紹介の表紙です。

大げさじゃなく、WOWOW契約しててよかったぁー と心から思いました。
ブログの過去記事を読み返し、前回の007祭りが2018年だったことを知りました。
そっかあーあの時も「SPECTRE」初放送記念だったなぁと感慨深く思い出しました。

さて、ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド最後の作品である「NO TIME TO DIE」がどうだったか。
一言 素晴らしい です。
あれから何度も何度も見返していて、字幕、吹き替えメディアに落とし、今も隣のモニターに写しながらこれを書いています。
正直「あぁーもうダニエルのジェームズは見れないんだぁー・・・」とダニエルロス状態が続いています。

批判で始まったダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドですが、公開されると過去作品を上回る興行収入を叩き出し、2作目の慰めの報酬が公開される頃には「ボンドはもはや彼以外考えられない」と世界中の007ファンに言わしめるほどのシリーズとなりました。

彼の5作品すべてを見ての統括になりますが、ダニエル・クレイグは6代目ジェームズ・ボンドを担ったのではなく、これまでの過去作品とは別の次元の「ダニエル・クレイグの007」という世界観を5作品を通じて完結させたのだと改めて思いました。
勿論、007作品は今までも、そしてこれからも、世界中の映画ファンに愛され続けるシリーズであることに間違いはないのですが、彼を軸として作り上げられたこの5作品は、明らかに過去作とは一線を画しています。

一話完結的なコンセプトで作られてきたピアース・ブロスナンまでの007とは異なり、ダニエル作品は1作めである「カジノ・ロワイヤル」から一貫して一つのストーリーが深く静かに進行しています。
そしてそれは5作品すべてを見終えないと「あぁーそうだったのか」と納得しないという、いや違うな、納得させてくれてありがとう!!
と、言いたくなるほど見事なまでの緻密さで完結しています。

大勢出て来る派手で美しいボンドガール。
次々と出てくるボンドガールたちみんなとベッド・イン・・・みたいなボンドは存在せず、一人の女性を一途に愛し、不器用で、情に深いジェームズ・ボンドが傷を負いながらも任務をまっとうする姿に心打たれます。
NO TIME TO DIEを見終えてすぐ、カジノロワイヤルから一気見しないかん!!
と、いても立ってもいられなくなり、2週続けて5作品すべてを一気見してしまうほど、私はダニエル・クレイグの007に魅了されました。

何度も言いますが・・・・
あぁーもぉダニエル・クレイグのジェームズは作られないんだ・・・かなしぃーーーー。


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久しぶりにドハマリしたドラマ

2022-01-02 23:15:18 | Movie
金曜22時に放送されていたTBSのドラマ「最愛」ご覧になってましたか?
素晴らしい脚本
キャストの皆さんの魂のこもった演技
どの角度から見ても文句のつけようがない、一部の隙もない完璧なドラマだったと思います。

岐阜弁(正確にはドラマで使われてたのは飛騨弁ですが)が耳に馴染んで馴染んで。
岐阜県出身の私としては朝ドラ半分青いを見た時以来の感動でした。

あぁーーー
吉高が「私やっとらんよ」
松下洸平が「好きやよ」
ぎゃああああああああああああああああ
岐阜のアクセントだぁあああああああ

正直、朝ドラの時の佐藤健、永野芽郁よりも岐阜弁が馴染んでました。
吉高由里子と松下洸平の演技力の高さというか、役にのめり込むレベルにびっくりしました。

最終回の大ちゃん(松下洸平)の名シーン。

あぁー
このシーンまじで泣けます。


名古屋に魂売ってしまって13年
岐阜出身であることを自らは明かさない私ですが(ってなんでやねん(笑))
今回ばかりは「私が地元に帰ると使ってる言葉を吉高が喋ってるわけよぉーーー」と会社で同じく「最愛」ファンの隣の席のIちゃんに喋りまくる都合のいい私(汗)
「え?Mikiさん名古屋生まれじゃないんですか??」
「あ?違う違う違う。13年前まで岐阜県民なのよぉおおお」
「へぇーー そーだったんですか(笑)」

昨今漫画が原作のドラマが多いですが、最愛は完全オリジナルらしいです。
犯人探しだけでなく、誰かを思う気持ち(家族愛や初恋の相手など)が軸にちゃんとあって、それがこのドラマを更に素晴らしいものにしていました。
ああーーParavi契約しようかなぁー
ディレクターズ・カット版が昨日から放送してるらしいです。
インスタまでフォローするほどハマったドラマ。
今年もこんなドラマがあればいいなぁ~
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007祭り

2018-09-27 01:59:48 | Movie
久しぶりのMovieカテです。
確認したら、なんと、11ヶ月もアップしていなかったという。
仕事に行きだしてピタッと止まっておりました。(映画はずっと同じペースで見てるんですけどね)


さて、9月10月はWOWOWの007祭りでして。
24作品+1全てを週末に一挙放送しております。


こちらがシリーズ24作品目のスペクター


6代目ジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグのシリーズ4作目。
タイトルにもなっている悪の組織スペクター。
そもそも007シリーズを象徴する最大の悪の組織スペクターのはずなのに大人の事情で封印され30年以上。
ついに!本作品でスペクターがスペクターとして復活する007ファンにはたまらない作品であり・・・・
あ、すみません(笑)
ついついマニアックなことを書いてしまいました(笑)

つまりはさ、この「スペクター」って映画はかっこいってことね(笑)
ダニエル・クレイグ演じるボンドがおそらく原作に一番忠実なボンドではないかと思うんですよ。


物心ついてからはロジャー・ムーアのボンドで、ようやく馴染めた頃ティモシー・ダルトンのボンドに代わり、このボンドはちょっとくどいわぁと思い、ピアース・ブロスナンで「うっわめっちゃカッコイーー!」と思い、ダニエル・クレイグになった際、「え?ちょっと地味じゃない?」と感じたんですが、いやいやいやジェームズ・ボンドはこうだよね!
と思うほどボンドの中のボンドです。(って、適当ってことか?(笑))

それでも私が一番好きな007作品は実はこちら。

ショーン・コネリー主役 007シリーズには入っていない番外編である「ネバーセイ・ネバーアゲイン」
007シリーズではないため、例のボンドのテーマは流れませんし、映画のクレジットにも「007」は刻まれていません。
ショーン・コネリーが自らプロデュースし、ジェームズ・ボンドを再演したショーン・コネリーをかっこよく見せるための作品です。

若いわぁ~ この時ショーン・コネリーは50代前半くらいですかね。



今週末は私が初めて007を知ることとなった、「私を愛したスパイ」が放送されるんです。
これをきっかけにその後は全て見てて、昔のはWOWOWなどで後を追う形で全作品見てるわけですが、やっぱりネバーセイ・ネバーアゲインは好きだなぁー と思うわけです。

カジノ・ロワイヤルも捨てがたいんだよなぁ・・・
あーそんなこと言ったらスカイフォールも・・・・いや、スペクターもめちゃ良いしなぁ・・・
話が尽きません(笑)
それくらい007シリーズは大好きです。
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安定のエンターテインメント トム・クルーズ【アウトロー】【ジャック・リーチャー NEVER GO BACK】

2017-11-01 17:39:37 | Movie
ミーハーな私
トム・クルーズの映画は全部とは言わないまでも大半は観ています。

今回は2012年作品『アウトロー』と2016年作品『ジャック・リーチャー Never Go Back』の感想を書こうかと思います。
これ、題名のイメージが異なるので、知らない方もいるかもしれませんが(実際私は知らなかった)
この作品、小説ジャック・リーチャーシリーズを映画化したシリーズ物です。

1作目の『アウトロー』は邦題でして、原題では『ジャック・リーチャー One Shot』なので、オリジナル的には辻褄が合ってますな。
なんで日本版はアウトローとしたんやろ・・・? 
と疑問に思ったので一応探ってみました。
Wikipedia情報から読み解くに、小説ジャック・リーチャーシリーズの9作目である『One Shot』は日本版和訳では『アウトロー』なんだそうで、この日本版の小説『アウトロー』に寄せたんかな?と。
(ってややこしいわぁ(笑))

シリーズならばこの辺は統一しといてもらわんと・・・などという私の感想は置いといて(笑)


1作目と2作目
どっちが面白い? ってなると、私的には1作目の「アウトロー」ですかね。
共演の弁護士役 ロザムンド・パイク が好きってのも影響してるんですが、単純にストーリーがいいです。
ほっほぉーー そうだったのか!
みたいな意外な展開が待っています。



1作目(アウトロー)のほうが面白いと言いましたが、かと言って2作目のジャック・リーチャーNever Go Backがつまんないかって言うと決してそんなことはありません。
トム・クルーズの映画って(お金を出して観に行ったとしても)それなりの満足感は得られると思います。
観る側のことをよくわかってるというか、超絶面白くもないけど、クソつまんないわけでもないという。
そういう意味で安定感は抜群だと思います。
観なくてもいいけど、観て損はないよ みたいな。
知り合ったばかりのカップルが初の映画デートにチョイスするには丁度いいみたいな。


トム・クルーズも55歳だそうで・・・
いやぁー 本当にびっくりですよ。
あの体力、あの若々しさは目を見張ります。
スゴイのは、55歳の体に鞭打って・・・的な、無理無理感を感じさせないところが何よりすごい。
SCOOP福山さんに感じた無理無理感を一切感じさせないのは、やはりハリウッドスターのストイックさがはハンパないってことなんだろうなぁ。


ミッション・インポッシブルのトムも好きだけれど、こっち(ジャック・リーチャー)のトムもなかなかいいね!
って感じの映画でございます。
(って・・・よぉ分からんって?(汗))

Comments (2)
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邦画の迫力を感じました【64‐ロクヨン‐前編/後編】

2017-09-18 04:04:21 | Movie
2016年5月に前編が 同6月に後編が公開された超大作「64‐ロクヨン‐」
WOWOWでの初放送は春くらいだったのかな?

興味はあるものの前後編じっくり見る気力がなく敬遠してたんですよねぇ。
おっしゃー観るか!
と、一昨日急にスイッチが入りまして、前後編続けて一気に観ました。



ものすごーく良くできた作品だと思いました。
原作知らなくてもちゃんと楽しめますし、何故そこに至ったのかの理由もちゃんとしてる気がしました。
って・・・むっちゃ適当な感想か?(笑)

この手の作品って絶対に
「原作の良さが描かれていない」とか「緻密さに欠ける」みたいな意見ってあると思うんだけど、もしかしたら敢えて緻密に描かないことで伝えようとしたのかな?
と感じたりします。
おそらくですが、主役の佐藤浩市しかり 三浦友和しかり、仲村トオル、永瀬正敏、奥田瑛二、瑛太・・・
とにかく俳優陣の演技力がすごいので、そのあたりの細かなことは読み取れるっしょ?
みたいな、気概を感じます。

個人的には前編のワンシーンにしか出ていない椎名桔平(キャリアの本部長役)の演技に「ほぉーー」と思いました。
下々の者の意見など眼中にないって感じの見下した感じを、あのワンシーンで実に見事に演じています。


佐藤浩市の部下の役で綾野剛が出てるんですが、綾野剛ってほんと、めっちゃいろんなキャラクターになれるなぁと感心します。
個人的には彼のハマり役は『リップヴァンウィンクルの花嫁』のなんでも屋「安室 行舛(あむろ ゆきます)」じゃないかなぁ。
(しかし、役名、安室 行舛(あむろ ゆきます)ってどーなんよ(笑))


話を映画64に戻し・・・
わずか1週間で幕を閉じた昭和64年。
そのたった7日間の間に起きた7歳女子誘拐事件。
身代金は奪われ、女児は遺体で発見される。
わずか一週間しかなかった昭和64年に起きたこの未解決事件は、関係者の間で「64(ロクヨン)」と名付けられた。
時効まであと一年となった平成14年、ロクヨンを模倣したかのような誘拐事件が起こる・・・

といったかなりドラマチック、かつ、ミステリアスな内容です。
前編は過去の事件、そして、模倣とも思える誘拐事件が起こるまでを、後編は、模倣の誘拐事件の真相、真犯人逮捕、そして、14年前に起きた64の真相が描かれています。

原作とは違う映画オリジナルのラストだそうで、それについて賛否が分かれてるそうです。
原作を読んでいないのでなんとも言えないんですが、先に書いたように、原作を知らなくても楽しめる内容になっているので、あのラストがやはり見ていてしっくり来ました。

先日書いたWOWOWドラマの「プラージュ」を見ても感じたんですが、犯罪者の側にもそうならざるを得なかった理由がある・・・という側面が描かれています。
(ま、コチラの64のほうが深刻ではありますが)
ここのところ、漫画が原作の映画ばかりを見てたせいか、小説が原作の映画ってやっぱ深いなぁ・・・と感じました。
(どうでもいいけど、この浅いペラッペラの感想はどーなんよ(泣))

この映画を見て、同じく横山秀夫原作の映画「クライマーズ・ハイ」が見たくなりました。
勉強不足だったんですが、内野聖陽主演の「臨場」シリーズも横山秀夫だったんですねぇ・・・
臨場劇場版も結構好きなんだよね。

最近長編小説を読む気力がなくて・・・
映画で堪能することとします。


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WOWOWドラマ【プラージュ~訳ありばかりのシェアハウス~】

2017-09-14 03:41:18 | Movie
Movieカテではありますがドラマもついでにご紹介。

WOWOW連続ドラマW枠で8月12日(土)から放送された『プラージュ 訳ありばかりのシェアハウス』が先日最終回を迎えました。

撮り溜めていた4話までを二日間で一気に見て、最終回は待ちきれなくてリアルタイムで見てしまいました。
そのくらい面白かったです。


原作 誉田哲也
主役 星野源
石田ゆり子 仲里依紗 眞島秀和 渋川清彦・・・ 
ちょっと個性のある面々に、話題性はやはりスガシカオさんが俳優として出演してるってことですかね。

星野源って人の存在は昨年のドラマ「逃げ恥」で始めて知り、それ以上でも以下でもないというか、
「ふぅーん 逃げ恥のあの人が主演なんだ」
程度の認識だったんですが、夏前くらいからWOWOWのこのドラマにかける意気込みと言いますかキャンペーンがやたら凄くて(笑)
確か初回無料放送だったみたいなので、それなりにWOWOWのこの夏イチオシのドラマだったかもしれません。
そんだけプッシュするんならおもろいんだろうな 的に撮っておいたんですが、いやぁーめっちゃおもろかったです。

初回はテンポよく、あれよあれよという間に星野源演じるたかお君は覚醒剤使用の罪で執行猶予付きの前科者になってしまいます。
裁判が終わり自宅アパートに戻った直後、他の部屋で火事が起こりアパートを焼き出されたたかお君。
仕事も、家もすべてを失ったたかおくんがたどり着いたのは、訳ありばかりが住むシェアハウスのプラージュ。


オーナーの潤子さん(石田ゆり子)が開くカフェを手伝いながら再生していくたかお君を軸に、個性溢れる住人たちの訳ありになった理由、そして世間から受ける冷たい仕打ちなども丁寧に説得力ある内容で展開されていきます。

前科者を受け入れられるのか・・・ってのがこのドラマの一つの軸なんですが、それと同時に、前科者を受け入れる必要がないこともちゃんと描いているのがこのドラマの深いところであり、素晴らしい面だと感じました。
こういったデリケートな問題(罪を犯したものが社会で再生していく姿)をドラマ化する場合、
「罪人だからと言って悪い人ばかりじゃない」
的な側面だけで収めがちなところを、ちゃんと逆説も描かれているから
「だからと言って罪は罪。世間の冷たさをも受け入れるべき」と、納得させられる。

Blu-ray、DVDの発売も決定したみたいなんですが、見たい方は是非WOWOWを契約すべきです!
このドラマに限らず、WOWOW制作のドラマは本当に素晴らしいです。
何度でもリピートで再放送してるし、なんならオン・デマンドでネットで見れるし。
秀逸なドラマが多いのでほんとに契約して欲しいわぁ~
って・・・WOWOWの宣伝マンか!(笑)



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このオチはどーなんよ 福山雅治【SCOOP!】

2017-09-04 17:40:59 | Movie
2016年公開の福山雅治主演 SCOOP!
公開前から初の汚れ役 とか
イメージ一新 とか
福山雅治新境地開拓! みたいに言われてた本作品。


福山雅治を未だかつて一度も『カッコイイ』と思ったことのない私としては、初の汚れ役だろうが、新境地だろうがなんだろうが一切興味がなく、ただただWOWOW初(ってことはテレビ放送的に初)なので録画。
一昨日さくっと見たんですけどね・・・・

一言で言うと
『このオチはアカンわぁ』ですかね。


汚れも汚れ、強烈キャラの主人公のわけですが、いかんせん福山さんだけに強烈度が全く入ってこない。
これはキムタクにも言えることだけれど、ここまで2枚目俳優推しで来られた方ってのは何を演じても『福山さん』ってのを払拭するのは多分無理だと思うんですよ。
どんな汚れ役をやっても、それはあくまでも『福山さんが演じる福山さんの汚れ役』であり、純粋に主人公に感情移入できないというハンデがありますよね。

↑映画冒頭、巨乳のお姉さんの胸を揉んじゃうシーン


見てない方のために大どんでん返し的なラストは言いませんが・・・
なんちゅーか
「えええええええええええ これはズルいわぁ」
と、叫んでました私(笑)
いくらなんでもこのラストはあかんやろ と(笑)

このオチでなかったら、よくできた映画だと思えたと思います。
そこに至るまでの伏線とかもちゃんと張られてるし、強引なストーリー展開もないのでお金払って見たとしても満足のいく作品だと思えただろうに、あのオチにしたばっかりに、
「このオチはアカンわぁ」であり、それと同時にとっても後味の悪い作品になってしまった気がします。
これは多分「福山さん」だから「このオチはアカン」になってしまったと思うわけです。
プライベートまでも二枚目としての生き様を貫いておられるような方が演じるには無理がある役どころだと思うんだよね。
例えばこれが福山さんではなく、西島秀俊とか大沢たかおとか
(要はプライベートまで二枚目キャラを通していない人)
であったなら、衝撃のラストがしっくり来たんじゃなかろうか。

本作品の伝えたいことが「一人の男の生きざま」だとするならば
(と、私は感じている)
それを伝えるには妙な先入観を持たれない俳優さんでないとアカン気がする。
生き様が2枚目である福山さんみたいな人ではもったいないなと思うわけです。
しかし、だからと言って、西島秀俊が主役だったらどうやろ?
と言うと、いやいや こんな浅いストーリー西島じゃなくてよくない?
となるんだけど(笑)


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これ系の映画好き【バイオハザード ザ・ファイナル】

2017-08-24 13:57:09 | Movie
シリーズ6作目である本作品。
一応この作品でミラ・ジョボビッチのシリーズは終了ってことなので『ファイナル』と付けたんだとか。
(キャスト一新して新シリーズ化とか?)

CAPCOMのゲームを元に作られた本シリーズ。
(ゲームはちょっとだけやりましたが、方向音痴の私には全くもって無理(笑))
映画化される と知った時『ほぉーー 日本のゲームがハリウッド映画になるんだぁー』
と、ちょっと感慨深かった記憶です。

シリーズは1~5まで、全部見てるんですが、1以外はどのストーリーがどれなのか混乱しちゃってて分かんないという(笑)
真っ白の船に乗るのが3? あれれ4だっけ?
んじゃあ東京とか実物大の街ができててその中で戦うのは・・・・5??
うーーん・・・・みたいなね(笑)

要するに、内容は重要ではない ってのがシリーズ全部を通しての私の感想。
アリス(ミラ・ジョボビッチ)がアンデッドを、まぁーカッコよく倒すわけですよ。
これはさすがに倒せないのでわ?
なんて思えるもんのすごいアンデッド(タイランドとかね)も見事にぶちのめしてくれるわけで。
まぁー惚れ惚れするのなんのって(笑)
アリスの勇姿をほぉーーすっごーーーい かっこえーーー と楽しむ映画のような気がします。

シリーズ最後っていうのも注目点ではありますが、最も注目すべきはローラが出てるってことじゃないでしょうか。
(4,5に出てた中島美嘉も注目だったんだけどね)
ローラがオーディション受けて出演を勝ち取ったとか、そのために英語をメチャメチャレッスンしたとか公開前に取り上げられてたこともあり、めちゃめちゃ期待してたんですよ。
最近はもう字幕がキツくてすっかり吹き替え派になってたと言うのに、ローラの英語が見たくて字幕版にしてみましたがな。

んが・・・・
序盤15分くらいかなぁ??
バリケードを突破され、アンデッドの群れに噛みつかれるローラちゃん。

え・・・・マジ??
えええええええええええ!!
もう死んじゃったじゃん!!
メンバで最初に死ぬんじゃなかったっけか。

まぁ、アリス以外の主要メンバは殆ど死んでしまうのがお約束の映画なので、死んじゃうのは致し方ないとしてもよ。
あまりにも早くないか?(笑)
もうちょっと活躍させてくれればいいのにぃーーー と思いました。
(そこはちょっとがっかり)
ちゃんとセリフもあって、ふた言くらいは喋ってましたけど、あの短いセリフでは英語力がどうとか判断できずでございました。


話を映画の内容に戻し・・・
ストーリー的にはちゃんとオチもあるし、シリーズの中で一番辻褄が合っている展開だと思いました。
そういう意味でファイナルとしての位置づけを果たしているのと、アンデッド系の映画は数多くありますが、やはりバイオハザードはその中でも群を抜いてるなぁと思います。
アンデッドがよぉ出来てるもん(笑)
CGなのか特殊メイクなのか分かんないですが、安っぽさを感じることなく見れる唯一のアンデッド系の映画だと思います。
『ゾンビがうじゃうじゃ出る映画ってどーなの?なぁーんか安っぽいじゃん?』
と、この手の映画に否定的な方も、まずはバイオハザードを見てから判断してよ と思ったりします。

そう!
バイオハザードは超一級のB級映画だと思うんですよ。
でもね、超一級なだけにちゃんとしています(笑)
キャスト、セット、CG・・・どれもキッチリちゃんとしてるので、少なくとも邦画のSF超大作と銘打った作品を見るよりは、こっちのが断然格上じゃないかなと。
見たことない人に見て欲しい映画だなぁ~



バイオハザード:ザ・ファイナル


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生田斗真好きならいいかもねぇ【秘密 THE TOP SECRET】

2017-08-10 12:19:53 | Movie
公開された時から興味があったこの映画。
生田斗真が好きってわけではなく、岡田将生と松岡桃季君共演の『ゆとりですがなにか』が好きだったので、二人が一緒に出てるのならって理由で観たかったんだよね。


で、感想なんですが・・・・
うーーーーーーん・・・・生田斗真が合ってないんじゃね?
松岡桃李と生田斗真が入れ替わったほうが良かったんじゃないかなぁと個人的には思います。
というか、どなたかのブログにも書いてあったんですが、全体的にキャスティングに無理があると感じます。
主役のエリート刑事は生田斗真なのか?
親友のために命を落とす刑事は松阪桃李で良かったのか?
みたいなね。
唯一岡田将生はその中でもハマってたような気がしますが、それは多分、岡田くんがどんな役でもこなせる若手俳優(と私は思っている)だからなのかなと思ったりね。
(岡田くんっていい意味でも悪い意味でも、アクが強くないもんね)


原作は漫画だそうで、原作だともっと緻密に繊細な部分まで描かれているそうですが、2時間ちょっとにこれだけの内容を詰め込むことに無理があるんじゃない?
ってのを、原作を知らない私が観ても感じました。

犯人がサイコパスである
ってのが一貫したテーマとして流れてるんですが、サイコパスに至る(至った)理由が雑過ぎて
「いやいやいや そんな理由で?えーーー?」
みたいなツッコミをいちいち感じました。
2時間だからこうなるのか、そもそもこの程度の説明でいいや ってことなのか、いずれにしても説得力に欠ける気がしました。
生田斗真はクールなエリート刑事なんですが、この人はチャラい役のほうがハマる気がするわ。

あ、それと
物凄く気になったことがあるんですよ。
主役の生田斗真演じる薪は、シャツの下にずっとハイネック着てるんだよね。
スーツ下に着るシャツの下にハイネックなんですよ。
あれはなんで??
首に傷があるの?
ただ単に寒がりだから?
他になんか意味あるの? とずーっと気になって気になって(笑)

原作読めばその疑問が解消されるんでしょうかね。
謎だわぁ~
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これはアカン【新しい靴を買わなくちゃ】

2017-08-03 05:34:51 | Movie
暇に任せてWOWOWで映画ばっか見てることもあり、映画カテ作成しました。


さて、先日見た『新しい靴を買わなくちゃ』
2012年の作品で、中山美穂 向井理共演のラブストーリー(?)
『大人の女の胸キュン』を全面に押し出した作品であったような記憶。
全編フランス(パリ)ロケで、中山美穂と清潔感イケメンの代表とも言える向井理が共演・・・・
『オラオラお前ら(おそらくアラフォー?あたり?)こーゆーの好きだろ?的な?戦略臭がプンプンします(笑)


脚本、監督が北川悦吏子・・・・

えっ・・・えーーーー そーなの?
北川悦吏子監督ってどーなんよ。
と、いったん躊躇したものの、プロデュースが岩井俊二なんだから、まぁそこそこイケるだろと。

で、見たんですけどね・・・・
あかん
これはアカン
WOWOWだから良かったものの、お金出して映画館行ってたらまっちがいなく
『金返せ!』と思っただろうなと。
ていうか、私が今まで見た映画の中でも指折りの『アカン映画』じゃなかろーか。


何がアカンってね、脚本・監督北川悦吏子様
コレに尽きますな。
岩井俊二のプロデュース力を持ってしても、北川悦吏子の破壊力には勝てなかったと。
そーゆーことなのだと思います。
なんちゅーかねぇ・・・・映画ナメんなよマジで(笑)
メガホンなんて取るなよ!
ドラマの脚本だけ書いててください。
映画撮ろうだなんてほんまやめてくれー って感じ。


アオイのアパートで、年下イケメン(売れっ子カメラマンでもある)センが
『僕やりますよ うまいんです(笑)』なんて言いながらコーヒーを淹れるシーン


過去、北川悦吏子様脚本のドラマはそりゃーいっぱい見ています。
(「あすなろ白書」「愛していると言ってくれ」「ロング・バケーション」「ビューティフルライフ」などなど)
感動したし、北川悦吏子好きだぁ~ と当時は北川悦吏子様の書くドラマのファンでした。

けどね?
多分それは、私自身が、その時代のその世代にドンピシャはまってたから素直に受け入れられたのかなぁ・・・ってね。

ロング・バケーションの山口智子は31歳って設定で
(実年齢もそうだったような・・・)
キムタクも役の年齢と実年齢が同じでさ、
「へぇー 30過ぎても年下イケメンと恋ができるかも?」
と共感したんだよ。


北川悦吏子様は恐ろしいほど20年前と変わっていらっしゃらないのだと、この映画を見て感じました。
北川悦吏子さんは私とほぼ同じ年(あっちが学年いっこ上)なので、20年前のまま50過ぎちゃったんだね・・・と、ストンと腑に落ちました。

55過ぎた女子が、(恋愛に関しては)20年前の感性で脚本を書くとこうなるんやな・・・と。
『私若いんだよね~当時と変わってないのぉー』だとしたら、
いやいやアカンて変わってもらわんと と、思うのです。



話を映画に戻すと・・・・
今時、そのセリフはないわぁ~ とか
え・・・そんな不自然な転び方・・・いやいや そもそも、そんな偶然に出会う?
てか、出会いのきっかけが『女子転倒→イケメン助ける』ってないだろ今時。
(韓流でも使わんだろこの演出)
えーーーーーーー?!出逢った初日から二人だけで飲みに行っちゃうわけ?
ていうか、百歩譲ってありだとしても、そこに至るまでが雑~~~ 説得力ないわぁ~
しかもしかも、初対面のオトコと飲みに行って意識失うくらい酔っ払う?
イケメンもイケメンでそんな親切にアパートまで送る?
えーーーー!そのまま二日間も泊まっちまう?
い、イケメン君・・・・このアラフォー女性の一体どこに惹かれたの?さっぱり分かんなーーーーい!!
ぎゃあああああああああああああああああああ

みたいな映画です(笑)
この内容に、誰が、どの世代が、共感できるんでしょうか。

ミポリンと向井くんが可哀想過ぎる・・・とも思いました。
だって、あれはもう北川女史の指示でしょ?
「こんな感じでもっと普通っぽく、素人くさい感じでセリフ言って~」みたいな?
二人はもっと演技力あるよ 間違いなく。
無理やり演技力を抑え込まれたような気がしてならない。

ミポリンに痛々しいアラフォー(セリフやリアクションがいちいち痛々しい&20年古い)を演じさせるのもどーなんよ。
あれはもう北川女史のイジメじゃなかろうか(笑)
オマケに役名の『アオイ』ってさ、完全に『冷静と情熱のあいだ』の主人公『あおい』をパクってるよね?
でもって、冷静と情熱のあいだ の作者は辻仁成(江國香織と共作)じゃん?
悪意を感じるのは私だけでしょうか。



二人の席の取り方が変
何故に対角線?

と思いきや・・・・その数時間後には同じ毛布にくるまってしんみりとお話・・・・



ミポリンへの最大のイジメだな・・・と思ったのは顔の大きさ。
ハッキリ言って超小顔の向井くんじゃダメでしょ。
向井くんのほうがお顔が小さいってのはさぁー アカンよねぇ~

「アラフォー女子の年下ケメンとの淡い恋」を、シンプルに打ち出したかったのであれば、相手役はミポリンと比較しても顔のバランスに違和感を感じない俳優を選んであげてよぉ~
(斎藤工 とか 玉木宏 とかね)


北川悦吏子様が向井くんが好きなのかもなぁー。
もしかしたらこの映画は
『イケメン君とのパリでの出会い~~~』
みたいな、北川悦吏子様の妄想を打ち出した映画なのかもなぁー。


唯一良かった点があります。
パリを自分が歩いたような気分になれます。
パリって良いな・・・行ってみたいな と思わせてくれます。
そこは満点!

最後に・・・
私、映画を見る際はどれもそれなりに楽しもうと自ら良かった点を探そうとするタイプっていうんでしょうか。
あんま酷評ってしないんですよ。


ちょっと前に紹介したアン・ハサウェイの「マイインターン」
私は大好きなんだけど、結構「ちゃんちゃらおかしい。嫌いだー」みたいな人も多い映画らしいです。
でもね、これと比べたらめっちゃちゃんとしてる。
(これと比べたらアカンかもしれんが(笑))
「えー?今時の起業するようなバリバリのアメリカ女ってそうかぁー??もっと強いでしょ?」
とは感じるものの、ストーリーとして辻褄が合っていて、こっちほど雑じゃないもん。


なんか違うの見てお口直ししたいところです(笑)
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