昨日のこと。
長文になりそうです。お付き合いくださいませ(笑)
先日のリカマンワインフェスタでテンション高く購入したガンチアのモスカート・ダスティー。
飲みたくてしょうがなかったもんだから、手作り餃子と小洒落たポテサラを作ったことだし
『おっしゃー今夜は飲む!』と決め、旦那の帰りを今か今かと待ってたわけですよ。
(餃子にスパークリングって合うん?とかのご意見はスルー致します(笑))
超久しぶりに(というか、ほぼほぼ出たことがない)ワインクーラーまで引っ張り出し、早々とボトルをセッティングし、餃子も『このタイミングで作り上げれば美味しい状態で焼ける!』って言うタイミングで完成し、後はいい感じで冷えたガンチアのコルクを抜き、餃子をホットプレートに乗っけるだけ・・・・
と、準備万端で待つも、旦那がちっとも帰ってこない。
きいいいい となりかけた頃、後20分で帰る との連絡が入った。
と、ここで、
オープナーってあったっけ・・・?そもそもの疑問が浮上した。
ここまで準備してオープナーないやん!などの事態は最も避けねばならない。
確か引っ越しの際、なんで我が家にこのような小洒落た物が?と疑問に思った『ソムリエナイフ』があったはず!
(なんでソムリエナイフがウチにあるのかは未だ不明)
キッチンの引き出しを探し、出てきたコチラ
おっしゃー 20分で帰るなら今から抜いてもいいな・・・
と、よく行くワインバーのソムリエがスマートにコルクを抜く姿を思い起こし、めっちゃ切れるナイフでラベルを切り、きっちり真ん中にスクリューを差し込みグリグリっと回し・・・ここまでは完璧。
テコの原理を利用し、コルクを押し出そうとするも、このガンチアのモスカート・ダスティの硬いこと硬いこと。
中年女の力ではびくともしない。
変にグリグリしてコルクを砕いてはいかん。
これは旦那にお願いすることにし、私はホットプレートに電源を入れ、餃子を焼く準備に取り掛かった。
が・・・この判断が間違ってたわけなんですけどね・・・・(泣)
帰宅した旦那に、ソムリエナイフを差し込んだまま冷えっ冷えの状態で超飲み頃のモスカート・ダスティを預けたのだが、こういった作業がからっきしダメな旦那。
(旦那本人はそれに気づいていない。むしろ、そこそこやれると思っている)
餃子を焼きながら旦那の様子を観察してたんですが・・・・。
「えっ?なんでスクリューを引き出そうとしてるの?!」
慌てて聞くと
「だって、差し込み方が悪いんやろ?もう一回改めて差し込んで一からやり直しやん。オマエがいらんことするからアカンのよ」
そ・・・そーーーかぁあ?? ちゃんと真ん中に差し込んだんだけどなぁ・・・。
力が有り余ってる旦那。
あっという間にスクリューを引き抜いた。
そんな一気にグリグリ引き抜いて大丈夫なのか・・・・?
ハラハラしながら見ていると、
なになになに?いやいやいや その角度では絶対にアカンやん?
と、素人でもアカンと分かる角度で新たにグリグリとスクリューをねじ込んだ旦那。
明らかにアカン角度で差し込まれているというのに、今度は力任せにグリグリーっと引っ張り始めた。
いやいやいや アカンアカンアカン そんなことしたらコルクが瓶の中で砕けちゃうのでは?
「ちょっとそれだと無理なんじゃない?」
と、慌てて注意を入れるも
「はぁ?黙っとけ!動き出した!」
怪力に抵抗をやめたのか、少しずつ顔を出し始めたガンチアのコルク。
いやいやいや それ大丈夫?
コルクが砕けて裂け始めてるんちゃうの?
と、感じた矢先
「おっしゃーーー!」
と、旦那が大声を出した。
顔を出したコルクを力任せに手で引き抜いた模様。
抜けたか?
すると・・・・
旦那の手には下がポロポロした状態の残骸のようなコルクの半分が・・・・・
「あれ?」
あれ?じゃねーし!!
半分に砕いてどーすんねん!!!
最悪。
きいいいいいいいいいいいい がマックス状態になりながらも、こーゆー時に私がキレて何度となく大げんかに発展した過去を思い出し、メチャメチャな精神力でだんまりを決め込んだ私。
アカンアカンアカン 冷静に冷静に。
せめて餃子だけでも完璧に焼こうと心に決め、とっくに焼けた第一陣の餃子を取り皿に取り、黙々と第二陣をホットプレートに置く。
そんな私のことなどお構いなしの旦那から信じられないセリフが飛び出した。
「道具がアカンな」
は・・・はぁあああ? 道具だとぉおおおお??
ど、道具やないやろ!!
あんたのやり方がどんくさいからやん!!
むっきいいいいいいいいいいいい!!
あ・・・アカンアカンアカン 怒ってはいけない。
ここは冷静に・・・・。
「あったあった!あるはずやぞ?こうグイグイーっともっとやりやすい道具!」
自分の落ち度など微塵も感じていない旦那。
ちゃんとした道具があるはずと主張しだした。
ちゃんとした道具であれば問題ないというのか?いやいやそうじゃないだろ?
そもそもソムリエナイフってちゃんとした道具じゃボケ!
きいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!
と、心の中は崩壊寸前なのだが、いかんいかんキレてはならない。
キレた所で美味しいワインが飲めるわけではない。
あっ!そう言えば!!
昨年旦那が保険会社の招待でロンドンに行った際、おみやげで貰ったどえらいごついケースがあったが、もしかしたらあの中に!
それがコチラ
なんとも素晴らしいセットに改めて驚いたわけですが、そんなことに驚いてる暇はない。
これならちゃんと出来るんだろうな!
もうつべこべ言わせんぞ!
「これやてこれ!あると思ったんだよねぇー」
と、もはや半分となってしまったコルクに改めてスクリューを差し込む旦那。
が・・・・
瓶の中で破損してると思われるコルクはすんなりと出てくれるはずもなく、ちょびっと顔を出しては力任せに旦那に指でひきちぎられ・・・を繰り返し、ついには全く出てこなくなってしまったのである。
「アカン。もうダメだ!瓶の中に落とすぞ!」
はぁあ?瓶の中に、お、おとすぅううううううう??
最悪。
なんやねん!
なんでそーなるねん!!
餃子は冷め、旦那にこねくり回された挙句コルクの一部が浮遊するガンチアのモスカート・ダスティはぬるくなり、何もかもが最悪の状態であるにも関わらず、
「はぁー やっと飲めるなぁ~♪」
と、何故か達成感でテンション高い旦那。
超ぬるいモスカート・ダスティをグラスに注ごうとした。
「ダメダメ!!ダメだって!ぬるくなってるやん!」
それまでの鬱積が一気に飛び出したのか、自分でも驚くほどの大声で旦那を静止した。
「は?」
大声を出されたのが気に食わなかったのか、明らかに不満げな表情で旦那が私を睨みつけた。
は・・・はぁああああ??
怒りたいのはこっちやわ!!
「いや・・・だからさ、ヒエヒエの状態で飲みたいじゃん」
これを言うのがやっと。
格闘した挙句、コルクを中に落とすなどという最悪の事態をどう受け入れたらえーねん!!
冷めてるし(あ、餃子がね)ぬるいし(あぁ、ガンチアがね)おまけにコルクが浮いとるねん!!
どーしてくれんねん!
は?もしかして、
「頑張ったねぇ~。ありがとう!このコルクが硬すぎたねぇ。最初からちゃんとした道具を渡せばよかったねぇ」
とでも?言ってほしいとか?
じょ、じょーーーだんじゃない!!
この後の食事が相当きまづくなったことは言うまでもない(笑)
もぉおおおおお
スマートにワインを開けてくれる旦那がほっしーーーーーーーーーー
くっそおおおおおおおおおおおおおお