ひとり気ままに

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富山県[立山博物館]

2011-07-13 22:25:31 | 旅行記
富山に着いて、あちらこちらで見かけたポスター。
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7月1日~9月25日まで開館20周年記念特別企画展として、「立山曼荼羅」が開催されている。
とてもいいタイミング。
場所も雄山神社 中宮祈願殿のすぐ隣。

博物館に入って入場料を払う。
入場料が300円と企画展入場料が200円。
JAF会員は割引で440円だった。

曼荼羅というと、高野山を思い出す。
宗教的なものとはわかっていたが、高野山の曼荼羅とまったく違うもので驚いてしまった。

霊山のひとつである立山。
昔から、修験道の場でもあったようだ。
また「立山信仰」と呼ばれるものがあり、富士講と同じく、衆徒が全国に布教活動をしていたようだ。
この布教活動に使われていたのが、立山曼荼羅。

上部には神々を描き、真ん中には地獄を描き、下部には立山開山の話や、女性救済の儀式などが描かれている。
地獄の絵図があまりにも強烈で驚いてしまった。

地獄絵図の中に「血の池地獄」がある。
ここには女性が落ちると言われている。
出産や月経での出血が不浄を及ぼすからだそうだ。
明らかな性差別。

ここも女人禁制であった。
女性がいると修行に実が入らないのが理由であり、男は弱い者という証である。

昔の人々は、この曼荼羅を見て、自分は地獄に落ちないようにと信仰をしていったのであろう。




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