ひとり気ままに

バツイチ女のひとりごと。離婚した人も、離婚を考えている人も、そしてこれから結婚する人も、「気ままな話」を聞いてください。

【本】 知られざる北斎

2018-08-15 10:07:29 | 本と雑誌
知られざる北斎 (幻冬舎単行本)
神山典士
幻冬舎

新聞の広告ランで気になった本。

「モネ・ゴッホはなぜ北斎に熱狂したのか?」

 

浮世絵師は沢山いたのに、なぜ北斎が「世界の北斎」と呼ばれるのか。

私にも疑問であった。

その疑問が解けるのかと思い読んだが、疑問は疑問のまま残ってしまった。

 

ただ、浮世絵が海外に流れて行ってしまった理由がわかった。

西洋では「コレクショニズム」がある。

これは、世界中の価値ある物を自分たちの価値観で体系化し、世界を所有することであり、

それを一般に公開して、自分の立場と力が上位に立つことを誇示する事である。

そしてそれが資本主義である。

つまり、19世紀末に起きた「ジャポニズム」西洋人が日本の美を愛したのではなく、美を通して日本を飲み込もうとしていた。

 

始めは、鎖国時代だったので鎖国でも日本に入ることができた人が海外に持ち出した。

その時、陶器を包んでいたのが浮世絵だった事は有名な話。

ただ、これにはあまり価値はなかった。

 

もともと、浮世絵は大衆美術なので、日本ではつい最近まで価値のある物ではなかった。

それを大々的に美術品として海外に紹介したのが1867年のパリ万博である。

それに携わり、その後も海外に日本芸術を紹介し、仲介した画商が「林忠正」である。

日本では知られていないが、海外では有名な方だ。

彼はただ販売するのではなく、日本を紹介しながら、海外の作家に協力していた。

ピサロ、モネ、ドガなど、お金ではなくてブツブツ交換で渡していた。

ただ、ゴッホは彼の客ではなかった。

つまり、彼はゴッホは認めていなかったのではないかとのこと。

 

大物の作家たちが浮世絵を絶賛したのは、色使いと表現の自由さだった。

西洋美術では、神々や神話の英雄を描いたものが高貴であり、花や蝶、動物や昆虫をテーマにすることはあり得なかった。

北斎漫画で花や蝶や動物や昆虫を描いている北斎は崇める人だったのかもしれない。

 

さて、日本ではどうだったのか。

海外での浮世絵展や北斎展の成功に、日本人は驚いていた。

そこで色々な活動が広まった。

その中で、後年に北斎が過ごした小布施の街つくり。

そして、北斎が生まれた墨田に建てられた「すみだ北斎美術館」。

この二つの経緯や苦労が紹介されいた。

 

なぜ、今北斎なのかについて著者は「資本主義以降の社会」のシンボルが「北斎」だという。

資本主義が本来持っている「独占」と「欲望」ではなく「共有」

そして「収奪」ではなく「認め合い」

確かに、北斎は北斎漫画等で画法やお手本を作り「共有」した。

また、色々な宗派で学び、海外の画法や具材を取りこむところは「認め合い」をしていたのだろう。

 

ただ、やっぱりなぜ「北斎」なのかはわからない。

彼は長いこと活動をしていた。

そのため、多くの作品を残している。

多種多様な作品が色々な人を魅了するのだろうか。

 

この本では、北斎についてよりも、北斎を推し進めた人々について学ぶことができた。

「北斎」が独り歩きして有名になったわけではない。

2017年5月からは大英博物館、10月からは大阪・あべのハルカス美術館と上野の国立美術館。

ローマでも北斎展が開かれた。

国内でも多くの企画展が開催され、多く入場者があった。

また、今後も開催の予定がある。

 

「北斎」がみんなに好かれるのは、絵もそうだが生き方なのではないだろうか。

自分の仕事を常に向上させようとする力。

目的は「お金」ではなく「作品の出来」

自分の満足なのである。

 

読みやすい本ではあるが、時代の流れを追って行くのが難しい。

なぜ「北斎」なのかはわからなかった。

しかし、北斎のためにいや北斎だから動いた人々のことは良くわかった。

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「仙道房中術の悟り」の中で気になったことをメモ。

2018-04-08 09:56:17 | 本と雑誌

「仙道房中術の悟り」の中で気になったことをメモ。

 

男性は性交によっての肉体の快感はそれほどでもない。

それよりも、探究心や征服欲、また保護欲が大きい。

自分の能力を確認する作業。

 

女性は素直に快感を得られる。

そのため自分が快感を得られれば良いから目をつぶっている。

 

古代中国では異常に早婚であった。

特定の異性を知らない少女時代に結婚して、唯一頼れるものが夫であり、性も夫によって開発されていく。

そのため純愛が育っていたのであろう。

 

顔も見たことが無い人に愛情を持てるのか。

抱き合った人だからこそ、愛情は湧いてくる。

 

夫によって開発された性はどんどん貪欲になる。

そのため、早くに夫をなくしたら、次を早くに与えないといけない。

 

精神的に愛した男性に性感を開発されなかった女は、よりよく開発してくれる男性を求めて浮気する。

 

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【本】 仙道房中術の悟り

2018-04-01 22:37:01 | 本と雑誌
仙道房中術の悟り (太玄社)
張 明彦
ナチュラルスピリット

以前からアマゾンの欲しい物リストに入っていた本。

「房中術」とは男女の交わりによって不老長寿を得ようとする中国古来の養生術。

 

この本は恋愛小説になるのだろうか。

仙人を目指している男女が女性が倒した蛇の毒気のために交わってしまった。

仙人になるためには色々な流派があるが、早く仙人になるためには自分の生殖能力を生命力に変えるのがよい。

そのため、修行者は貞操を守らなくてはいけない。

女性は貞操を守る流派であった。

 

男性は「採陰補陽(さいいんほよう)」の術を使う悪質な仙道修行者だった。

「採陰補陽」とは、性交することによって異性の精力を奪い、自分の生命力を強める術である。

いつものように相手から精力を奪おうとしたが、強い蛇の毒気に冷静ではいられなかった。

 

せっかく修行を積んできたふたりではあるが、修行を無駄にすることになってしまった。

そこでふたりでなければできない「男女双修」の修行に励むお話。

 

エロい交わりの話もあるが、一部に仙道修行の内容も書かれている。

なぜ仙人になりたいのか。

「不老不死」の力を得たいがため。

最後に「不老不死」の意味をふたりが考えていた。

不老不死が幸せになることなのだろうか。

 

男女の交わりを細かに書かれている部分もあるが、性についての考え方や健康法などもなるほどと思うこともある。

言葉使いが読みにくかった所もあるが、意外とあっさりと読めてしまった。

 

夫婦になったら「男女双修」を行い、長生きをするとよい。

愛し、愛されることは長寿の秘訣だと思った。

私の理想である。

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【本】君たちはどう生きるか

2018-03-22 01:45:52 | 本と雑誌
漫画 君たちはどう生きるか
羽賀翔一
マガジンハウス

宿題をいただいた。

「この本の感想を教えてください」

本屋さんに行かなくてもKindleで購入ができるので、さっそくダウンロードした。

 

1937年に出版された本が2017年に漫画化され出版された。

もともとは児童文学として出版されたようだが、最近のヒットは大人たちが購入しているらしい。

 

主人公は中学2年生の少年、コペル君。

本を読んでいて気になった。

これを書いている人はかなり上から目線。

良く考えたら、戦前に中学に通っているということは裕福なお家の子。

将来は日本を背負って行くような人に伝えている感じがした。

 

私が読んでの感想は、自分が52年生きてきて色々なこと経験した。

その経験から、おじさんがコペル君に教えようとしていることはとても理解ができる。

でも、経験が無くてこの本で深くまで理解しなさいというのは難しい。

だからあえて「君たちはどう生きるか」と問いかけているのかもしれない。

 

また、これが出版された1937年は戦前だとは言え、農村と町では貧富の差があった時代だと思う。

「一億総中流」と言われた時代が過ぎ、今では貧困問題が色々なところで取り上げられている。

当時と時代背景が似てきて、起きている事象に理解ができるようになったのだろうか。

それとも、何年経っても物事は変わらないことを示しているのだろうか。

 

世の中の物の考え方を教えているが、コペル君という高い教育環境にある子供が習うことである。

そのため、すこし一方的な教え方の感じがする。

世の中は自分ひとりだけではなく、多くの人に助けられ成り立っている。

その中にはお金もちも貧乏な人もいるが、お金で人を差別してはいけない。

偉大な人は人類の進歩に携わった人であり、初めにそれを行った人である。

自分が苦しいと思うことは、正しい道に向かおうとしているからである。

 

生きて行くことの基本中の基本なのかもしれない。

私は、自分がこうやって生きているのは多くの人の助けがあるからで、それは今は他界した人もいる。

だから、すべての人に感謝する。

自分の父は4Kと呼ばれる職業についていた。

貧乏だったが、父は父なりにその仕事に誇りを持ち、私たちを育てていくために毎日まっ黒になって仕事から帰ってきた。

だから、私は職業に差別はしない。

体を動かしてでも、頭を使ってでも、お金を得て生活することは簡単なことではない。

偉大な人になるつもりはないが、誰かのためになる人にはなりたい。

それが、多くの人ではなくたったひとりの人のためでも良い。

自分が苦しくなった時は、自分の進むべき道はわかっている。

だから苦しくなる。

そんな時は物事をシンプルに考えるようにしている。

進むか、辞めるか。それだけである。

 

「君たちはどう生きるか」

「私は、何のために生きるのか」

私が真剣に考えたのは、大事な人を失った時だったのかもしれない。

 

大人たちは、自分が生きてきた人生を振り返り、残された時間にできなかったことを見つけるために読んでいるのだろうか。

考える機会を与えてくれることに関しては、良い本だと思う。

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【本】 チーズはどこへ消えた

2017-05-03 09:11:01 | 本と雑誌

今更であるが、人に勧められて読んだ。

チーズはどこへ消えた? (扶桑社BOOKS)
スペンサー・ジョンソン,門田美鈴
扶桑社

 

「チーズ」か。

人はチーズを求めて、迷路を歩んでいる。

チーズを見つけるまではコツコツと見つけるが、見つけた後にどうするか。

チーズは消えてしまうことも、食べつくしてしまうことも、また腐ってしまうこともある。

まずは、それに気がつくか。

 

「チーズ」は自分が人生に求めているもの。

たとえば、仕事、家庭、お金、健康など。

 

複雑に考えなくても、単純にそれに向かって進めば良い。

でも、私にはまず「チーズ」が見えない。

自分が人生に求めている物って何なのか。

まずはそこからか。

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