Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

責任をなすり合う

2005-12-06 22:26:39 | フランス語
耐震強度偽装マンションの話題が連日取り上げられています。
どういう思考回路になったら、このような大きな嘘がつけるのでしょうか?
本当はアクリルが30%入っているセーターを「これはウール100%でっせ」と言って売るのとはことの重大性が違います。
もちろんセーターも許せませんが。

設計会社、建設会社、販売会社、そして検査会社、それぞれが「悪いのは自分ではない」と責任のなすりあいをしています。
これ、フランス語で言うと、Ils se revoient la balle というのだそうです。
se renvoyer la balle で、球を打ち合う、そこから発展して責任をなすり合うになるのだとか。イメージしやすいですね。
球(責任)が自分のところに来たら、すぐにほかに投げ出してしまう。
また戻ってきても、また投げてしまう・・・。
しっかり球を受け止める、ゴールキーパーは誰なんですか?


昼の電車

2005-12-06 21:37:14 | Weblog
今日、ちょっとした用事があり久しぶりに小田急線に乗りました。
お昼ごろの各駅停車はのどかな雰囲気。
ちょうど期末試験中なのでしょう、高校生が多かったです。
わたしの隣に座った男子2名、会話を聞いていたら私の後輩でした。
「オレ、推薦狙ってるわけじゃないし、いいんだ、別に」
「そうだよなぁ、普通に入試受けて、普通に入ればいいよな」
などと、今期末試験諦め及び問題先送りモードの会話。
あんたら、推薦でいいとこ決まったら、そのほうがラクだよ・・・と、思ったのですがそれは余計なお世話だし、実際に言う気なんてありませんでした。

でも、でもなんです。
我々(あえて、我々と言わせて頂きます、私+男子高校生2名)の前に座った女子高生に対しては、言葉が喉まで出かかってしまいました。

電車が動き出してから、おもむろに鏡(横15センチ縦20センチほど)をバッグから取り出し、更にマスカラも。
そして、一心不乱に睫毛を増やし始めました。口をポカ~~~ンと開けて。
わたしも、さすがに電車の中で化粧直しはしませんが、デパートのトイレなどでマスカラを付け直すことはたびたびあります。
でも、ここまで無防備な顔はできません。
それに、その子の前には同年代の男子が2名座っているのです。
なのに、ひたすらマスカラに集中してあのお顔(汗)
ああ、そうか。この男子2名は彼女にとっては”ストライクゾーン”の外なんだ・・・。(後輩、がんばれ!)
2駅分の時間をかけて、ボリュームアップした睫毛のはずなのですが、印象があまり変わらないのは、マスカラのせいだね、きっと。

マスカラはいいんです。
口開けてようが、マスカラ効果がそれほどでもなかろうが。
もっと気になったのはスカート。
短すぎて、チラチラ見えます。
すごく気になる。「男子2名は気にならないのかい?」と聞きたかったです。
たまたま「ヘンなヤツ」が乗り合わせて、ヘンな気持ちになられたら、後付けられて事件になる、なんてことにはならないのでしょうか。

ここで思い余って「ちょっと、あなた、もう少し気をつけて座ったほうがいいわよ」なんて言っちゃうのはオバサンなのでしょうか?