Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

避難し保護された猫もいるんだ!

2011-03-29 22:11:04 | 大地震
うれしいニュースです。
被災した猫も保護されています。
仙台市のホームページの保護猫情報

保護された日付を見てみると、地震発生から10日以上経っています。
この間、餌もなくさまよっていたのでしょう、写真で見る限り、やせて見えるし、気が立っているように見えます。
性別が不明なのは、猫たちに近寄れないためかもしません。
1日も早く飼い主さんの元へ戻ってもらいたいものですが、今現在飼い主さんは避難場所にいるのでしょう。

これで、また募金する気持ちになれます。
3D運動です。

悪くない、ペットボトル湯たんぽ

2011-03-27 23:08:49 | 大地震
今までは、空いたペットボトルはバリバリと握りつぶして踏みつぶしていたわたし。

仕事仲間と計画停電の話をしていたときに、「ペットボトルにお湯を入れて、ひざかけや毛布の中に入れておくと、あったかいのよ」というのを聞き、今日やっと1本ペットボトルが空いたので試してみた。
最近のペットボトルは、資源の節約や軽量化を目的に、以前よりも柔らかくなっているような。
そう、潰してリサイクルしやすくなっているのだ。
私が普段飲んでいるミネラルウォーターのボトルも最近少々薄くなったかも。
なので、あまりぐらぐらと沸騰させたお湯を入れるのは危険、やかんからペットボトルに移すときに火傷するのもいやですし。
やかんでそこそこ沸かしたお湯を注意深くペットボトルに移し、ふたをきっちりして、抱え込んで見ると熱い。
タオルなどで巻かないと、低温火傷の危険あり。
2リットルのペットボトルを普通のタオル(バスタオルではない、普通の浴用タオル?)で巻きこむとちょうどよい感じ。
今はパスカル王子が使っていらっしゃる。かなり心地よさそう。

ええと、次の計画停電夜当番は火曜日と木曜日か!
火曜日は夜外出なのでいいとして、木曜日はペット湯たんぽ出動で、さらに先日ゲットした優雅なろうそくと、あとは携帯でワンセグ見つつ過ごすのだ。

ねこ

2011-03-27 13:11:40 | ねこねこ
3匹一緒、これがぎりぎりのラインかな。
エルメスとシラクがくっつくはずがない。
パスカル王子がこうやって、仲を取り持つことになる。
日向で猫が寝ている、その眺めはよいものじゃ。

こういう、当たり前の日常が、日本全国の日常になってほしい。
そうなるために、必要な覚悟や我慢や努力ならしなきゃね。
まだまだ先は長いな。






「神々と男たち」観てきた

2011-03-25 22:01:19 | 映画
本当はもっと早く観にいくはずだったけど、地震あれこれで今日になった。
1時50分からの回を観にいくつもりで、早めに銀座に着く、どこでお昼食べようかと歩いていたけれど、なんか人が少ない!
車も少ないような気がする。
地震のせいで、皆さん外出を控えていらっしゃるのかな?と思ったが、違うのだ!中国からの観光客がいないのだ!
デパートは営業時間を短縮せざるを得なく、更に「爆買い」してくれる中国人々の不在となると、売り上げはガタ落ちでしょう。

さ、お昼をささっと済ませ、1時25分には「シネスイッチ銀座」に到着。
すでにかなりの人々がロビーにいらした。
フランス映画というと、座席も空きのほうが多いのに、この映画は殆どの席が埋まっていた。

さて、この映画は事実を基に製作されている。

1996年3月26日にアルジェリアでイスラムゲリラに誘拐され、5月21日に殺害されたトラピスト修道会の神父と修道士たちの物語だ。
この事実の裏側には、当然のこととして、フランスがアルジェリアを植民地支配していた事実がある。
そういえば、以前観た「隠された記憶」もフランス=アルジェリア関係がバックグラウンドにあった。

さて、「神々と男たち」は全くもって、静かで重い映画だった。
修道士たちの普段の生活は質素で簡素で勤勉で禁欲的。
神に仕えることのみを喜びとし祈りをささげ、イスラム教の地元の人々とも日常を過ごす。
畑を耕し、地元の人たちの相談事にのり、医師でもある修道士は病気や怪我の治療もしてあげる。
農作物は地元の市場で売る。
イスラム教徒の町でキリスト教修道士が馴染んでいる。
たとえ地元の人を1人もキリスト教の改宗させられなくても。

しかし、イスラムゲリラの活動が顕著化し、修道院自体の存在も危ぶまれる事態に陥る。アルジェリア政府もフランス政府も修道士たちに、本国への帰国を促すけれど・・・・。




最後の晩餐とも言える食事のシーン。
赤ワインが1人1杯ずつ振舞われた。
修道士一人ひとりの表情がアップになる。
それぞれが、どのような生涯をたどってきて、どのような経緯でそのときそこにいるのか。一人ひとりが本当によい表情で、見とれてしまう。
この映画のクライマックスシーンだと思う。

穏やかな笑顔の直後の涙。この涙はなんなのか?
後悔の涙とは思えない。無念の涙なのか。

普段なら涙する映画かもしれない。
でも、現実のほうがすごすぎて、涙は一縷も流れなかった。






被災ペットのことも考えたい

2011-03-22 19:46:08 | 大地震
「被災されて、避難場所で暮らしていらっしゃる人たちのことを思えば、計画停電なんてなんでもないことだよ」と、
自分も含めて計画停電対象地域の方々はそう思っていらっしゃるでしょう。
幸いなことに、私は今日まで大きな自然災害に遭ったことはありません。
だから集団で避難するという経験もないのです。
家を失って、家族の安否も不明な方たちの精神的な状態は、そんな私の想像を大きく超えるものだと思います。

そして大変気になることが1つ。
それは被災したペットのことです。
避難場所に一緒に来ることができたペット(おもに犬)も、多くの人々が避難している場所では問題のタネになることも少なくないでしょう。
泣く泣く、家にペットを置いてきた飼い主さんは心配で仕方がないと思います。
でも、「こんなときに、『うちの犬が心配、猫はどうなったか』なんて言えない」と我慢していらっしゃると想像します。


今日こんな記事を見つけました。
被災ペット行き場なく、動物病院は満杯
取り残されたペットの保護活動をされている獣医さんの記事です。

そして、「湘南ねこの会」のままにゃんさんのtwitterでこのサイトを知りました。
日本愛玩動物協会が展開している、今回の地震で被災したペットをサポートする仕組みを紹介したサイトです。

「できる人が、できることを、できる限り」の3D運動の自分なりの実践として、このサイトのことをこのブログをご覧くださっているかたに知っていただき、そしてわずかではありますが、募金をすることにします。
そして、この仕組みのこの先の活動を見守りつつ、自分でできることがもしも見つかったら実行していこうと思います。








買いました、「Figaro Japon」5月号

2011-03-21 20:01:21 | フランス語
え?もう5月号と、このブログ記事を書くために、雑誌を眺めて改めてびっくり。

昨日たまたま入ったコンビニで購入。
雑誌フィガロジャポン、めったに買わないけれど、「パリ特集」と「映画特集」の時は買うようにしている。

今回買った「パリ20区全ガイド」
今のパリは、昔訪れたパリとはガランガランと変わっているのだろうけれど、
そして、直近に行く予定もないけれど、
雑誌をぱらぱらとめくっているだけで、なんとなくうきうきしてくることは確か。
ああ、平凡な言い方でお恥ずかしい。

あさっては雑誌「ふらんす」(白水社)と「旅」(新潮社)を買う予定。
「旅」の今号の特集は「パリのパン屋さん、京都のパン屋さん」だそうだ。
でも、計画停電があるなぁ・・・
駅ビルの営業時間、きっと大幅に変更だろうなぁ。


3D運動「できる人が、できることを、できる限り」

2011-03-21 16:23:55 | 大地震
いつもブログにコメントくださるえふさんが、twitterでつぶやきつつ教えてくださいました。
「3D運動」の存在を。
勝間和代さんが提唱されているそうです。(こちらをクリック、シルヴプレ!)
私は、勝間さんを信奉しているわけではありませんが、彼女の”具体的スタンス”には共感できることも少なくありません。

勝間さんのブログの中に書かれていた、レジリエンス(resilience)という言葉。
レジリエンス力(りょく)を高めるのが、今必要。

この言葉、なんかフランス語にもありそう・・・・と思い、仏和辞書で調べてみたら、ありました。
résilience(女性名詞)
[物理]弾性エネルギー、衝撃強さ [動物](魚の)自然繁殖力 (水産資源の)回復力

英和辞典で調べてみると
弾力性、回復力、快活、元気。

そうです、打たれ強さ、回復力なんですね。

被災した方々のことを考え、あの惨状に気持ちを沈めることなく、
レジリエンス力を高めつつ、3D運動に参加できればよいですね。










この一週間

2011-03-18 20:25:07 | 大地震
東北関東大震災発生から、1週間。
この1週間私はずっと観ていた、テレビを。
計画停電中は、携帯電話でワンセグ放送を観ていた。
津波の映像、避難所の映像、捜索の模様、被災地に支援物資を運ぶ様子、そして原子力発電所の事故とその後の対策。
パソコンでは海外メディア(海外と言っても、フランスのみ、実に偏っています)での報道を観てる。

節電しましょう、とブログに書いておきながら、1日中テレビもパソコンもつけていた。
暖房を切っていたことが、せめてもの被災した方たちへの連帯の表示、わたしなりの。

母の従弟は行方不明で、母の従妹の家は流されたそうだ。
そうそう、小学生の時に一度だけ遊びに行ったことがある。
海のすぐそば、ということだけは記憶に今でも残っている。

ニュース番組の司会者が被災地への中継の中で、
「大変なところもうしわけありません」
「そちらの様子はいかがですか?」
「いま、一番必要なものはなんですか?」
皆さん「なにもかもが必要、もとの生活が必要」と言いたいはずなのに
「灯油が、お水が必要」と感情をほとんど押し殺して答えていらっしゃるように思える。

避難場所からテレビ画面を通じて、遠くに住む子供ににメッセージを送るご両親。
「お父さんお母さんは、大丈夫だから、元気だから」と。
暖房の乏しい体育館に避難してて、ちっとも大丈夫じゃないのに。
「就活、がんばるんだよ」と就活中の娘さんを励ます避難中のお母さん。
つとめて明るい表情でお話されていた。
行方不明の息子さんを探すお父さん。
自宅のあった場所に戻り1人で探そうとされているところを報道の人がインタビュー。
「がんばってください」
「はい、ありがとうございます。」
と、報道陣に吐露しても仕方ないと思うのか不安や焦りや悲しさを押し殺している。

海外のメディアが、大災害時にも規律を守りお互いを尊重する日本人の気質を賛賞しているそうだ。

今日地震以来1週間ぶりに電車に乗った。
同じ車両に乗り合わせた人たちの顔を見るともなく見て
「あ、もしかしたらこの人たちと助け合って避難することになるのかな?」などと考えてしまった。
明日避難する身にならないとも限らない。
各々ができることをできるだけやるだけだろうな。
だから今も、使わない電気は切る!

さて、1週間じっとテレビを観ていたので、明日からは活動的に。
外に向かって。
仕事も再開、ウォーキングも再開。再アクティブ化実行。

初めての計画停電

2011-03-16 22:47:00 | 大地震
午後6時40分から8時40分ぐらいまで。
予定では10時までだったんだけど。
1日目2日目は実施されず、初めて実施される計画停電が夜担当だった。
昨日の夜地震があったので「ああ、停電中に地震が来たら、ちょっとビビるなぁ」などと考えつつ、懐中電灯の働き具合を確かめて、ろうそくを立てるために、ゴミ箱に捨ててあった猫缶(小)をまた拾い、紙ラベルをはがし中を洗って拭いて長いろうそくを立ておく。
お盆の上に長いろうそくとアロマキャンドルとマッチ、そして、マッチの燃えカスを入れようと、水を張った入れ物を用意し、ワイン、おせんべい、使い捨てカイロ、懐中電灯の灯りでもなんとなく眺められる写真中心の雑誌や写真集をテーブルの上に並べ、6時35分ぐらいからテレビを消し、携帯でワンセグ放送を見ていた。
「さぁ、いつでも来い!計画停電!」
すると41分ぐらいに、プチっと暗くなった。
同じグループの知り合いからメールをもらい、友達から電話をもらいしゃべりつつ、ワンセグ見つつ、ワイン飲みつつ猫を膝に乗せてウトウトもしつつ、気づいてみたらパッと明るく電気がつきました。
よし、夜当番第1回目終了。
明日の担当時間帯は午後3時半から7時までだそうだ。

ろうそくの灯りの中で考えた。
避難されてる方たちに比べたら2~3時間の停電の中にいるなんて芥子粒のようなものだ。
でも、停電の原因は今回の地震とそれに続く津波による原発トラブル。
そういう意味では、計画停電で日常生活を狂わされるわれわれも、
ざっくり言えば今回の地震の被災者ではないのか?と。
おっと、勘違いするところだった。

われわれがより便利でより快適な生活をするために消費する電力を生み出してくれていた原子力発電所。
小さいことを言うようだけれど、トイレのドアを開けただけで、便座のふたが開くとか、自動で洗浄するとか・・・
そんなの必要?
確かに床暖房は心地よいけれど・・・。
皆が、便利な方へ、心地よい方へと進んできた。
そしてそのしわ寄せは、”想定外”の津波によって顕在化された。


これからどうなるんだろう。
まずは、目の前にある危機を解決してもらいたい。
”暴走”する原子力施設を止めて!って感じ。


これを機に、もっともっと「省エネ」に深く感心を持ち、実践していくことは必要だなぁ。
猫暖房だなぁ・・・(笑)
この事故のおかげと言っては不謹慎だけれど、われわれは原発の仕組みを結構勉強した。

計画停電

2011-03-15 20:57:29 | 大地震

今、こうして私がブログを更新できるのは、計画停電による暗がりのなか、懐中電灯やろうそくの灯りの元に過ごしてくださっている方たちのおかげ。
夜に停電、この順番がまわってきたら、受けて立とうじゃないの!!
福島第一原発がの事故のダメージがこれほど大きいということは、われわれの「あたりまえ」の日常が、いかに原子力発電に頼っていたのかということを、改めて教えられた。
福島県の知事さんが「福島は、原子力発電で、日本の生活を支えている」というような発言をされていた。
そうだな、と思った。

今朝私は待っていたのだ。
計画停電の実施を。
5時半に起きて化粧も済ませ、パソコンでのメールやらブログチェックも済ませて。
しかし6時20分を過ぎても、テレビも照明も点いている。
「あれ?」
どうも、該当地区全て停電をするわけではないようだ。
拍子抜け。

明日は計画停電3日目。
どういう分担になるのかな?