ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

花咲く頃に

2013-06-11 14:52:10 | 日記
今年は春が短く、なかなか暖かくならなかったが、ここへ来てぐんぐん気温が上がっている。

うちの裏の森もこんな感じで緑が濃くなってきた。

心なしか酸素も濃くなったような気がして、思わず深呼吸をする。



庭の草花も次々と花が咲きだし、毎日 庭の花を眺めるのが楽しい。



ところで、こうして夏らしくなってくると、私はにわかに忙しくなる。

まず衣替えをしなければいけない。

冬物を仕舞うのだが、その前にクリーニングに出したり、自分で洗ったり、それから冬の間に使った毛布やタオルケット類も洗う。

お天気の良い日は、洗濯機がフル稼働だ。

そして、今日は部屋のカーペットやラグも替えようと思った。

冬用から夏用の涼しげなものに替える。



これは実家で使っていたもの。先日、実家へ帰った時にもらってきた。

母は季節ごとにラグやカーペット類、それから室内のインテリア小物まで替えていたが、母がいなくなり父が一人暮らしになると、そのようなこともしなくなり、この夏用ラグは何年もの間、納戸に仕舞われっぱなしになっていた。

ずいぶん古い物なので使えるだろうかと思ったが、意外と大丈夫だった。

ずっと前から、うちの玄関にあるかのように馴染んでくれた。

ところで先日、父と妹を車に乗せて、これから父が住む高齢者住宅を探しに行ってきた。

何軒か見学した中から、父が一番気に入って、私たちもここなら安心という施設に巡り会い、残りあと3部屋というので即効申し込みを済ませてきた。

いよいよ父が、長年暮らした実家から高齢者住宅へ移り住むことになった。

少しずつ実家の荷物の整理をしていかなければいけない。

施設に持っていけないものは妹や弟と分けたり、また処分したりすることになるだろう。

実家を離れて20数年経っていても、納戸から出てくる懐かしい品々を見ると一抹の寂しさを感じる。

多分、父の方がもっと寂しい気持ちかもしれないが・・・

誰もがこうして住む家だったり、家族だったり、そしていろんなことが変わっていくのだなぁ。

「たのしみは 朝おきいでて 昨日まで 無かりし花の 咲き見るとき」

これは、私の好きな江戸時代の歌人橘曙覧(たちばなあけみ)の歌。

平成6年に天皇と皇后が訪米した際、クリントン大統領が、この歌を歓迎レセプションで引用した。

「日一日新たな日とともに確実に新しい花が咲き、物事が進歩し、日米両国民の間の友情をはぐくむ」とスピーチしたそうだ。

そうだね。新しい日とともに、また花が咲くんだね。

毎日庭に新しく花が咲くように、父もまた新しい環境で、今よりもっと快適で、楽しい生活ができるだろうと思う。



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