ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

美しい紅葉

2020-10-26 13:47:42 | 日記

コロナの影響がまだ続き仕事が減ったままの長女。

週に2~3日しか行かないので、ひまを持て余している。

そのためか仕事がある日をかなり楽しみにしているのだけど、ある日、長女がこんなことを言った。

「仕事で注意されることがまだたまにあるんだけど、注意されるってありがたいことだよね。だって注意されると、自分の間違いに気づけるでしょ。そして、それを直すことができるでしょ。今度は間違えないようにしようと思うでしょ」

ふ、ふか~い。いつの間にこんなことを言えるようになったんだ?

注意されると落ち込んだりすることもあるが、長女はそれはありがたいことだと言う。

親バカだけど、長女の言葉にちょっと感動してしまった。成長したなと思う。

長女が長男や他の子どもとすこし違うと気づいたのは、幼稚園に入った3歳の時だった。

言葉も遅かったが、大勢の子供たちが楽しそうに遊んでいると、なぜか怖がって友だちの輪の中へ入っていけなかった。

かと言って、ひとり遊びが好きかと言うと違った。いつも物陰からほかの子が遊んでいるのをじっと見ていた。

他人と関わりたいけどできないというのは、今も変わっていないが、本当はみんなでワイワイ楽しむのが大好きな子だ。

家族だけだと歌うわ踊るわで明るいのなんのって、完全に弾ける。でも家族以外はだめ。貝になる。

理解力がないため小学校低学年ですでに落ちこぼれ、教師のすすめもあって中学で特別支援に移った。

幼稚園から特別支援に移るまで、私はどうにかしようと必死だった。なんとか他の子と同じようにさせないといけないと思い込んでいた。

塾に行かせたり家庭教師をつけたり、勉強がだめなら情緒教育が良いかもしれないと絵や音楽を習わせたり、また乳児の時に打ったワクチンが原因かもしれないと知って、彼女の体の中に溜まっているのかもしれない金属を排出するためにサプリメントも試してみたり。

しかし結果は、どれも期待したほどの効果は出なかった。

期待が大きいほどダメだったときの落胆は大きい。

期待しては落胆してというのを何度か繰り返すうちに、期待をあまりしなくなり、さらにはもう仕方ないと思うようになり、そのうちにこれは彼女の個性だ、他の子と比べることが間違っていたんだと思うようになった。

そして、これからは親として彼女なりに幸せだと思える人生を作る手伝いをしようと思った。

それが散々ジタバタしてたどり着いた結論だった。

今思うことは、あの頃このままの長女では幸せじゃないと思い込んでいたのは私だったと言うことで、長女はずっと変わっていない。歌って踊って昔も今も幸せそうだ。

だから、今日も彼女が楽しいと思えるお手伝いをする、、、と言うか本当は、私が行きたいから行くのだけど。

長女はお出かけ好きなので、一緒にドライブをして来た。

通りがかった公園の紅葉がとてもきれいだった。

努力を続けて自分の夢や目的が叶うことも幸せと思うが、それ以上に何気ない暮らしの中で見つけた些細な感動や喜びの積み重ねが幸せなのだと思う今日この頃だ。

 


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