MELANCOLICO∠メランコリコ!

ゆめと心理と占いのはなし
Por donde, amor, he de ir?
 Rosalia de Castro

マニアとファンのあいだ。

2013-10-01 01:41:40 | On your mark!

不思議な感覚だった。スポーツジムで、いわゆるダンス系のプログラムに通う人たちとずいぶんと知り合いになって、その人たちのfacebook上のグループにも入れてもらった。そこで気づいたんだけど、通う回数が多い人たち、参加するためには出費をいとわない人たちは、だいたいみなさんダンスは上手くない。ヘタッピなぼくなんかが「上手くない」というのは本当に失礼千万だけど、少なくとも、ダンスを上手くなろうとはしていない。例えばウェーブひとつをとっても、イントラがきれいなウェーブをするにはといった話しをし始めると、みなさんいやな顔をする。

まあ、プロではないから、それぞれ勝手にやればいいし、体が固くて動かないって人も多いんだけど、ぼくは、ダンス系プログラムに通う以上、みんなダンスがうまくなりたいから来ているんだと思っていたんだけど、ちょっと違ってた。彼らは、大まかに動きはよく覚えているんだけど、はっきり言ってほとんどダンスになっていない。そんだけ通っているなら動きのコツのようなものを掴んで、もっと上手くなっているはずでしょ!って言いたかったけど、そういうテクに関することには、まったく関心を示さなかった。「覚えたよ」というのは、右なら右に動き、ターンならくるっとまわるということで、ダンスを覚えたということとは違っているみたいだ。

彼らは、「いいイントラ」を追いかけて休日は朝から夜まで各地を巡る。もちろん、平日9時5時は仕事していて、どこにいても常識をわきまえていて、家族持ちも多い。普通に会話するときはいい意味で本当に普通だ。でも、どこのに参加したとか、何回やったとかいう話題はうれしそうに話しても、腰をきれいに回すにはどんなイメージを作ればいいのかなんて話題を持ちかけると、空気がしらけるというか、パスしてくる。え? え? え?・・・と、とても不思議な感じがぬぐえない。せっかくプログラムではヒップホップからラテンまでいろんな動きを体験できるんだから、それをプログラムの中の動きとしてだけでなく、ダンスとして上手くできるようにしたいって思わないのか・・・。何故? 


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