MELANCOLICO∠メランコリコ!

ゆめと心理と占いのはなし
Por donde, amor, he de ir?
 Rosalia de Castro

SNS写真に投影されるこころの中身

2013-05-24 02:22:06 | 日記
SNSにアップする自分の写真を見ていて少し気づくことがあった。恥ずかしがりだったり、匿名性を重視する人、実際に美形かどうかは別にして顔に自信がない人などが、花やペットの写真にする傾向がある。それに、自分のアイデンティティを強く押し出したい人が、そのウェアや作品やその道具をアップするのもかなり自然な感じがする。

でも、少しだけ奇異な感じがするのは自分の子どもの顔だけの写真をアップするする人。これは主観だけど、子どもに対する無償の愛情や子どもの成長に自分の喜びを表しているということがそこに感じられる場合は奇異な感じは払しょくされるけど、本人とアップされた子どもの間の濃密なコミュニケーションが直観的に感じられないと、何か子どもを盾のようにしている印象が否めない。

次に、そこそこ奇異な感じがする人は、チャットやコメントで、本人は冗談のつもりなのだろうが、かなり、そしていつもエロい人。そして、すごく奇異な感じがするのは各自のテリトリーとか境界線を平気で蹂躙する人。友人などの「参加者」について他の人が知らないことを平気で暴露して、それがいつも冗談で済むと思い違いをしている人。

好意的に考えると、実際、そういう人は自己表現の仕方がよくわかってないのだろう。それに、新しい人との接触をあまり得意としていないことが多い。リアルな世界で知っている人とSNSで交流し始めて、こうした意外な側面を垣間見てしまったようなケースは少なくない。

ここでぼくは「SNSの正しい使い方」といったことを言うつもりは全くない。ぼくの言いたいことは、投稿記事やSNS写真は、「手元に適当な写真がないからとりあえず」という人も含めて、フロイトの自由連想法的な深層心理の解釈を当てはめられる可能であるのではないかということだ。SNS写真だけに限らず、そこにアップされる記事やコメントで、こころの奥の生々しいものを無意識のうちに溢れさせている人は、多くはないが、少なくはない。

アメリカの研究者が、食べ物を写真にしてアップする人は肥満になりやすいと書いていたけど、確かに食べ物写真と肥満の傾向は、正の相関関係があるのは間違いない。自分がいろいろな人に囲まれている写真を使いたがる人は、自分が外部からの脅威にさらされていると感じている人かもしれない。

最近、ある人のSNSでの行動がきっかけで、SNSでの「精神分析」の可能性に気づいた。

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