KENWOOD KT-V990
FMアンテナも無いのに又買ってしまいました。FMチューナーは人気が無いので安いのですがこのKENWOOD KT-V990も中々良い機種で以前も使用していました。TV,FM,AMという機種でちょっと高くて2,900円でした。(チューナーと言えばTRIO(KENWOOD)でしたね)
フロントエンドは5連バリキャップですがトラッキング調整はできません。フロントエンドなどにデュアルゲートMOS-FETを使用しています。
デジタル式チューナーですが右側にダイヤルツマミがあります。前に使用していたKT-1100Dのような感触の良さは無くけっこう固くて回しにくいです。
基板などを見ると良くできていてさすが高周波関係に強い会社だと思います。基板が2階だでだからか解りませんが電源回路のコンデンサーが劣化している場合があるようで、この機種も怪しいのは交換しておきました。調整すると感度やセパレーション、歪率も改善しましたがアンテナがありませんのでFM放送は聞いていません。オブジェです。
電源を入れると表示します。デジタルチューナーなのにチューニングノブがありますがこれの動きが渋いです。メモリーチャンネルに記憶すれば操作は不要ですので問題ないですが。
チャンネルはA.B合わせて20チャンネル記憶できます。
FL管表示も大丈夫なようです。
ケースも目立つ汚れはありません。
アンテナはFM,TV,AMあります。FMとTVはF端子みたいなのが付いていますが簡易的なものです。
RCA端子は磨いておきます。
ケースを取ったところ ケースのネジを見ると一度分解していそうです。中は手慣れた感じでメンテナンスはよさそうです。
トランスもしっかりした物が使われています。
デュアルゲートMOS-FET 3SK122
フロントエンド トラッキング調整できません。
お馴染みSANYO-LA1245 AMチューナー
DCC基板 RF調整時この基板CN3の7番の電圧を測ります。
コントロール基板 普通はフロントパネルについていますがこの機種は違います
FL管 普通はフロントパネルについていますがコントロールパネルについていますので一緒に外れます。
このチューナーの弱点がこの電源回路 いくつかのコンデンサーのビニールが後退しています。この上にコントロール基板が乗るので熱がこもるのかもしれません。
チューニングノブはアルミの削り出しみたいです。
基板を取り出したところ
オーディオ出力のコンデンサーにパラにWIMA 160V0.1μが付いていますが前のオーナーが付けたのでしょうか?
交換した電解コンデンサー
調整中 詳しい調整方法は「ひろくんのホームページ」か「BLUESS Laboratory」さんに載っています。特に「BLUESS Laboratory」さんは初心者にもわかりやすく調整箇所が写真入りで載っています。
感度も上がりました。組立中にアンテナ端子やRCA端子の取り付け時にプラスチックが割れてしまったのでエポキシ接着剤で補修しました。経年劣化でしょうか。またアンテナのF端子の真ん中の金属の端子が奥に引っ込んでしまっていたのでペンチで引っ張り出してこれも動かないようにエポキシ接着剤で固定しました。
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