TM-721sの調整依頼を受けました。
発売は1987年なので36年前になります。前面はあまり汚れはないようです。
電源を入れると電球やLEDなどは大丈夫なようです。721sなのでハイパワー機になります。ボタンが多くて小さいため車での操作はやりにくそうです。
受信時の電流は正常です。
MC-43sダイナミックマイク(600Ω)は分解してチェックします。この無線機はコンデンサーマイクMC-44を使うようになっていますが・・・大丈夫でしょうか?
上カバーを外したところ。オプションのCTCSSは付いていません。見たところ特に怪しい部品はなさそうです。
下カバーを外したところ。こちらも特に問題になるような部品はなさそうです。
調整しようとするとIFTコアが割れています。誰かが回して壊してしまったようです。
送信周波数を合わせます。
145MHz LOW 10W
145MHz HI 45W
435MHz LOW 10W
434MHz HI 35W
DEVIATION は4.6KHzに合わせます。
スペアナでチック
終了 VCOの調整は部品の劣化なのか難航しました。145MHzの感度の調整でIFTのコアが割れていたので壊さないよう慎重に合わせました。435MHzの感度はけっこう悪かったのでIFTのほかBPFの調整もしました。
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