QUAD 405 その2
整備後
残留雑音 L,R=0.7mV(ちょっと多いなー) 周波数特性 L,R=20-50KHz -1db (こんなものかなー) というような特性になりました。45年以上前の製品なのでこれ以上はほとんどの部品を交換しないと無理なのでこれで終了
スピーカー端子を外します。ひびなどは入っていませんでした。
端子を交換しようと思いましたが左右の端子間がほとんどなくなってしまうのでバナナプラグを使用するだけなら良いのですが普通のコード使用するので今までついていたのを清掃して取り付けました。
トライアックを使用した保護回路の部品を交換。 これリレーがありませんのでスピーカーから電源ONでポップノイズがします。まあ仕様と言ってしまえばそれまでですが・・これを嫌って自分でリレー回路を組み込んでいる人もいるようです。
電源用コンデンサーを交換します。交換するコンデンサーもジャンク品で購入しました。まあ未使用品なので大丈夫でしょう。
RCA端子が無いので取り付けます。
既存の穴を広げて釣り付け。
出力端子取り付け
コンデンサー交換
見にくいですが出力端子の直流電圧 規格の7mV以下になっています。30分後には4mVになりました。
交換部品 TRも少し消耗していましたので代替品に交換しましたがどうもカレントダンピング回路との相性が悪いのか改善しないので元に戻しました。代替品なので完全に同じではないからかな?。
ケースは傷や汚れがあったので以前購入した青のスプレーの余りがあったので塗りました。
後ろ側
10KHzのサインウェーブ うーーーん許容範囲かな?。
システムに入れて試聴中
音楽再生では特に問題はありません。電源ONではポップノイズが出ますがそれほど大きくはありません。低域は早くから下降気味なのですがそんな感じは全くありません。個人的な意見ですが、この時代のQUADは高域に少し音作りがされているような気がします。コンデンサースピーカー(ESL-63)を繋ぐための音作りがされていると思うのは考えすぎでしょうか。