MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

絵本の読み聞かせの魅力を伝えたい!本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

講演会

2004年07月13日 | 樋口一葉
先日、山梨文学館で行われた、山田有策先生、森まゆみ先生、菅聡子先生の講演に行ってきました!!

普段じゃ山梨の甲府まで足を運ぶことはないのですが
やっぱり樋口一葉展と、講演があるんじゃ、行かないわけにはいきません!

ゴトゴトと各駅停車で揺られながら、甲府駅に到着。
そこからバスで15分くらいのところに文学館はありました。
まだ新しいです。以前も一度足を運んだことがありますが
ホント広くて開放的で大好きです。

司会はあの紅野敏郎先生!
いつも「解釈と鑑賞」で拝見していたこと。
確か、早稲田の名誉教授だった記憶が…

司会をなさってくださってビックリ!
しかも、すごくユニークで、来ている方々も和やかになって
講演会とはこういうものなのだなぁと思いました。

もちろん学会や研究会などではこうはいきませんが
地元の方もけっこう来ていたので
ああいう和やかな雰囲気は、来た方も楽しかったのでは??
と思ったんですね。

やっぱり対象を考えて進行をすることは大切だなぁと感じました。

ちなみに展示内容ですが、あの「にごりえ」の未定稿が
ズラーッと並んでいました!
樋口一葉全集を持参しましたので
全集の未定稿と比較してみました。

筆の走らせ方や、削除した部分、端っこにメモのように
話が書いてあったりなど
まるで小中学校の頃に書いた作文用紙を見ているようでした。

今では論文を書くとなるとWORDなどを使いますが
訂正したあとなどが、未定稿からわかるので
こんな風にして作品を書いていったのだなぁということが
少しですが、わかった気がします。
けれど、現代ではそういったことは難しいかなぁと。

100年以上も前の原稿をあんなに目にすることができて
本当に幸せでした。

みなさんも是非足を運んでみてください。


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