MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

絵本が大好きだった息子は今・・・

2020年04月10日 | 我が子の読書
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、子供の通う小学校も中学校も休校中です。

3月はダラダラ過ごしがちだったので、4月は有意義な時間を過ごしてほしいと思っていた矢先です。

ふだんは本など買わない祖父母が、休校期間中に退屈しないよう、
本を買ってあげるから、ほしい本の題名を教えてほしいと言ってきたのです。

そこで、先日息子とスーパーへ買い出しに行ったときに、スーパーの隣の書店へ行き、
購入候補に挙がりそうな本を探すことにしました。

思えば中2の息子には、確か1歳前くらいから絵本の読み聞かせをしていました。
本棚から嬉しそうに絵本を持ってきて、私に差し出したかわいい面影はなくなったものの、
本自体は今も好きです。

しかし、小説などは苦手で、長い物語などは読めません。
小説の中でも読むとしたら、ショートショートのようなものくらいで、
基本的には、新聞、図鑑、事実が書かれた本を好みます。

字と写真のバランスも大事で、字ばかりだとウンザリしてしまうため、
絵や写真の量が多いものや、文章が短いものなど、実際に開いて手に取って選ぶことが多いです。

小さいころから絵本の読み聞かせをたっぷりして育てれば、
本好きにな子に育つ可能性はありますが、息子のように、長い物語は苦手という子も中にはいます。

それでも彼の中にある、本の好みを大切にしてきました。

どの本にするか迷っていたとき、図鑑コーナーにある元素の本が目に留まりました。

息子は元素の本を見ると、急に気になりだしたようで「これにする!」と言い出したのです。

本はビニールでパッケージされており、中身がわからなかったので、
帰宅後にAmazonでチェックしたところ、中学生には物足りない内容のようだったので、
元素の本の中で、高すぎず、内容が粗末でないものを選び、祖父母に本の題名を送りました。

数日後、本が自宅に届き、息子は目を輝かせました。
大人が読むような元素の本を、夢中になって読んでいるのです。


自宅に今ある本。この画像の中の本を一冊だけ、プレゼントしてもらった。

小学生の高学年が読むような小説は読めないけれど、
大人が読むような元素の本は嬉しそうに読む息子・・・

私はこれも立派な読書だと思っています。
眺めているような時もありますが、本によって知的好奇心をくすぐられていることは確かです。

娘も学校図書館で、動物クイズなどの本を借りてきて、読み物はほとんど借りてこないのですが、
動物のことにとても詳しく、テレビで動物番組をやっていると、すぐ何の動物か当ててしまいます。
子どもは興味のあることはどんどん覚えていき、そこから関心が広がっていきます。

文学部出身の私としては、今この時期読んでおきたい文学を読んでほしい気持ちもありますが、
彼らが「本は楽しい!!」という体験を積み重ねることの方が、大事だと思っています。

本の中には自分の知らないことがいっぱい書かれてある。
知らない世界を知りたい!!

そうした気持ちさえあれば、本を通じて、さまざまなことに興味を持ってくれるでしょうし、
どこかで文学も手に取って読んでくれるかもしれません。

私も子どもの頃、本を全く読まない子でしたが、短大生ぐらいの頃から
本に興味を持つようになり、子育てを通じて絵本にハマり、現在司書として働いています。

なので、自分の子供があまり本を読まないからといって、
クヨクヨせず、その子らしさを大事にしてあげてほしいです。

我が家の子たちも、どちらかというと、勉強はあまり得意でなく、
体を動かすことの方が得意なので、子育ては、後者を大切にしてきました。

子どもが本を読まないことが心配なら、興味を持ってくれそうな本を、リビングにそっと置いておいたり、
自分が読みたくて買った本を見せて、あらすじを簡単に伝えてみたり、いくらでも方法はあると思います。

絵本の読み聞かせを小さいころからしたら、本好きな子に育つ!!
長編小説などもバンバン読む子に育つ!!

などと、過度な期待しないで、親子の思い出作りだと思い、
絵本の読み聞かせを楽しむと、後々子供の反抗期が来たときに、
読み聞かせを楽しんだ日々を思い出して「今は耐え忍ぼう」と思えたりします。

息子もスマホを持ちだしたら、あっという間に本から離れてしまうかもしれません。

私の人生でなく、息子の人生なので、どうなるかわかりませんが、
これからも興味がもてることが、いろいろみつかっていくといいなぁと思います。

この記事の続き→「図鑑大好き息子は、大の理科好き!

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