英語・ダイエット・その他徒然なるままに

趣味の英語学習(TOEIC 970点)やダイエットの成功談など、色々書いていきます。

英単語の覚え方(2)

2011年02月01日 00時07分57秒 | 英語
基本は、前にも私の学習方法を紹介したように、繰り返すしかありません。1回や2回で覚えてしまおうなんて、そもそも考えが甘すぎる!甘ったれるな!ってことです。覚えられないのなら覚えるまでやれ!

とまあ、そうではあるんですが、これではあんまりですので、もう1つだけ言っておきたいことがあります。前にも少し言いましたが、言語というものは基本的に、

音で覚える

ものだと思います。音だから覚えられる、と言い換えてもよいかもしれません。音っつーのは、残像として、人間の記憶にビンビン残ってくれるんです。

なので、単語を覚える時も、理想は音で覚えることだと思います。CDが付いているような単語帳は絶対に聞くべきですが、CDがなくても、自分で発音してみたり、頭の中で”音のイメージ”を残すようにしてみることが重要です。だから、覚えにくい単語をあえてカタカナ発音にしてみるというのも、ナンセンスな方法ではないんです。覚えにくい単語でもカタカナの並びにすると、頭の中に入りやすく感じる事が、多々あります。それは、音情報に変換されるからだと思います。CDで本格的な発音をされると、難しい単語は記憶に残りにくいということもありますが、そういう時はあえてベタベタのカタカナに落としてみた方が覚えやすくなったりします。

ただし、前に書いたように、単語だけをぶつ切りにして発音しているようなCDは使えません。いくら音になっているとはいえ、単語だけをぶつ切りにしたのでは非常に覚えにくいのは確かです。そういう奴に限って、その後にすぐ日本語訳が吹き込まれていたりして、折角の英語の音の残像イメージが邪魔されて吹き飛んでしまうんです。英語音の余韻に浸れない、と言えば分かりやすいでしょうか。そういうCDは残念ながら、私は使いません。頭が止まってしまうのがはっきりと分かります。やはり例文を聞いてその中で覚えられる形になっている物の方がよいです。流れの中で覚える、ということでしょうか。その際、文章の意味(日本語)を頭の中で音にしてしまってはいけません。英語の音が残らないからです。英語の音だけを聞いて何を言っているのか分かる状態にしなければいけません。そのために、初めての時に日本語の意味をチェックしておくのは必要です。

ちょっと余談ですが、暗記作業をやる時のコツは、なりふり構わないことです。”暗記が苦手”という人は、私から見ると、行儀が良すぎる方が多いように思います。そういう人に限って本は汚さないし、ノートは綺麗だし、じっと机にすわって行儀よく勉強している。でも、それじゃあ、頭は眠っているんじゃないでしょうか?私は学生時代、社会の年号を暗記する時は、勉強部屋やリビングに寝そべって、ゴロゴロころがりながら暗記していました。ある時、家に遊びに来た友達が私のその勉強姿をみてビックリしていたのですが、誰よりも成績は良かったので、文句は言わせませんでした。寝それべればいいというもんじゃないと思いますが、要は、適度に体も動かした方が脳が刺激されて、感覚が冴えたままで居られるんです。私はよく貧乏ゆすりもしています(笑)。

閑話休題。私自身、”音は覚えているけど意味を忘れてしまった”という状態にある単語が非常に多いです。これは、極めて自然な事だと思っています。赤ちゃんが言葉を覚える時もそうだと思いますが、最初は音がとっかかりで、その残像として記憶されて、後から段々意味がくっついてくる、というプロセスは納得がいくでしょう。私の英単語暗記の場合も、それと同じようなプロセスの途中にある単語が多いんです。それらが、何らかの形で意味とガッチリ結びついたとき、二度と忘れなくなります。

色々書きましたが、できる奴もできないあなたも、暗記の能力はおんなじです。できる奴はそれなりに時間をかけて、一生懸命やっているだけ。あと、ほんのちょっぴり要領が良かったり、よき指導者にピンポイントで重要な所を教えてもらったりしているだけ。頭の差じゃありません。”どうせ俺はダメだ”と萎縮してしまっては、それこそ覚えられるものも覚えられなくなるというもんです。あなたの頭は、どんなスパコンよりも優秀なんですよ。要はいかに頭を効率よくフル回転させるか、ということ。