英語・ダイエット・その他徒然なるままに

趣味の英語学習(TOEIC 970点)やダイエットの成功談など、色々書いていきます。

私の英単語暗記ペース

2011年02月06日 02時59分18秒 | 英語
やや手前味噌な話かもしれませんが、私の英単語の暗記ペースがどの程度のものなのか、お話しします。恥も外聞もなくこんなクダランことを書く人はなかなか居ないでしょうから(笑)、かえって新鮮で、参考になるのではないでしょうか。

さすがに十何年も勉強していると、市販の単語集を見ても知っている単語が大部分というケースが多いので、なかなか新しい物を買う、というか買いたいと思うような物がないのですが、最近、古本屋で1冊の本と出会ったので購入して、2週間ほどかけて潰してやりました。

その本の掲載単語数は1295語で、買った時点で私にとって初見の単語は約半分、掲載熟語は203で、初見のモノは約8割(いつになっても熟語は難しい)程度でした。難易度はかなりのモノで、大学受験レベルで止まっている人からすると、見たことのない単語のオンパレードという感じになると思います。

それを毎日片道1時間、往復2時間の通勤電車の中で蛍光ペンを握り締めながらひたすら暗記、です。最初の10日間くらいで単語と熟語の本編を3周くらいし、そのあと索引でチェック。この時点では単語で約5分の1、熟語で20個に1個くらいの割合で”全く意味が思い出せない”ものがありました(熟語は”認識語彙”まで持っていくのは簡単なんですね。句動詞は違いますけど。今回は自分で捻りだせるかどうかまでのチェックはしていません。その辺はご勘弁)。

それを今度は4日ほどかけて、索引をベースになぞりながら全体を潰していき、最後には全ての単語、熟語について”見ただけでスラスラと意味が言える”状態まで持っていくことができました。ちなみに、平日は家ではやらず、土日の休日は平日と同じくらいの勉強量をこなしました。

総学習時間約28時間で、単語約600、熟語約160を覚えきったことになります。単語だけ時間数で割り算すると、1時間あたり約21.4個のペースです。もちろん熟語の勉強時間分もありますので実際にはこれより速いペースですが、大まかに言って、1つの単語を記憶するのに3分弱、くらいのペースでしょうか。こうして改めて数値化してみると面白いですね。ちなみに、全単語・熟語に付いている例文の中の知らない言い回しも全て覚えきったと思います。

もちろん、現段階で”完全に身に付いた”とみなすわけにはいきません。しばらく放っておいたらまた、かなりのモノを忘れてしまうと思います。しかし、おおよそ半分の単語が”全く分からない”という本を、2週間の勉強で、”全ての単語・熟語・例文が分かる”状態にまで一応持って行くことができたわけです。

これを早いと見るか遅いと見るかは人それぞれでしょう。受験生の方など、英単語の暗記だけに1日2時間も裂くわけにはいかないかもしれません。しかし、英単語の暗記なんて、”覚えられない、覚えられない”と悩んだり、”効率よい方法探し”に必要以上に神経質に奔走しまくるほどのものでしょうか?と私なんかは思ってしまいます。もちろん、認識語彙の状態で留めておくだけでは心もとないんですけど、それでも、一度でも本の全ての単語を認識語彙にまで持って行くことができたら、その後の心理的な負担は一気に軽減されるのではないでしょうか。本当に苦しいのはそこまでですから。そしてそれは、そんなに難しい作業ではない気がしてならないんですが。

買った時には、おそらく元の持ち主はほとんど触っていなかったのでしょう(笑)、新品同様のモノでしたが、この2週間で結構ヨレヨレになってしまいました。学生時代も単語の暗記とか歴史の暗記物が苦手と言っている人達が沢山いましたが、みんな教科書も参考書も単語帳も綺麗なマンマで。。。本当に皆さん、本気で取り組んだ上で”覚えられない”と言っているのか、甚だ疑問ではあります。私の暗記力が常人の域を遥かに上回っている、なんて事はあり得ないはずですし。


語源で覚えるなんてできねー

2011年02月05日 23時02分10秒 | 英語
英単語がなかなか覚えられない!というのは、日本人(?)英語学習者の万人に共通の悩みだとは思いますが、そういうみんなの弱みにつけこんでかどうかは知りませんが、

語源を活用して覚えろ

という主張をよく耳に(目に)します。でも、私自信は、これに関しては”間違い”だと思っています。能書き以前に、私自身、とてもこんな方法では覚えられませんから。フツーに丸暗記した方がはるかにラクで早いです。

ネットの質問サイトなどにもこういう話がちょくちょく出ていて、反対派の方は大方、「覚えることが増える」「個々の語源の意味と単語の意味の結びつけ方が無理矢理」「単なる学問」というようなことを言われています。もっともだと思います。ほぼ、これで言い尽くされていると思います。

確かに、語源を知ることによって「なるほどー」と思わず膝を打ってしまうような単語もあります。しかし、そういう単語が、覚えなければいけない英単語のいったい何割を占めているんだ?と、私なんかは思ってしまうんです。そういう単語以外の、圧倒的多数のその他の単語の”語源分解”なんて、いくら学問的には意味があるにせよ、暗記の役にはたたないです。そういうケースの方が圧倒的に多いじゃないですか。かえって頭がこんがらがるデメリットの方がはるかに大きい。

ある方法論を”推奨”するのであれば、当然その方法論によって目的達成が容易になること、今の場合で言えば、それぞれの立場(レベル)において覚えなければならない単語を覚えきることの負担を本当に軽くしてくれるということを、総合的な観点からきちんと説明しなければいけないと思うんです。個々の単語の例を取り上げるだけでは、”そう覚えた方がラクな単語もある”ということしか言ったことにはなりません。語源とか接頭・接尾辞を何十個も並べられたところで、まずそれ自体を覚える負担増がありますし、さらに、それで一体何割の単語をカバーしてくれるんだ?ということです。

私が語源に分解して覚えるのが嫌なのにはもう1つの理由があって、それは、”単語が持っている音のリズムがズタズタに切り裂かれてしまう”ことです。私の感覚では、全ての英単語について、まずは音の塊として記憶するんですけど、いちいち細かいパーツ(語源)にぶった切ってバラバラになった部分部分に意識を持っていってしまうと、その音の塊としてのリズムが無くなってしまう(というか、リズムを刻みこむのを邪魔されてしまう)んですね。これが非常に嫌。気持ち悪い。英単語を覚える楽しさが半減してしまう。語源をチラ見した上でもう一回全体を舐めてリズムを覚えればいいじゃん、語源チラ見するのに時間はかからんだろ、と言われるかもしれませんが、これは間違いです。だって、全体を舐めるだけですんなりと覚えられる単語も少なくないわけですから。そういう単語も含めて全ての単語について”必ず語源に着目する”ことによる損失を論じていない。すんなりと覚えられる単語についてまで、いちいちそんなモノに邪魔されたくないんです。

どうしても音そのもの、リズムそのものが頭に入りにくい、”相性の悪い単語”については、語源に着目してみるとか、違った刺激を得ることによって印象に残ったりすることはありますよ。でも、それを”全部の単語についてやれ”とか、”これこそが単語暗記の王道だ”という言い方をするのは、違うと思うんです。総合的に見て得なのか損なのか、そういう視点で物を言っていませんから。

語源を理解することによって、その単語に対する理解がさらに深くなる?そうかもしれませんが、それが暗記を加速することにどれほど貢献してくれるのでしょうか。時間に追われた受験生や資格取得を目指す社会人にとって、本当に最終的に得する話になるんでしょうか?時間が有り余っている超成績優良者が興味本位でやるというのはありかもしれませんけど。これもトータルな目で見て損か得かという話(得だとは思えませんが)。あれもこれもできるんなら、誰も苦労なんかしない。

色々書きましたが、これは単なるブログですから、責任は持ちませんよ。単なる私の考えです。私は別に英語で商売したり本を売って金儲けしたり、メルマガ売ってお金とってるわけじゃありませんから。単なる1趣味人の経験話として、参考にしてください。大体、本気でやれば単語帳の1冊や2冊、すぐに覚えられる筈です。何をそんなにビビッてるんだ、さっさと素直に覚えこんでしまえ、と私なんかはそう思いますし、そうしてますけどね。何も考えずにフツーにどんどん丸暗記してます。在る程度語彙が増えてくれば語源なんて、自然に想像も付く部分もありますし。

もっと言えば、語源に分解したくなる長い単語ほど実は覚えやすかったりします。在る程度の長さがあると、音のつながりが一種のメロディーになって、返って記憶に残りやすかったりします。私に関していうなら、他に似たような単語があってそれと混同してしまう、という”覚えにくさ”にいつも苦労しています。音として覚えているので、意味と結びつけるときに、他の単語と混同してしまうんでしょうね。






英単語の覚え方(3)

2011年02月02日 00時31分15秒 | 英語
少々しつこいですが、またこの話題で(笑)。

今回お勧めする方法は、”索引を利用する”です。

英単語の暗記をしていて困るのが、似たような綴りの単語どうしがこんがらがってしまう現象です。私なんかも、deなんとか、とか、exなんとか、などの単語を覚えるのが非常に苦手です。似たような単語が多くて。皆さんも経験があると思います。

こういう時に威力を発揮するのが、単語集の索引です。単純な話なので、何が言いたいのか既に気づいている方もいらっしゃると思います。そうです、索引は一般にアルファベット順に単語を並べているので、上記のような綴りの似た、雰囲気の似た単語が連続して現れます。この索引をなぞりながら、似たような単語どうしを相互に意識して区別しながらチェックすることで一網打尽にすることができ、記憶が強固になるのです。単純な、しょーもない話ですけど、結構効きます。

ただし、新しい単語集をいきなり索引から眺めたって、頭に入るわけはありません。私の場合は、本編を2周くらいした後、今度は索引の方に移ってAから順番に一つずつチェックしていき、忘れている単語に印をつけていく、ということをやります。本編を1周くらいした程度だと、索引を見ただけでは思い出せない単語が多すぎて話にならないので、最低でも2周くらいしておいてから、索引をみるようにしましょう。それでも半分か3分の1くらいの単語には印がついてしまうと思います。そんなもんです。

で、今度は索引の方を何周か回して、索引だけで全部の単語の意味がスラスラと思い浮かぶようになったら、もうかなりの手ごたえを感じることができるはずです。そこまで行ったら、しばらくはその単語集から離れても良いと思います(が、長期間経つとまた忘れる単語も出てきますが)。

英単語の覚え方に関して、私が実行している事は以上です。他の事は特にしていません。英英辞典も使いません。決して褒められたことではないと思いますが、面倒なので。辞書の類は疑問が生じた時だけ引くようにしています。微妙なニュアンスの差を調べたいときとか。

単語の覚え方の話になると出てくるのが、”語源で覚える”という方法ですが、、、私自身は非常に疑問に思っています。次回はその辺の考えを書いてみますかね。まあ、いつも言うように、当たり前の話になってしまうんですが。


英単語の覚え方(2)

2011年02月01日 00時07分57秒 | 英語
基本は、前にも私の学習方法を紹介したように、繰り返すしかありません。1回や2回で覚えてしまおうなんて、そもそも考えが甘すぎる!甘ったれるな!ってことです。覚えられないのなら覚えるまでやれ!

とまあ、そうではあるんですが、これではあんまりですので、もう1つだけ言っておきたいことがあります。前にも少し言いましたが、言語というものは基本的に、

音で覚える

ものだと思います。音だから覚えられる、と言い換えてもよいかもしれません。音っつーのは、残像として、人間の記憶にビンビン残ってくれるんです。

なので、単語を覚える時も、理想は音で覚えることだと思います。CDが付いているような単語帳は絶対に聞くべきですが、CDがなくても、自分で発音してみたり、頭の中で”音のイメージ”を残すようにしてみることが重要です。だから、覚えにくい単語をあえてカタカナ発音にしてみるというのも、ナンセンスな方法ではないんです。覚えにくい単語でもカタカナの並びにすると、頭の中に入りやすく感じる事が、多々あります。それは、音情報に変換されるからだと思います。CDで本格的な発音をされると、難しい単語は記憶に残りにくいということもありますが、そういう時はあえてベタベタのカタカナに落としてみた方が覚えやすくなったりします。

ただし、前に書いたように、単語だけをぶつ切りにして発音しているようなCDは使えません。いくら音になっているとはいえ、単語だけをぶつ切りにしたのでは非常に覚えにくいのは確かです。そういう奴に限って、その後にすぐ日本語訳が吹き込まれていたりして、折角の英語の音の残像イメージが邪魔されて吹き飛んでしまうんです。英語音の余韻に浸れない、と言えば分かりやすいでしょうか。そういうCDは残念ながら、私は使いません。頭が止まってしまうのがはっきりと分かります。やはり例文を聞いてその中で覚えられる形になっている物の方がよいです。流れの中で覚える、ということでしょうか。その際、文章の意味(日本語)を頭の中で音にしてしまってはいけません。英語の音が残らないからです。英語の音だけを聞いて何を言っているのか分かる状態にしなければいけません。そのために、初めての時に日本語の意味をチェックしておくのは必要です。

ちょっと余談ですが、暗記作業をやる時のコツは、なりふり構わないことです。”暗記が苦手”という人は、私から見ると、行儀が良すぎる方が多いように思います。そういう人に限って本は汚さないし、ノートは綺麗だし、じっと机にすわって行儀よく勉強している。でも、それじゃあ、頭は眠っているんじゃないでしょうか?私は学生時代、社会の年号を暗記する時は、勉強部屋やリビングに寝そべって、ゴロゴロころがりながら暗記していました。ある時、家に遊びに来た友達が私のその勉強姿をみてビックリしていたのですが、誰よりも成績は良かったので、文句は言わせませんでした。寝それべればいいというもんじゃないと思いますが、要は、適度に体も動かした方が脳が刺激されて、感覚が冴えたままで居られるんです。私はよく貧乏ゆすりもしています(笑)。

閑話休題。私自身、”音は覚えているけど意味を忘れてしまった”という状態にある単語が非常に多いです。これは、極めて自然な事だと思っています。赤ちゃんが言葉を覚える時もそうだと思いますが、最初は音がとっかかりで、その残像として記憶されて、後から段々意味がくっついてくる、というプロセスは納得がいくでしょう。私の英単語暗記の場合も、それと同じようなプロセスの途中にある単語が多いんです。それらが、何らかの形で意味とガッチリ結びついたとき、二度と忘れなくなります。

色々書きましたが、できる奴もできないあなたも、暗記の能力はおんなじです。できる奴はそれなりに時間をかけて、一生懸命やっているだけ。あと、ほんのちょっぴり要領が良かったり、よき指導者にピンポイントで重要な所を教えてもらったりしているだけ。頭の差じゃありません。”どうせ俺はダメだ”と萎縮してしまっては、それこそ覚えられるものも覚えられなくなるというもんです。あなたの頭は、どんなスパコンよりも優秀なんですよ。要はいかに頭を効率よくフル回転させるか、ということ。