気の向くままに2

その日の気分で、思いついたことを書いていきます。

「はじめて」旅日記⑥ 有次のおろし金

2005-12-13 21:08:13 | yaplogから

みたらし団子とお抹茶で元気を回復した私達は
その後京都の台所「錦小路」へと向かった。
本当は小路全部を回りたかったのだが、
時間がなかったのでお目当ての「有次」に案内してもらう。
ここは1560年創業の職人による手作りの料理道具の老舗で、
Aちゃんに見せてもらった京都のガイドブックでここの「おろし金」を見て、
その形に惚れてしまった私は、
出来れば今回の旅で買いたいと思っていたのだ。
平日の夕方だと言うのに、
プロには見えない(私のような)客の数も多く、
店内はピカピカの使いやすそうな道具類がたくさん並んでいた。
お目当てのおろし金はすぐに見つかったのだが、
いざ購入となるとあまりに高価で、買うのがためらわれた。
でも、今度いつ来られるか分からないと考え直し、思い切って買ってしまった。
こんな小さな料理道具に5000円以上出したのは「はじめて」だ。
家に帰ったらこれでふっくらと大根を下ろして、
シラスをかけてご飯を食べよう!
会計をしようとしたら、
サービスとして、お店の職人さんがその場で名前を入れてくれると言う。

ものすごく嬉しかった。
一生大切にしよう。