まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

今月の詩 ’14.2月

2014-02-16 21:44:09 | 文庫のページ
  ゆっくりゆきちゃん  谷川俊太郎
 ゆっくりゆきちゃん ゆっくりおきて
 ゆっくりがおを ゆっくりあらい
 ゆっくりぱんを ゆっくりたべて
 ゆっくりぐつを ゆっくりはいた

 ゆっくりみちを ゆっくりあるき
 ゆっくりけしきを ゆっくりながめ
 ゆっくりがっこうの もんまできたら
 もうがっこうは おわってた

 ゆっくりゆうやけ ゆっくりくれる
 ゆっくりゆきちゃん ゆっくりあわて
 ゆっくりうちえ かえてみたら
 むすめがさんにん うまれてた
   (『わらべうた』集英社文庫)

 8日は78年ぶりの大雪で驚きましたね。ちょうどその日は朝早く飛行機で九州に向かっていました。福岡は暖かく、梅の花や菜の花も咲いていました。仙台でも地面の下では着々と春の準備が始まっていると思うのですが、まだまだ寒いですね。
 今月は谷川俊太郎さんのナンセンスな詩を楽しみたいと思います。『ゆっくり』をできるだけゆっくり声に出してみましょう。楽しいですよ。

あやとりを楽しんでいます!
 1月から始まったあやとり検定ですが、子どもたちが楽しんで挑戦しています。あやとりが始まったことで、毎回続けてくる子が増えました。初めぎこちなかった指の動きがだんだんスムーズになったり、1、2回教えてもらっただけですぐマスターできたり、子どもたちの集中力に感動します。子ども同士、教えあう姿もいいものです。時には大人の人が子どもに教えてもらっていることもあります。もともとはふたりで取り合うあやとりのことを「あやとり」と言ったそうです。人と人とが触れ合うところからあやとりは始まったのですね。なるほどと改めて思います。
 現在、幼稚園の年長から6年生までの子が挑戦しています。6級合格は9人。そのうち7人は5級も合格しました。4級に挑戦しているのは5人。2月12日には1年生のまおりちゃんがまず4級に合格しました。あとの4人ももう少しです。悔しいのですが、マスターしたと思っても、ちょっと時間がたつとできなくなってしまうのがあやとりです。手がおぼえるまで繰り返して自分のものにしてください。たとえば6級の「さかずき」は覚えていますか。4級の「かみしばい」や2級の「ちょう」でも出てきますので、忘れないようにしておくといいですね。2級の「五段ばしご」や「六段ばしご」も4級の「四段ばしご」をしっかり覚えておくとすぐできます。
 2年続けて1級に合格した1年生のえなちゃんは、今、お母さんと一緒に昨年4月から北海道に行っているのですが、3月12日には戻ってきます。あやとり検定をとても楽しみにしているそうです。年中の時、1級に合格しましたので、幼稚園の人もぜひ頑張って挑戦してみませんか。お母さんが1対1で教えてあげたら、きっとできるようになります。5級まではきっとできますので、お母さんと一緒に楽しんでください。
 3月までやっていますので、今から挑戦しても大丈夫です。大人の方もどうぞ楽しんでください。
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