こどものとも012
『ちゃぷちゃぷぷーん』 得田之久/及川賢治
さまざまな動物が登場します。その動物たちの姿(形)と色の美しさに大きな感動をもらえる絵本です。
赤を背景に2頭のクロクマのしっかり正面を向いた絵、青を背景にまっ白なうさぎたちが飛び跳ねる絵、緑を背景に頭と足が黄色、甲羅が濃い緑の亀たちの絵など、色と形のセンスがいいです。擬音語をふんだんに使った言葉も楽しく、赤ちゃんが喜びそうです。
こどものとも年少版
『てじなのやかた』 土屋富士夫
『てじな』(こどものとも年少版)の続編です。18年ぶりです。
前作も手品師の「あんどら いんどら うんどら」の言葉で、楽しい手品を見せてもらいましたが、今回はもっとバージョンアップしています。ページをめくるまで、どこに穴が開いていて、それがどう変わるのか、全く予想できません。これも色と形の見事な競演です。どうぞ楽しんでください。
こどものとも年中向き
『へんてこなおきゃくさん』 浜田桂子
あこちゃんが留守番をしていると、帽子をかぶって手袋の紐を絡ませた傘のお客さんがやってきます。お客さんはあこちゃんの小さい時の話を楽しそうに話して、「大きくなりましたね」というのです。あこちゃんは思い出します。帽子も手袋も傘も、あこちゃんの小さい時のお気に入りだったことを。それをなくしてしまったことを。
ひとりでお留守番できるようになったあこちゃんの心と体の成長を知ることのできる、すてきなお話です。
こどものとも
『なんでももじもじ』 大日本タイポ組合(秀親と塚田哲也が結成)
大日本タイポ組合について「文字を解体し、組み合わせ、再構築することによって、新しい文字の概念を探る実験的タイポグラフィ集団」と紹介されています。
人間の顔も景色も動物も形あるもの、名前のあるものは、何でも文字で書けるというのです。表紙のたろうくんとはなこさんの顔も愉快です。文字が文字の呪縛から解き放たれ、自由に浮遊しているような楽しさを味わうことができます。絵の中に隠れている文字を見つけ出す楽しさにも出会えます。
ちいさなかがくのとも
『うどんできた!』 加藤休ミ
そばもうどんもお店で簡単に買うことができますが、もし家で作れたら楽しいですね。家でうどん作りに挑戦する男の子の話です。最後にていねいなレシピもついているので、本当に挑戦したい人にはうれしい絵本です。豪快に粉を練ったり、足で踏んだり、見ていたら確かにやってみたくなります。踏む時にははだしでやるといいそうです。マットでも布団でもない柔らかさが体験できるとか。
かがくのとも
『リュウノヒゲ ふゆにみつけたあおいたね』 山根悦子作 多田多恵子監修
リュウのヒゲのように細長い形からリュウノヒゲと呼ばれている草です。リュウノヒゲには青い丸い実がなると覚えていましたが、あれは実ではなく、種だそうです。梅雨の頃には薄紫色のベルのような形の花を咲かせ、夏、花が枯れると、奥の方に白い種が見え、秋にはだんだん大きくなって色も濃い緑色になり、冬になると種はもっと大きくなってあのきれいな青い色になるそうです。冬にしか見ることができないものだったのですね。
たくさんのふしぎ
『ゆきがうまれる』 前野紀一/斉藤俊行
ひとつとして同じ結晶を持たない雪ですが、雪の結晶がどうして六角の形をしているのか、水の成分についての興味深い話も含め、語られています。雪ができるメカニズムについても詳しく知ることができます
少し難しい内容ですが、斉藤さんの絵が素晴らしく、理解を助けてくれます。高学年の人におすすめです。
『ちゃぷちゃぷぷーん』 得田之久/及川賢治
さまざまな動物が登場します。その動物たちの姿(形)と色の美しさに大きな感動をもらえる絵本です。
赤を背景に2頭のクロクマのしっかり正面を向いた絵、青を背景にまっ白なうさぎたちが飛び跳ねる絵、緑を背景に頭と足が黄色、甲羅が濃い緑の亀たちの絵など、色と形のセンスがいいです。擬音語をふんだんに使った言葉も楽しく、赤ちゃんが喜びそうです。
こどものとも年少版
『てじなのやかた』 土屋富士夫
『てじな』(こどものとも年少版)の続編です。18年ぶりです。
前作も手品師の「あんどら いんどら うんどら」の言葉で、楽しい手品を見せてもらいましたが、今回はもっとバージョンアップしています。ページをめくるまで、どこに穴が開いていて、それがどう変わるのか、全く予想できません。これも色と形の見事な競演です。どうぞ楽しんでください。
こどものとも年中向き
『へんてこなおきゃくさん』 浜田桂子
あこちゃんが留守番をしていると、帽子をかぶって手袋の紐を絡ませた傘のお客さんがやってきます。お客さんはあこちゃんの小さい時の話を楽しそうに話して、「大きくなりましたね」というのです。あこちゃんは思い出します。帽子も手袋も傘も、あこちゃんの小さい時のお気に入りだったことを。それをなくしてしまったことを。
ひとりでお留守番できるようになったあこちゃんの心と体の成長を知ることのできる、すてきなお話です。
こどものとも
『なんでももじもじ』 大日本タイポ組合(秀親と塚田哲也が結成)
大日本タイポ組合について「文字を解体し、組み合わせ、再構築することによって、新しい文字の概念を探る実験的タイポグラフィ集団」と紹介されています。
人間の顔も景色も動物も形あるもの、名前のあるものは、何でも文字で書けるというのです。表紙のたろうくんとはなこさんの顔も愉快です。文字が文字の呪縛から解き放たれ、自由に浮遊しているような楽しさを味わうことができます。絵の中に隠れている文字を見つけ出す楽しさにも出会えます。
ちいさなかがくのとも
『うどんできた!』 加藤休ミ
そばもうどんもお店で簡単に買うことができますが、もし家で作れたら楽しいですね。家でうどん作りに挑戦する男の子の話です。最後にていねいなレシピもついているので、本当に挑戦したい人にはうれしい絵本です。豪快に粉を練ったり、足で踏んだり、見ていたら確かにやってみたくなります。踏む時にははだしでやるといいそうです。マットでも布団でもない柔らかさが体験できるとか。
かがくのとも
『リュウノヒゲ ふゆにみつけたあおいたね』 山根悦子作 多田多恵子監修
リュウのヒゲのように細長い形からリュウノヒゲと呼ばれている草です。リュウノヒゲには青い丸い実がなると覚えていましたが、あれは実ではなく、種だそうです。梅雨の頃には薄紫色のベルのような形の花を咲かせ、夏、花が枯れると、奥の方に白い種が見え、秋にはだんだん大きくなって色も濃い緑色になり、冬になると種はもっと大きくなってあのきれいな青い色になるそうです。冬にしか見ることができないものだったのですね。
たくさんのふしぎ
『ゆきがうまれる』 前野紀一/斉藤俊行
ひとつとして同じ結晶を持たない雪ですが、雪の結晶がどうして六角の形をしているのか、水の成分についての興味深い話も含め、語られています。雪ができるメカニズムについても詳しく知ることができます
少し難しい内容ですが、斉藤さんの絵が素晴らしく、理解を助けてくれます。高学年の人におすすめです。
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