AI (ええ愛・Atelier Ichien)

ここは、『AI(ええ愛)』のある人たちの自由な空間です。一つ一つの記事に『AI(ええ愛)』が込もっているものばかりです。

vol.3205 一隅を照らす 写真はMさんからいただいたプレゼントですヾ(@⌒ー⌒@)ノありがとうございま...

2017年01月15日 | 
「一隅を照らす」お話です。


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昔々、魏の国の王様が斉の国の王様と、あるところで出会いました。


さっそく魏の国の王様は、斉の国の王様に自慢話を始めました。


私の国には夜も照らすような大きな素晴らしい珠が十個もあると。


斉の国の王様は答えました。


「私の国には、そんな素晴らしい宝物はありません。


私の国にあるのは、農業なら農業、こういうものをつくるといったら、それをつくる、物を運ぶ仕事なら物を運ぶ・・・ 一つひとつの仕事をだれよりも一生懸命やって一隅を照らすような人たちです。


そうした人たちこそが、わが国の宝です」


それを聞いた魏の国の王様は、斉の国の王様の前に手をつき、ひれ伏しました。


―――この中国のお話をもとにしたのでしょうか。


天台宗の開祖、最澄は、その本の中で、次のように記しています。


「径寸十枚これ国宝に非ず、一隅を照らす、これ則ち国宝なり」


すなわち、「お金や財宝は国の宝ではなく、家庭や職場など、自分自身が置かれたその場所で、精いっぱい努力し、明るく光り輝くことのできる人こそ、何物にも代えがたい貴い国の宝である」と。


「一隅を照らす」という言葉はここから生まれたとされます。


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品格を磨く

高野 登 著

ディスカヴァー

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金銀財宝が宝ではなく、立派な建物が宝なわけでもなく、国王だったら国の民、社長だったら社員さんこそが何よりの宝ということです。


贅を尽くして自分の力を誇示したいのか、それとも、人様のお役に立とうと生きるのか。


「何のために」という目的が大切です。

以下は、多くの著名人に影響を与えた中村天風さんと、ある方のやりとりです。


「先生、何かお好きなものありませんか」


「うん、何も・・・」


「何かあるでしょう」


「そりゃ、たった一つある」


「それ、私が持ってきます」


「いや持ってくるもんじゃないんだ」


「何です?・・・それは・・・」


「私の欲しいのは、私と同様に、お前が、健康も、運命も、本当にどんな場合があっても、楽しんで活きられるような人間になること。


それが望ましい。


ただそれだけだよ・・・」


これが天風さんの目的だと言います。


自分の仕事を通じて、世界の人が幸福になればいいんだ、という一念。


そういう生き方をしていきたいですね♪


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今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

心より感謝します。

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