AI (ええ愛・Atelier Ichien)

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うぬぼれは恐ろしい 人の心に灯をともす 5473より 写真はMさんからいただいたプレゼントです(*☻-☻*...

2024年04月11日 | 
【うぬぼれは恐ろしい】5473



木村耕一(こういち)氏の心に響く言葉より…


《他人より優れていることは、むしろ大きな欠点である。

身分や家柄が高いとか、他人よりも才能があると思っている人は、外見では分からなくても、心の中に「自惚(うぬぼ)れ」という悪が潜んでいる。

人から「バカじゃないか」と見られたり、ひどく非難されたり、災いをも呼び寄せる原因は、ひとえに、この慢心なのだ。

だから、「自分は優れている」ということを忘れるように戒めたほうがよい。》 (徒然草/第百六十七段)



意外な指摘である。

他人よりも優れているのは長所ではないのか。

それが、なぜ、欠点になるのだろうか。


確かに優秀な人は仕事ができるかもしれない。

しかし吉田兼好(けんこう)が「心の中に自惚れという悪が潜んでいる」と断言しているように、危険な要素を持っているのだ。


まず自信過剰だから、先輩のアドバイスや周囲の声を聞かなくなる。

そんな人には、今以上の向上は望めない。

自分の意見が通らないと怒ってしまい、かってな振る舞いが多くなる。

慢心の塊だから、他人を見下し、バカにし、人間関係のトラブルも多く発生するだろう。

実例を多く見てきた兼好が「自惚れは、恐ろしいぞ」と警告しているのである。


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我々は多かれ少なかれ心の底に「うぬぼれ」を持っている。

「これだけは他の人には負けない」「ここが他の人より優れている」「私ってイケてる」等々、自分に酔って慢心するような状況だ。

ただ、これが自分の中だけで収まって、外に出ないならよい。

「自分には価値がある」という、広い意味での自己肯定感だからだ。


しかし、「自分は優れている」という気持ちが少しでも態度に出ると、まわりの人はそれに敏感に反応する。

「なんだ、偉そうに」「その程度の人は他に多くいる(たいしたことないくせに)」「自信過剰な嫌な奴」「慢心している」、と。


『うぬぼれは恐ろしい』という言葉を胸に刻みたい。





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