AI (ええ愛・Atelier Ichien)

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執着から苦しみが生まれる 人の心に灯をともす 5472より 写真はMさんからいただいたプレゼントです...

2024年04月10日 | 
【執着から苦しみが生まれる】5472



佛心宗大叢山福厳寺住職、大愚元勝(たいぐげんしょう)氏の心に響く言葉より…


【ブッダの言葉】

師は答えた、「子のある者は子について憂い、また牛のある者は牛について憂う。実に人間の憂いは執着するものである。執着するもとのもののない人は、憂うることがない」 (スッタニパータ3)


《執着から苦しみが生まれる》


なぜ、この言葉に牛が登場するかというと、インド人にとって牛は財産だからです。

つまり、子どもや財産を持つ者は、子どもと財産のことで悩み、何も持たない者は悩むことはないと、ブッダは説いています。

自分の子どもが大きくなって、言うことを聞かなくなったり勉強ができなかったり、それこそニートになったりすると、親として心の安定が揺らいでしまう人は多いでしょう。


一方、「財産はあればあるだけいい」と思うかもしれませんが、増えたり減ったりで一喜一憂してしまいます。

たとえば、「1億円を持っています」 と言っても、戦争などにより、貨幣価値が大きく下がる可能性もあります。

また、土地や家を所有していれば、それらの価値も気になります。

こうした悩みの原因は、子どもも財産も「自分の所有物」だと思い込んで執着しているからです。


さらに、自分でコントロールしたいと考えてるからです。

しかし、こうした形のあるものだけに頼るのはとても愚かなことです。

なぜなら、 「諸行無常」という言葉があるように、すべては変わりゆくからです。

形あるものはすべて壊れ、消えてしまいます。


また、子どもにしても配偶者にしても、友だちにしても、あなたの所有物ではありません。

あくまで1人の人間です。

誰しもみな自分の意思があるので、あなたの思う通りになるわけがないのです。


ブッダは、「自分の思い通りにならないもの」に対して自分が思うようにコントロールしたいと思い、執着することを、あらゆる苦しみの根源とみなしています。

そうならないためには、自分自身を頼りにし、さらに仏教の教えをよりどころとすることです。



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ブッダは、『「苦」の本質は「執着」である』と説いた。

「若さ」に執着するから、「老い」を苦と思う。

「健康」に執着するから、「病気」を苦と思う。

「生命」に執着するから、「死」を苦と思う。


執着とは、「こだわり」や「とらわれ」。

その執着をなくすには、すべてを受け入れること。

現実を受け入れ、すべてを肯定すること。


「若さ」もいいが、「老い」もまたよし、だ。

それを、松下幸之助翁は「好況よし、不況またよし」と言った。


「ああ、そうなりましたか」「そういうことだったんですね」と淡々と受け入れる。

起こることのすべては、「必要、必然、最善」、だからだ。



ブッダが亡くなろうとしているとき、弟子のアーナンダは「ブッダ亡きあと、私たちは何をよりどころとしていけばいいのでしょうか」と尋ねた。

するとブッダは「自灯明(じとうみょう) 法灯明」といった。


自灯明とは、自らをよりどころとしなさい。

自分を信じて、まどわされずに、しっかりと生きていきなさい、と。


法灯明とは、法をよりどころとしなさい。

いつまでも変わらない真理や仏法をよりどころとしなさい、と。


「執着から苦しみが生まれる」という言葉を胸に刻みたい。





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