国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

解けぬ謎

2021-07-13 | 日記



同じURLを入力してもFirefox(上)とChrome(下)では表示される内容が全く違う。(キャッシュをクリアしても変わりませんでした。)謎です。
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ガス欠

2021-07-13 | 日記
このところものすごい勢いで投稿してましたね。多い時は1日4回も。その必然の結果としてネタ切れに。(温存しとくんだったか?)
ということで困った時の読書ネタです。5月の日記の終わりで触れていましたが、上はいずれも「将棋世界」誌の元編集長氏による著作。(ただし右端は編者としてエッセイをまとめたもので、冒頭の1作のみが大崎氏の著作です。)デビュー作「聖の青春」(将棋ペンクラブ大賞等受賞)や次作「将棋の子」(講談社ノンフィクション賞受賞)などノンフィクションは10年以上前に読んでいましたが、小説としては処女作となる左端の文庫本を先月読み、こちらも吉川英治文学新人賞を取っただけのことはあると思いました(ちなみに次作の「アジアンタムブルー」はその続編とのことですが未読)。

ネタバレは避けたいので「パイロットフィッシュ」のストーリーに触れるのは回避し、代わりにその制作にまつわる裏話を書いてみましょうか。以下は著者のエッセイ集「編集者T君の謎」中の「わが友、森信雄」から。29歳の若さで没した村山聖九段の評伝執筆を師匠の森信雄六段(現七段)から打診された時、大崎氏は「20歳くらいの頃に小説家を志したものの1本の短編すらまとめることができなかった」(注)自分に書けるという自信が最初は持てなかったようです。(注:小説を書きたいという気持ちはあったものの、その題材がわからなかったのが理由とのこと。その後日本将棋連盟に入り、以後20年近くを編集者 (プロの物書き) として過ごすことになります。)けれども、今最高のテーマが与えられていると考えた氏は引き受けることに決め、その前にとにかく一度は小説を書いてみようと思い立って3日で書き上げたのが処女作の元となった作品だそうです。交響曲第1番の着想から完成までに21年を費やしたドイツの大作曲家を連想したので、「現代日本文学界のブラームス」という異名でも呼ばせてもらうことにしましょうか。(←だいぶ違うな。構想を抱えていた訳でもないし。)その時の110枚の中編が最終的には310枚の「パイロットフィッシュ」として出版されることになったため、質量ともに充実しているのは当然でしょう。最初から最後までとにかく隙がありません。

その隣、英語のサブタイトルの付いているのは5作品からなる短編集。うち奇数番目が秀逸と思いました。大切な人(家族や恋人)を喪うというエピソードは「パイロットフィッシュ」にも出てきますが、やはり短編ではストーリーに占める比率が高い分だけ読者の受けるインパクトも大きくなります。そして、登場人物がその悲しい過去の出来事・記憶を乗り越えていくまでの描き方が(当然作品ごとに異なりますが)いずれも素晴らしい。そこまで悲惨な目には遭ったことがない私でも何だか救われたような気分になれました。さすがに最後の作品ともなれば「これはきっと何かあったな」と予測は付きますが、それを理由に「先が読めてしまう」「マンネリ」などとケチを付けるのは野暮というもの。敢えてそういう作品を集めたという意図を理解しなければなりません。クールダウン的な作品(2番目と4番目)も挟まれていますし。

次に手を付けることになる「別れの後の・・・・・」も非常に楽しみです。ブックオフで見つけたらとりあえずカゴに入れる作家が一人増えました。

おまけ

上が現在「積ん読」状態の書物一覧。(他にネットで入手した詰将棋の作品集が数冊ありますが、それらは引退してから紐解くことになると思います。他に「将棋世界」誌の付録で手付かずの、あるいは短手数の作品だけ解いたものも結構ありますしね。)左側の単行本はかさばるため、お盆や年末年始に(部屋に籠もって)読むことになるでしょうが、一時は20冊を超えていた文庫本のストックは今週読み始めた将棋関係の右端を含めて9冊。この程度では(最近コロナで我慢していますが)青春18きっぷによる鉄道旅行、あるいは大阪近郊区間大回り旅を何度かすればなくなってしまう。(しばらく先でしょうけど、Lindaの里帰り時にはもっと必要です。)ということで近い内に補充しに行くつもりです。この本のタイトル作の主人公(注)のようにはなりたくありませんからね。(注:もちろんフィクションですが、そのモデルは実在の人物、というか著者の古くからの仕事仲間で実名が (ただしひらがな書きで) 使われています。上画像の座談会本にも名を連ねていましたね。)

7月15日追記
 この台湾籍女性作家について以前触れたはずですが、捜してみたけど見つかりませんね。それはともかく、昨日(2度目の候補で)芥川賞を受賞しましたか。何年先になるかは分かりませんが、少なくとも1作は読むと思います。(こっちの人も未読ですが。)
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