幼稚園の卒業写真に添えられた、父兄の言葉である。もう半世紀以上前のこと。時代は下っても、親の思いは、変わらぬだろう。
右左、上下。普段何気なく使っている位置関係の言葉は、概念をつかんでしまえば決して難しくはない。しかし、いざ関数のグラフを書いたりする段になって、馬脚を現すことがある。このとき、指導者側が概念の欠落に気づくかどうかが、当該生徒の今後の指導に多大の影響を及ぼすこととなる。(x,y)の一見単純な座標の仕組みも、位置関係の概念の把握が背景に潜んでいる。3次元においても事情は同様である。「生徒が出来ない」→「障害はどこにあるのか」の発想を持つことの大切さを忘れてはならない。
右左、上下。普段何気なく使っている位置関係の言葉は、概念をつかんでしまえば決して難しくはない。しかし、いざ関数のグラフを書いたりする段になって、馬脚を現すことがある。このとき、指導者側が概念の欠落に気づくかどうかが、当該生徒の今後の指導に多大の影響を及ぼすこととなる。(x,y)の一見単純な座標の仕組みも、位置関係の概念の把握が背景に潜んでいる。3次元においても事情は同様である。「生徒が出来ない」→「障害はどこにあるのか」の発想を持つことの大切さを忘れてはならない。