イツァーク・アルベニスは、スペインの作曲家です。情感あふれる作曲で有名です。中でも、ギターで演奏される「アストリアス」(入り江のざわめき」はとても印象深い曲です。ピアノのお好きな方は、ピアノ曲としてご存知かも知れません。同じ音の繰り返しが特徴的で、一度聴いたら忘れられぬ曲ではないでしょうか。入り江によせくる漣(さざなみ)を見事に音で表現しています。そして、スペインらしい舞曲を連想させる音の響きに心惹かれます。ギターの巨匠アンドレス・セゴビアやナルシソ・イエペスの演奏でも有名です。打ち寄せる波に、光が戯れる様子の描写が素晴らしい名曲だと思います。是非一度お聴きください。まさに音楽の楽しみです。