目的もなく、学習することはあまりない。何かを達成するために学ばねばならぬことがあれば、積極的に学ばねばならない。
大学入試でも、大切なのは目的意識だと思う。自分の将来を見据えて、必要な学力をつける必要がある。ただ漫然と、大学入試に必要だからと、無目的に学習してはならない。社会情勢は時々刻々と変わる。それを考慮に入れつつ自分としての選択をしなければならない。
今からかれこれ30数年前のこと、将来を考えたとき、資源小国日本の将来を救うものとして核融合発電が取りざたされたことがある。私はそのとき、「まてよ、この先3、40年で核融合発電が実用化されるとは思われない。この方面の研究は大事だが、自分の目の黒いうちに実際に核融合発電が原発にとって変わることはまずなかろう。」と考えた。現実はまさにその通りとなった。
自分のやりたいことは何かを常に意識することが大切です。