一年が経つのは早いもので、今年も残すところあと3ヶ月。現役諸君もそして浪人生諸君もこれからが剣が峰。後悔ることの無いように、今一度、基礎の点検をしてください。
センター試験はあくまでも基礎力の確認が主体です。ここでのほころびは、二次試験で失態を招きます。模試などで二次試験の成績が今一歩伸びない人の大半が、基礎力における欠陥です。
物理、科学にしろ、生物にしろ、簡単な分数計算においても差がつきます。一気に掛け算をするのではなく、必ず約分を全ての計算に先立ち、実行してください。京都大学二次試験(化学)以外は、すべて定数が上手に設定されており、約分が楽にできるように問題が作成してあります。また有効数字の考えも、今一度確認して置いてください。
大学入試で成功するには、センター試験で高得点をあげ、先行逃げ切り、これにつきます。たとえ、二次試験重視型の大学であっても、二次試験との総合できまる入試の特性上、センター試験の1,2点が最後に利いてきます。(例えば、東大などでは、少数以下2桁の争いになることがあります。)
また、センター試験に気をとられて、二次試験の準備が疎かになってはいけません。
過去門研究は、早めに行ってください。実際に時間を設定して、自己採点してください。その際、採点が自分で出来ない(英文解釈、英作文)科目では、教科担当の先生にお願いして採点していただくことも、時に必要です。
また、自分では出来たと思っていても、数学の答案などでは、思はぬ減点をされることがありますので、答案点検を数学担当の先生にお願いすることも大切です。
つまり、センター試験が終われば、二次試験の対応をするのですが、二次試験では答案作成のチェックが重要なのです。
そして二次試験では、最高のパフォーマンスが出来るよう、戦略を練ることがより重要となります。