日本では馴染みがあまりありませんが、一部大学では、主専攻(主に専攻したもの)だけでなく、副専攻を認めるところが徐々に増えつつあります。よくアメリカなどでは、大学卒業時に主専攻(コンピュータ・サイエンス)副専攻(法学)という卒業生がいます。そうした学生は、法科大学院で、弁護士資格をとり、IT企業に勤め、企業内弁護士となって活躍したりします。つまり、将来の仕事の為に、異なる二つの専門知識を学ぶ必要があります。今の例でいえば、情報学と法学というように、2つの異なる分野を効率よく学ぶために考えられたのが、この『主専攻、副専攻』制度です。いずれにせよ、常に将来を見こして、専門分野を決めたいものです。
では、『ディプロマ・サプリメンント』とは、何でしょか?これは、修了書のことで、「この人は、こんなことを学び、〇〇分野のことを身につけた人材であることを保証する。」ものです。今後、雇い入れの際の、重要なものとなってきます。時代のながれは、卒業証書から『ディプロマサプリメント』へとなって行くでしょう。