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小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

進路選択と地球のグローバル化について。

2011-11-01 | X君へのアドバイス

自分のキャリアプランをどうやって形作るかが大切です。希望する仕事に就くための必要な要件を洗い出し、資格をとったり、技術を磨くことが大切です。

今、情報技術革新のおかげで、地球規模で活動できる時代が到来しています。集中豪雨による、タイには日本の工業団地があり、日本はじめ、様々な国々に工業部品を輸出していることが図らずも、分かった次第です。豊田、東芝、ソニーなど多くの企業がタイに進出しています。その中に、自分の教え子の一家もいます。教え子本人は日本の大学に在学中ですが、両親と妹はタイ在住です。日増しに水位が増し、危険な状況が続いているといいます。どうか、ご無事であってほしいと思います。

今、高校生、大学生の人々は、何年かして気が付くと、会社の同僚、隣の席の人が他国人であることは、当然のことになる可能性が極めて高いと思います。(企業のグローバル化)

今や日本の最大貿易国はアメリカではなく中国です。巨大なマーケットして、中国があるわけです。また、韓国の企業の躍進振りにも目を見張るものがあります。東アジアにおける兄貴分の日本を急激に追い上げ追い越そうとする韓国。この2国とどうやって協同して仕事をしてゆくかが、これからの日本人に要求される最重要事項です。

今や、第二外国語として、ドイツ語、フランス語、ロシア語についで、中国語、韓国語も当たり前の時代になってきました。

自分の進路を常に見据え、社会情勢を冷静に判断し、貴方のキャリアプランを自身で立案し、かけがえのない人生を果敢に切り開いて欲しいと思います。

 


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センター試験まであと何日?(ささやかなアドバイスです。)

2011-10-27 | X君へのアドバイス

月日の経つのは早いものです。光陰矢のごとしとはよく言ったものです。

このブログをはじめてもう3年目です。定期的にお読みいただいている方、有難うございます。

何かの参考になれば幸いです。

さて、センター試験について。

「センター試験を乗り切る秘訣について。」

トップは英語から始めます。

1.英語

   (1)発音記号をしっかりマスターする。つまり、発音記号を見たら、正しく発音できること。

   最近の電子辞書では、単語の発音機能があるので、有効に活用すること。

   実は、ヒアリングの得点が伸びない人の大半が、発音の学習がおざなりになっています。

   正しい発音が分からぬ限り、聞き取りは正確に出来ません。(当たり前!)

  

   (2)長文の内容一致問題は、同意表現を見抜くことです。

    熟語レベルの同意表現、構文レベルの同意表現に注意しよう。

    また、論理的な意味の違いを使った、レトリックにも注意しよう。(例えば、部分否定と、全否定の違い。)

    同じ表現を、原級、比較級、最上級で表せますか?

   (3)長文問題はリード文、設問をざっと概観してから取り掛かること。

    内容一致問題があれば、ざっと問題文全体を読んでおくこと。

    これは、本文を読む前に、本文に書いてあることの大まかな内容を事前に把握できることに繋がります。

    各設問の流れが、段落順に対応していることを忘れぬように。

   (4)アクセント問題で迷ったときは、前につけよ。(名前動後の原則も忘れないこと。)

    (5)イラスト、図表問題では、リード文を読み、必要な情報のみすばやく見つける。

     イラスト、図表の内容をすべて把握する必要はありません。

  (6)段落補充問題、段落整序問題では、指示語の対応で文の流れを追って下さい。

  (7)パラグラフ・リーディング、ディスコース・マーキングなど色々なテクニックがありますが、

    それのみに頼らないことです。つまり使用ツールの適用範囲を忘れないこと。

 

以上、センター英語に関して、気の付いた点を列記しました。

目指せ200点満点。(最悪でも190点はGETしよう!)

 

君の成功を祈る。

 


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慶應義塾大学、24年入試より「センター試験利用入試」を廃止。その2

2011-10-24 | X君へのアドバイス

共通一次試験から名称がセンター試験と変わっても、歴代のセンター長は、慶応義塾大学の塾長経験者が勤めている。

1979年1月から始まった共通一次試験では、参加大学は国立、公立大に限られていた。そこで、私立大学でも独自入試の他、センター試験も利用できるように、全ての教科を受験しなくともよしとする、アラカルト形式を導入し、私立大学には必要な科目の成績のみセンターから通知することを可能とした。これが平成2年以降のことである。慶應義塾大学の参加により、他の私立大も参加を初め、今やセンター利用方式を取らない私立大学を探す方が難しい時代となった。そういった意味では、センター試験からの完全撤退を決めた慶應義塾大学の大きな方針転換の意味するところを検証する必要がある。

 ここで、現在の入試制度における、入試形式を分類すると、一般入試、推薦入試、AO入試、センター利用と4分される。

 AO入試は、今や大半の私立大学では導入されえている制度である。自己推薦精度であり、本来は特色ある学生を入学させるための制度である。余談ながら、このAO制度を日本で最初に導入したのは慶應義塾大学湘南藤沢の総合政策学部と環境情報学部である。

 一般に、センター利用タイプ以外の入試では、初めから受験大学への入学意思が固いものが受験している。したがって、合格すればまずほとんどが間違いなく入学してくる。こうした学生に対して、センター利用タイプは、大学を併願する学生が大半であり、センタータイプでまづ落ち着き先を確保しておき、本命大学を受験するケースが多い。当然、センタータイプで合格したとしても、本命大学に合格すれば、そちらに流れてしまうのは当然である。その大学にどうしても入学して、そこで4年間しっかり学びたいという、当該大学への帰属意識がセンタータイプの合格者とそれ以外の合格者では、根本的に異なる。それは、AO入試合格者の歩留まり率を見れば明らかである。

また、センタータイプの合格者の得点もハイレベルに密集している。つまり、差がつかない。例えば、法学部のセンタータイプでは、合格者(正規合格者50名)の平均は850点以上といわれる。これだけの得点率を上げられる学生ならば、国立他大学(例えば東大文一)も十分狙える層であり、事実かなりの学生が抜けている。

以上の検証により、明らかなように、「慶応義塾大法学部の大学入学者選抜試験としてセンター試験を利用することはもはや無意味となっている現状」をかんがみ、平成24年度入試より、センター試験利用入試から完全撤退とした。

いづれにしろ、貴方がどの入試タイプで大学を受験するかを、早期に決めておくことが、成功に繋がる。慎重に、かつ大胆に自分の進路を見極めよう。方針を早く決めた人が、当然ながら成功する確率は高い。

 

(参考資料:旺文社パスナビ)

 


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中間試験が終わった今、何をなすべきか。

2011-10-19 | X君へのアドバイス

各科目の出来は、どうでしたか?得意科目はより伸ばし、不得意科目は、苦手意識をなくすことが大切です。

小さなミスを犯さぬように、日頃から細心の注意を常に払ってください。

問われていることは何かを、常に意識してください。

数学なら、求値問題なのか、証明問題なのかの見極めをつけよう。

条件はあるのか、使ってない条件はないか。前問の結果を使っているか。

冷静に、今一度点検する癖を日頃からつけよう。

 


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進路について、十分研究もし、色々な人にアドバイスを受けつつも、最後に決断するのは、貴方です。

2011-10-15 | X君へのアドバイス

このとこと、私的な記事が多くて、受験生の方には、退屈だったかもしれません。

中学生、高校生、大学生、院生、一般のかた、様々なレベルで、参考になる内容を記載したいと考えています。

人は、いくつになって学ぶ必要があります。生涯学習が叫ばれ始めて、かれこれ30年近くたっています。

学びの場は多くあればあるほど、よいと思います、

その昔、(また昔の話です。)NHKの教育(9チャンネル)で、高校の物理とか化学の教育番組をよく放映していた。たしか、小学校の3,4年生の頃、物理の番組に、はまってしまい、学校から帰ってくると、力学の実験やら、解説を楽しく学んだ。例えば、真空中で、鳥の羽と、金属球を同時に手放すと、どちらが先に行くに到達するのかを確かめる実験をしていた。自分なりに予想、仮説を立てて、その上で実験して仮説が正しいかどうかの検証をしました。こうした番組が視聴できたことで、一人の小学生が科学に目覚めたのです。最近は、そういった面白みを感ずる番組が少なくなったと思っていました。

ところが、生涯学習に最適なものが、より簡単に視聴できるようになったのを、貴方はご存知でしたか。

この10月1日より、BSデジタルチャンネル231番にて、「放送大学の授業」がご覧いただけるようになりました。一段高い見地から、世の中のことを見るのに、最適な番組ではないかと存じます。ある程度、知識を体系化したいとき、きっと参考になる授業群がそこに用意されていると思います。遠き昔の、NHK教育の番組から得た楽しさと同じものが、また放送大学の授業から得られそうです。意欲的な、中高生諸君。もし時間的余裕があるならば、一度BSの231番を覗いてくれたまえ。得ることが何らかあれば、望外の喜びです。

そこで、表題(タイトル)の登場です。色々な分野の仕事を研究をするさい、是非「放送大学」の授業を参考にしてください。歴史、文化、科学その他、多面的に物事を捉える練習には、とても参考になる番組であると思います。

価値観の混迷する現代にあって、「自分自身の、知の基準を構築すること。」が何より重視される時代がいまや来たろうとしています。

メモを取りながら、各界の第一人者から、最新かつ最深な知識を得ようではありませんか。

この一文が、貴方にとっての恵みとなれば、幸いです。

 

 

 

 

 


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いよいよ10月に入り、センター試験、二次試験が近づいてきました。仕上がりをチェックする段階です。

2011-10-06 | X君へのアドバイス

一年が経つのは早いもので、今年も残すところあと3ヶ月。現役諸君もそして浪人生諸君もこれからが剣が峰。後悔ることの無いように、今一度、基礎の点検をしてください。

センター試験はあくまでも基礎力の確認が主体です。ここでのほころびは、二次試験で失態を招きます。模試などで二次試験の成績が今一歩伸びない人の大半が、基礎力における欠陥です。

物理、科学にしろ、生物にしろ、簡単な分数計算においても差がつきます。一気に掛け算をするのではなく、必ず約分を全ての計算に先立ち、実行してください。京都大学二次試験(化学)以外は、すべて定数が上手に設定されており、約分が楽にできるように問題が作成してあります。また有効数字の考えも、今一度確認して置いてください。

大学入試で成功するには、センター試験で高得点をあげ、先行逃げ切り、これにつきます。たとえ、二次試験重視型の大学であっても、二次試験との総合できまる入試の特性上、センター試験の1,2点が最後に利いてきます。(例えば、東大などでは、少数以下2桁の争いになることがあります。)

また、センター試験に気をとられて、二次試験の準備が疎かになってはいけません。

過去門研究は、早めに行ってください。実際に時間を設定して、自己採点してください。その際、採点が自分で出来ない(英文解釈、英作文)科目では、教科担当の先生にお願いして採点していただくことも、時に必要です。

また、自分では出来たと思っていても、数学の答案などでは、思はぬ減点をされることがありますので、答案点検を数学担当の先生にお願いすることも大切です。

つまり、センター試験が終われば、二次試験の対応をするのですが、二次試験では答案作成のチェックが重要なのです。

そして二次試験では、最高のパフォーマンスが出来るよう、戦略を練ることがより重要となります。

 


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数学、学び始めの皆さんへ。数学力をアップしよう。

2011-09-30 | X君へのアドバイス

数学初心者の皆さんへ。

数学の普段の学習姿勢について、この機会に振り返ってみてください。

「数学はとにかく公式を覚えて、その適用方法に習熟すること。」といった姿勢で勉強していると、いづれ破綻します。

大切なのは、公式を覚えることではなく、公式の成り立ち、言うならば出所、由来を大切にし、公式の誘導過程をしっかり理解し、自分一人で公式を導けることが大事なのです。

例えば、等式の証明問題を解かせると、その人の数学力が露骨に分かります。

比例式とか、条件付等式とかの証明で、本来示すべき等式を初めから書いて、両辺が同じ式になるから成り立つ、といったところが大切なところなのです。

つまり、何を示すべきかの把握が弱い人は、えてして上記のような誤りをしがちです。

等式の証明で×をもらう人の大半は、同種のミスを犯しています。くれぐれも、お気をつけ下さい。

 


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伸びる生徒、伸びない生徒。最後に必要なのは、人間力? 大学入試合否の分かれ目。

2011-09-28 | X君へのアドバイス

いつも、このブログをお読みいただいて、有難うございます。

読者は、高校生、中学生、浪人生、大学生、大学院生、一般社会人、学校の先生と千差万別です。

日暮思うことを、書き綴った内容ですので、参考になったりならなかったりとツブぞろいの内容とはいえません。ご容赦を願います。

ただ、このブログをお読みいただいて、何らかのヒントになれば幸いです。可能な限り、書き続けますので、今後ともご愛読くださいますようお願い申し上げます。

さて、表題の件について。

世の中には色々なタイプの生徒がいます。中学の頃は、部活に遊びに忙しかった生徒が、高校2年生の記念祭を境に、受験モードに切り替え、一気に難関校への現役入学を果たすことも、ままあります。その一方で、常に高得点をキープしてきたのに、肝心な高校3年生の対外模擬試験で、英語の成績が最後まで伸び悩み、最終的にランクを下げて、AO入試、もしくは学校推薦で何とか事なきを得ることもあります。例えば、今お話したケースは注意を要します。当事者の生徒にヒアリングをしたところ、耳を疑う勉強方法を彼はしていたのです。高2までの学校の実力試験は課題テストの性格が強くて、しっかり範囲が指定してあり、その範囲をくまなく学習しておけば、結果として好成績を上げられます。かれは、範囲の英文その他をほとんど暗記して試験に臨み、好成績をづーと維持してきたのでした。そのため、対外模擬試験のように、範囲がなく、どの問題文も初見である英文を前にすると、彼の実力は全くないに等しくなってしまったのです。

普段から、本当の実力をためたければ、真面目に、英単語、英熟語、基本構文をしっかり理解し、覚える努力が必要なのです。それを頼りに英文を攻略するのでなくては、真の実力は身につきません。これは、普段の学習段階から意識するべきことだと思います。

また、入試まで残り3ヶ月からが大切で、ここで一気に実力を伸ばす人がいます。なるべく早めに、センター試験のめどを立て、二次試験対策を立てて下さい。

粘り強く最後まで諦めないことが、その人のもつ人間力なのです。

学校の授業を大切にし、級友を大切にし、両親初め家族を大切医する人には、ちゃんと人間力が自然と見についているものです。

最後まで諦めずに、この冬を乗り切ってください。明るい春が、貴方をきっと待っていますから。

 


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進路について。

2011-09-22 | X君へのアドバイス

進路選択について。

X君 「こんにちは。マリオ先生。今日は、進路について伺いたいです。」

マリオ 「どんな質問でも結構です。」

X君 「大半の高校は2年生から、文系理系とクラス分けを行います。自分は、経済学部を希望していますが、文系でも入学後、数学ⅢCまで必要な学部として、経済学部、商学部などがあると聞いたことがあります。」

マリオ 「そうですね。経済学部で習う、計量経済などでは、数学が駆使されます。場合によっては、理工系より早い段階で、より高度な数学を習います。例えば、慶應の場合、常微分方程式の解の存在とその一意性について、経済学部は1年生で習うのに対して、理工形では3年次に習うことが多いです。」

X君 「では、高校段階で数学ⅢCを未履修の学生は、どうなるのですか?」

マリオ 「最近は未履修者と既履修者を2グループに分けて、未履修クラスには、補講を行う大学が多いです。慶應ももちろんそうです。」

X君 「では、それほど高校段階での数学ⅢCの学習は必要ないということでしょうか。」

マリオ 「ところが、やはり数学ⅢCを学習して既履修者クラスにまわしてもらった方が、安全かと思います。」

X君 「それは、なぜでしょうか?」

マリオ 「2クラスで、最終的な授業の到達度が初めから違うのです。やはり、経済学を極めるつもりなら、出来るだけ早い段階で、数学ⅢCをマスターすることです。」

X君 「では、2年次に理系クtラス、3年次に文系クラスに文転ずれば良いでしょうか?」

マリオ 「東海高校の場合は、文転することを認めていますので、それは可能ですが、名古屋高校の場合、認められていないので、文系クラスに所属して、数学ⅢCを独習するか、どこかの予備校、塾で数学ⅢCを習うことになります。ただし、東海の場合、他教科の履修時間、とくに文系科目中の社会科の時間が不足気味で、最後の最後まで文系科目が足を引っ張る可能性もありますので、コース選択は慎重にお願いします。」

X君 「有難うございました。」

マリオ 「また、質問がありましたら、メールでお願いします。一般性のあるご質問に対しては、可能な限り、本ブログにてお答えいたしま

す。」

     メールアドレス:Syoji.Kozima@auone.jp

 

 

 


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国語の勉強方法を教えてください。

2011-09-16 | X君へのアドバイス

X君 「昨日に引き続き、国語の学習方法についても、色々教えいただけたらと思います。」

マリオ 「まず基本的なことから、お話します。なぜ国語の試験があるのですか?分かりますか・」

X君 「それは受験生の実力を知りたいからではないですか?」

マリオ 「では、国語の実力とはいったいどんなものですか?」

X君 「国語力と一口に言っても、色々な要素があります。語彙力(如何に多くの言葉を正確に知っているか。また適切に使えるか。)、内容要約力。的確な表現力。高速な内容読解。などでしょうか。」

マリオ 「では、なぜ国語力が大切なのか分かりますか?」

X君 「それは、やはり国語はできたほうがいいに決まっていますが・・・・。」

マリオ 「大切なことは以下の点です。私達が考えるのは、何によって考えるかというと、言葉です。日本人なら当然、日本語です。

 その日本語を概念レベルで自由自在に使えることが、大学以上の学問的研究レベルで必要なことなのです。つまり、概念を言葉で説明し、理解できたり、それを書いて表現できる能力が大切なのです。そういった、言語レベルで、国語能力を確認したいので、国語の試験問題を出題しているのです。本来、理系、文系は関係なしで、どちらも国語力は必要とされるのです。」

X君 「では、どうすれば国語力が付くのでしょうか?」

マリオ 「出口 旺 先生の『現代文講義の実況中継①、②、③』(語学春秋社』を是非お読みください。」

X君 「どんな内容ですか?」

マリオ 「実際の大学入試で出題された問題が初めに提示され、そのあと出口先生の解答、解説が続きます。その中で、国語力を見る出題者側の観点などを解説しています。例えば大切なこととして『解等は全て本文中にあり。』だとか、『出題者が聞いているのは、貴方の考え、意見ではなく、その文章を書いた作者の考えについて聞いているのです。』と表現されていることです。予備校での実際の講義を文字起こしをして、活字化していますので、とても読みやすいです。問題数もそれほど多くないので、初めに自分なりの解答を用意した上で、答えあわせをするとよいでしょう。解説は丹念に読んで、完全理解を目指してください。」

X君 「早速帰りに買ぅて、チャレンジします。」

マリオ 「それがいいね。国語の勉強いつからはじめてもいいが、早ければ早いほどよいと思います。頑張ってください。」

X君 「有難うございました。」

 


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