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ヨーロッパへの旅(南フランス) (8)

2009-10-21 23:47:45 | 2009年 ヨーロッパへの旅 南フランス・MRS~ROM~ポンペイ・カプリ
Avignon アヴィニョン 9月6日


一休みをして、すぐ近くにある「祝福の谷修道院」に散歩に出かけた。





14世紀にアヴィニョンの法王インノケンティウス6世によって創設され、
フランスでもっとも大きな修道院として繁栄したが、フランス革命後、
長く廃墟になっており、近年修復が進んでいるという。



革命後、芸術作品は全て売り飛ばされ、広い院内はガランとしているが、
インノケンティウス6世の墓は大理石で作られ、
細工もすばらしい物だった。



あちこちの部屋を見て歩いている内に、ある部屋の隅に、
面白い物を見つけた。
80cm位の石の真ん中に木の蓋がしてある。
何も書いてないが、きっとトイレに違いないとにらんだ。
直接、こんな冷たい石の上に座って、
さぞ、その度にゾクッとしたことだろう。

次にすぐ近くのサンタンドレ要塞に出かけた。



何ともいかめしいこの要塞は、14世紀の中頃、
ローヌ川対岸の法王庁に対し、
フランス王の権威を誇示するために造られ、
かつてはこの中に修道院と町があったそうだが、今は廃墟となっている。



要塞の門の塔に上がってみた。
多分、60メートル位の高さではないかと思うが、
アヴィニョンとローヌの谷の眺めがすばらしかった。

ローヌ川を挟んで、アヴィニョンの対岸にある
ヴィルヌーヴ・レザヴィニョンは、
13世紀以来フランス領で、アビニョンに法王庁があった時代、
裕福な枢機卿達が、この地にこぞって豪華な邸宅を建てたところから、
今も静かな落ち着いた街並みが残っており、
後日談になるが、今回の旅で、私が一番お気に入りの町だった。

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