同僚から、映画「いま、会いにゆきます」のDVDを借りた。
映画を観るなんて、ホント数年ぶり。
映画は好きだけど、まとまって観れる時間なんてなかなか無いんだよね。
今日はトシチャンも遅いし、マスミを早く寝かせようと
前々からひそかに計画していた。とにかく楽しみだった。
さて、予定通りマスミもてこづることなくネンネしてくれたので早速スタート。
ところが、始まってから小1時間も経った頃だろうか。外で「ドーン!」という雷の音。
雨がテーマでもある映画だから、初めは映画の音と思っていた。
ところがピカっと窓の外が光り、雷が現実であることを思い知らされる。
私、雷が大嫌い。あの音がとにかく苦手である。
光った後に時間差で雷の爆音が鳴り響く、あの数秒間の恐ろしさはたとえようがない。
恐怖の余り、いつも身体が凍りついたように動けなくなってしまう。
せっかく映画が盛り上がってきたところに、なんでこんなことに。
タイミングの悪さに舌打ちしたいくらいだった。
雷の爆音はどんどん大きくなっていった。
震える足で、とりあえず隣室のマスミを確認。
口をパッカ~ン開けて寝ほうけている。ちょっと安心。
気を取り直して映画に意識を集中。こわくないこわくない。あなたはママなんだから。
マスミを守らなきゃだめなんだよ。自分に言い聞かせる。
そんな私とは裏腹に、爆音は更に大きく容赦なく鳴り響く。
完全に映画どころでなくなった。
もうダメ。本当に怖い。どうしよう。トシチャンなんでこんな時に飲み会なの?
いい加減、頭がおかしくなりそうになった瞬間。
バリバリバリという爆音と共に部屋中が真っ暗になった。
瞬間、何が起きたか理解ができなくなった。
なんで?なにこれ?どうして。急に部屋も外も静かになった。
そう、停電だった。
この時の今までに経験したことのない恐怖。
「ちびりそう」とはこういうことを言う。
「マ、ス、ミ、マースーミー」。つぶやいて暗闇の中、勇気を奮って隣室を目指す。
完全にマスミに助けを乞うていた私。
マスミの身体に私の指がようやく触れた瞬間に、部屋に光が戻った。
いったいなんてことしてくれたんだ。私の貴重な時間を返せ。
いい映画なのにぜんっぜん泣けなかったじゃないか。
あまりの緊張に、身体が汗びっしょり。すっかり疲れきってしまった。
映画を観るなんて、ホント数年ぶり。
映画は好きだけど、まとまって観れる時間なんてなかなか無いんだよね。
今日はトシチャンも遅いし、マスミを早く寝かせようと
前々からひそかに計画していた。とにかく楽しみだった。
さて、予定通りマスミもてこづることなくネンネしてくれたので早速スタート。
ところが、始まってから小1時間も経った頃だろうか。外で「ドーン!」という雷の音。
雨がテーマでもある映画だから、初めは映画の音と思っていた。
ところがピカっと窓の外が光り、雷が現実であることを思い知らされる。
私、雷が大嫌い。あの音がとにかく苦手である。
光った後に時間差で雷の爆音が鳴り響く、あの数秒間の恐ろしさはたとえようがない。
恐怖の余り、いつも身体が凍りついたように動けなくなってしまう。
せっかく映画が盛り上がってきたところに、なんでこんなことに。
タイミングの悪さに舌打ちしたいくらいだった。
雷の爆音はどんどん大きくなっていった。
震える足で、とりあえず隣室のマスミを確認。
口をパッカ~ン開けて寝ほうけている。ちょっと安心。
気を取り直して映画に意識を集中。こわくないこわくない。あなたはママなんだから。
マスミを守らなきゃだめなんだよ。自分に言い聞かせる。
そんな私とは裏腹に、爆音は更に大きく容赦なく鳴り響く。
完全に映画どころでなくなった。
もうダメ。本当に怖い。どうしよう。トシチャンなんでこんな時に飲み会なの?
いい加減、頭がおかしくなりそうになった瞬間。
バリバリバリという爆音と共に部屋中が真っ暗になった。
瞬間、何が起きたか理解ができなくなった。
なんで?なにこれ?どうして。急に部屋も外も静かになった。
そう、停電だった。
この時の今までに経験したことのない恐怖。
「ちびりそう」とはこういうことを言う。
「マ、ス、ミ、マースーミー」。つぶやいて暗闇の中、勇気を奮って隣室を目指す。
完全にマスミに助けを乞うていた私。
マスミの身体に私の指がようやく触れた瞬間に、部屋に光が戻った。
いったいなんてことしてくれたんだ。私の貴重な時間を返せ。
いい映画なのにぜんっぜん泣けなかったじゃないか。
あまりの緊張に、身体が汗びっしょり。すっかり疲れきってしまった。