ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

国民の期待に応えたい

2007年10月12日 | ましこノート
政治家の言葉ではない。
昨晩行われた、世界ボクシング評議会・フライ級王座の
初防衛に成功した、王者内藤大助さんの言葉である。
亀田3兄弟の次男大毅と対戦し、大差の判定勝ちをしたが
試合前の記者会見での亀田の無礼・非礼な言動に対して、
内藤チャンピオンが、
「亀田を倒して国民の期待に応えたい」と答えた。
18歳の青年が33歳のチャンピオンに対して、
ゴキブリ野郎とか、負けたら腹を切るなどと言う言葉が
どこから出てくるのだろうか?
作られた偶像・亀田3兄弟であっても、
プロボクシングであっても、もう少し常識や品性があっても
いいのにと思ったのは私だけではないだろう。
私は試合の結果を、夜遅くのスポーツ番組で知ったが
今日は多くの人達に、試合見ましたか?と聞かれた。
それだけ関心が高かったのだろう。
また異口同音に、亀田が負けてよかったね、と言われる。
試合も一方的であり、最終ラウンドはボクシングより
レスリングまがいの亀田の行為には、恥ずかしさが先にたった。
日本の若手有望ボクサーのはずが、あんなに酷い選手が
世界チャンピオンに挑戦しているのか、と世界中に思われてしまう。
亀田の父親や兄弟の言動を増長させた放映権を持つ、
テレビ局の責任は重大だ。
内藤チャンピオンに拍手を送ると同時に、亀田3兄弟を
偶像として崇拝するように作られる、風潮や環境が怖い。

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