あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

桜が終わると

2024-04-30 06:52:05 | 季節は進む

今年の桜は開花日から1週間ほどで満開になったのですが、何しろ開花した後も寒い日が続いていましたから桜の花も長持ちしたという感じで、満開を過ぎたこの頃でもまだいっぱい咲いているという感じです。さすがに少しずつ花吹雪になっているのですが、結構長く持っている感じです。

桜の開花に合わせるように気温もかなり上がってきて、最低気温も10℃を割り込む日が少なくなりました。日中は汗ばむような陽気になってきましたので、桜の開花を境に一気に季節が初夏に向かっていくという感じです。周りの木々も急いで花を開くのですが、今年は1週間ほど遅れている様子で、ようやく足並みがそろってきたという事になります。

それでも裏山の木々は一斉に芽吹きの季節になってきましたので、今までは枝だけで寂しかった木々も一斉に新緑になったわけで、萌黄色の衣をまとって空も見えなくなってきました。桜が終わってしまうと次は5月の花になってくるという事になるのですが、それまでの間は急いで咲いてきた木々の花となってくるというわけで、今年は色々な花がちぐはぐに咲き出しているといった感じです。

一気に緑の衣をまとってきたという感じなのですが、新芽よりも花のほうが先に咲く木が多いですから、桜が満開になった週はつじつま合わせのようにいろいろな花が咲いてきたといった感じです。エノキの木もある日突然いっぱいつぼみが膨らんできて、数日したら満開になってしまいましたし、すずかけの木もいっぱい蕾が膨らんできて、いよいよ咲き出すという感じです。

このようなときに持ち出すのが元祖タクマーの望遠レンズといった感じで、200㎜レンズと300㎜レンズを持っていますので、偵察に行った時の状況を加味して、次の日に撮影という事になっています。4月からは晴れて年金生活者という感じなのですが、時間的な余裕も増えてきましたので、家でちんまりしているよりは少し外に出て歩いてくることを行っています。

エノキの花が満開に近くなりそうですので、元祖タクマーの200㎜F3.5を持ち出したという感じです。タクマーの200㎜レンズというと、兎角中古価格も安くて性能もそれなりという感じなのですが、元祖タクマーの200㎜F3.5はペンタックスさんが渾身の力を込めて作った望遠レンズという感じで、写りの良さは定評があります。

その分大きくて重くて、フードを装着するとバズーカ砲のような勇ましさになるのですが、余裕のある鏡胴とレンズの設計余裕から、今の望遠レンズと同じような写りをします。昔ながらの青色コーティングなのですが、特段フレアやゴーストが出てくるという事もありません。付属のフードがよく作られているといった印象で、逆光にも強いですし発色も昔ながらのタクマーで良好という感じです。

久しぶりに持ち出して、散歩がてら撮影を行ってみると、解像度も高いレンズですから殊の外よく写りますし、発色も良好でコントラストもかなり付いてきます。F5.6位絞り込めばかっちりとした画像になりますから、プリセット絞りの基本設定を合わせて、あとはピントを合わせるときだけ明るくするといった使い方ですから、思いのほかサクサク撮影ができます。

エノキの木もだいぶん遅れましたが、いきなり咲き始めという感じで急いで撮影したという感じです。エノキの花も小さくて緑色なのであまり目立たないのですが、今年は撮影できて良かったという感じです。何しろ大きな木で高い部分に咲いていますから、タクマーの200㎜レンズが大活躍したという感じです。今年もようやく季節のつじつまが合ってきて、あとは初夏の花という感じになってきました。

それでは、今月中旬に撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-1 Takumar 200mmF3.5

撮影データ:1/640sec F5.6 ISO200

エノキの花も、緑色でしべの部分しかない地味な花ですから、花が咲くと枝がスポンジたわしのような雰囲気になります。一気に咲いて数日で実だけが残る、実用本位な花という感じです。

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