goo blog サービス終了のお知らせ 

あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

現像液の交換

2016-03-11 19:12:06 | フィルムで行こう
フィルム現像液を作ったのが昨年暮れでしたので、約2ヶ月で8本のフィルムを撮影したことになります。大体毎週一本位撮影している勘定で、35mmとブローニーフィルムが半々位です。早速ミクロファインの袋を開けて、温かいお湯を準備して溶かし込み、これから先2か月分の現像液を作ります。

以前は専用のボトルを購入して使っていましたが、昨年フィルム現像を再開するときに色々調べて見ますと、ペットボトルでも十分代用になるという感じで、早速お茶の1リットルボトルを買ってきて、飲んだ後に水洗いして調合ボトルとして活用しています。保管用は500ccの炭酸飲料のペットボトルを買って来て、中身は美味しく戴いて現像液用ペットボトルにしています。

問題は明るい場所で現像液が変質してしまうことで、どうしようか迷ったのですが、結局は海苔を入れてあった金属缶の中にペットボトルを入れて、光を遮断して保管しています。1年間使っていて、変質などの不具合は発生していませんので、これで良しといった感じです。意外とリーズナブルに液保管が出来るわけで、重宝しています。

フィルム現像を行って行くうちに、液の色が段々変わってくるのですが、500ccのペットボトルで4回分の現像用として活用しています。4回目の現像が終わると、ペットボトルの壁面に銀が析出してきて、メッキされた様になります。透明ペットボトルならではといった感じで、以前は着色瓶でしたから現像液の疲労度が判らずに失敗することがありましたが、今ではおおよその疲労度が判って好都合です。

定着液はおおよそ3倍長持ちしますので、3回現像液を使い切った時点で定着液と現像液を廃棄することになります。現在はカメラ屋さんに廃液を持ち込んで、安価に廃液処理を行ってもらいますので、カメラ屋さんに頼って廃液処理を行ってもらいます。1回の廃棄液はおおよそ4Lで、溜まった所で廃棄になります。

本当はもう少し液は長持ちするそうなのですが。失敗したらもう一度撮影を行う訳にもなかなか行きませんので、安全を見越して4回の現像で交換するようにしています。現像液の交換目安は1リットルの現像液で8本のフィルムが現像可能な表記がしてありますが、実際は120フィルムと36枚撮りの35mmフィルムを半分にして使っていますから、おおよそ1.5倍は持つ気がしています。

今回の撮影行は久しぶりにヤシカDを使います。昔レンズですので、絞り込んで使うと解像感も上がりますし、黒白フィルムを使うとトーンがなだらかに表現されますので、ネオパンアクロスを詰め込んで撮影しています。子一時間の撮影行が終わった後は自家現像でスピーディにスキャニングまでの一連の作業を終わらせます。

6×6版のフィルムサイズは、2眼レフ・カメラでも細かな部分まで解像してくれますから、質感描写の良さも加わって印象的な画に仕上がります。次回からは新しい現像液、黒白フィルム撮影も病みつきになります。

それでは先月末に撮影した写真から掲載します。


Yashica-D Yashikor 80mmF3.5
撮影データ:1/100sec F11 Neopan Acros100
春めいてくると小川の流れも水温むといった感じで、撮影することが多くなります。黒白フィルムでは余計な色が出てきませんので、雰囲気が出せるような気がしています。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« SMC Takumar 20mmF4.5 | トップ | Yashica D(Yashikor 80mmF3.5) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

フィルムで行こう」カテゴリの最新記事