少し古臭い昔ながらのレンズなのですが、新しい機構はほとんど付いていない替わりに実直真面目で写りも良い印象です。流行のコーティングはほとんど見られませんし、もしかしたらノン・コーティングと思わせてくれるような薄いコーティングが施されています。形も無骨で数世代前のクラシック・レンズの造りを髣髴とさせるような出で立ちです。
しかし、その古臭い出で立ちと裏腹に、写りの方は一級品のレンズです。135mm望遠レンズの場合は普及品がF3.5の細身なレンズですから、それと同じくらいの出で立ちでほんの少し明るいレンズは注目を浴びる存在であったと思います。このために爆発的に売れたということは無いのですが、じわじわといぶし銀のような売れ方をしたのではないかと考えています。
何しろプリセット絞りでオート絞り機能は付いていません。絞りの機能が鏡胴の一部分だけで済んでしまいますので、F2.8の明るいレンズにしては細身の作りになっています。絞りの機構分だけ構造上のゆとりがありますので、前玉を贅沢に大きくしてラッパ状の形状となっています。元来この形状のレンズは写りがすごく良いレンズが多いですから、コスト・パフォーマンスの高いレンズとなっています。
コーティングがほとんど無い分、逆光や斜光には弱いのですが、色味的に変に偏った所がないので、被写体を選ばない良さがあります。見たままそのままの色で表現しますので、後はディジタルカメラの調色機能を自身のニュートラル表現にして撮影すれば、ほぼ満足できる色合いになります。
現代のレンズからすれば、機能的にほとんど満足していない昔レンズなのですが、ある意味使い方を検討することで、現代レンズとほぼ同じ操作性を持たせる事ができます。プリセット絞りは、設定環を最大絞りに固定して、ピントを合わせた後で可動輪を回しながら背景のボケ量と解像度が好みになるように調節して、シャッターを押すという方法になります。
最近のカメラは絞り優先AE機になっていますので、それほどストレス無しに撮影が行えて、かなり重宝します。ピント合わせはもともと動くものをあまり撮影していませんので、じっくりと構えて撮影するスタンスが身についていれば、さほど面倒くささを感じません。しかし、昔の望遠レンズですから、今となってみればグリスが切れ掛かっているかなくなっているかといった感じで、動作が渋い個体が多いようです。
いまさらグリス交換はあまりやりたくはありませんし、渋いとはいっても動かないわけではありませんので、むしろゆっくりとピント合わせを行える点に注目して、しっかりとピント合わせを行うようにしています。F5.6以上絞り込むと解像度が向上しますし、むしろ柔らかめに撮影したいときにはF3.5位が丁度良い感じです。
絞り開放では2線ボケが気になりますので、F3.5位まで絞り込むと良い感じです。プリセット絞りと考えてしまうと面倒くさいレンズとなってしまうのですが、その分解像感と描写は一級品のレンズです。難しい事を考えないでリラックスして使うと、満足できる画が次々と出てくる、その様なレンズです。
それでは、先月中旬に撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-5 Komura 135mmF2.8
撮影データ:1/125sec F4 ISO100
今年はしゃらの花が幾分早く咲き出しました。うかうかしていると全部咲いてしまいますので、ひめしゃらの花も一緒に撮影しておきます。
しかし、その古臭い出で立ちと裏腹に、写りの方は一級品のレンズです。135mm望遠レンズの場合は普及品がF3.5の細身なレンズですから、それと同じくらいの出で立ちでほんの少し明るいレンズは注目を浴びる存在であったと思います。このために爆発的に売れたということは無いのですが、じわじわといぶし銀のような売れ方をしたのではないかと考えています。
何しろプリセット絞りでオート絞り機能は付いていません。絞りの機能が鏡胴の一部分だけで済んでしまいますので、F2.8の明るいレンズにしては細身の作りになっています。絞りの機構分だけ構造上のゆとりがありますので、前玉を贅沢に大きくしてラッパ状の形状となっています。元来この形状のレンズは写りがすごく良いレンズが多いですから、コスト・パフォーマンスの高いレンズとなっています。
コーティングがほとんど無い分、逆光や斜光には弱いのですが、色味的に変に偏った所がないので、被写体を選ばない良さがあります。見たままそのままの色で表現しますので、後はディジタルカメラの調色機能を自身のニュートラル表現にして撮影すれば、ほぼ満足できる色合いになります。
現代のレンズからすれば、機能的にほとんど満足していない昔レンズなのですが、ある意味使い方を検討することで、現代レンズとほぼ同じ操作性を持たせる事ができます。プリセット絞りは、設定環を最大絞りに固定して、ピントを合わせた後で可動輪を回しながら背景のボケ量と解像度が好みになるように調節して、シャッターを押すという方法になります。
最近のカメラは絞り優先AE機になっていますので、それほどストレス無しに撮影が行えて、かなり重宝します。ピント合わせはもともと動くものをあまり撮影していませんので、じっくりと構えて撮影するスタンスが身についていれば、さほど面倒くささを感じません。しかし、昔の望遠レンズですから、今となってみればグリスが切れ掛かっているかなくなっているかといった感じで、動作が渋い個体が多いようです。
いまさらグリス交換はあまりやりたくはありませんし、渋いとはいっても動かないわけではありませんので、むしろゆっくりとピント合わせを行える点に注目して、しっかりとピント合わせを行うようにしています。F5.6以上絞り込むと解像度が向上しますし、むしろ柔らかめに撮影したいときにはF3.5位が丁度良い感じです。
絞り開放では2線ボケが気になりますので、F3.5位まで絞り込むと良い感じです。プリセット絞りと考えてしまうと面倒くさいレンズとなってしまうのですが、その分解像感と描写は一級品のレンズです。難しい事を考えないでリラックスして使うと、満足できる画が次々と出てくる、その様なレンズです。
それでは、先月中旬に撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-5 Komura 135mmF2.8
撮影データ:1/125sec F4 ISO100
今年はしゃらの花が幾分早く咲き出しました。うかうかしていると全部咲いてしまいますので、ひめしゃらの花も一緒に撮影しておきます。