春になって暖かくなってくると、遠くまで足を延ばして撮影行に出かけたくなります。何しろすっきりと晴れた休日は少なくて、晴れたと思って出かけると、黒雲がやってきて慌てて退散をする事を行なっていた訳です。時間をかけて出かける事が出来る季節に入りましたので、早速撮影行の気合を見繕います。
今回はあまり負担にならない大きさのカメラにしたいと、休日前に考えていました。花粉が多く飛んでいますので、大型のカメラや重いディジタル一眼レフ・カメラは、あまり持ちたくありません。しかし、コンパクト・ディジタルカメラでは、融通は利くのですがあまり良い画質や柔らかなボケ味を愉しむ事が出来ません。
この様な時にはペンタックスQが候補に上がってくるという事になります。そしてQ用のレンズは歪曲収差補正がボディ側から焦点距離情報を得ることで、カメラ側で綺麗に補正しますから、以前からズーム・レンズに抱いていた歪曲収差の難点を消し去ってくれます。良い事尽くめなのですが、反面ディジタル素子のサイズが小さいために、思ったようなボケ味が得られない難点があります。
今回使ったテレフォト・ズームは、Q用レンズ・シリーズの中で、キットレンズとして扱われていました。これと標準ズーム・レンズを使うと、おおよそ28mmから200mmまでの焦点距離をカバーしますので、ダブルズーム・キットとして販売されていた感じです。70mmから200mmまでの焦点距離を担当しますので、望遠レンズとしての役目を十分に果たします。
コンパクト性を重視していますので、沈胴式レンズの構造になっています。今の時代には珍しい構造なのですが、縮めるとスタンダード・ズームとほぼ同じ様になりますから、ペンタックスさんらしいレンズと言うことが出来ます。そして汎用ズーム・レンズでは珍しいF2.8通しの明るいズーム・レンズで、使いやすさも追及しているところが見逃せない特徴です。
しかし、レンズ構成枚数がかなり多くなってしまった事で、結構柔らかな画像となります。ピントの芯は有るのですが、全体的にやわらかな描写で解像感を上げるためにはかなり絞り込まなくてはいけません。F11位でそこそこ締まった画像になるのですが、そこまで絞り込むとシャッター・スピードを稼ぐことが出来なくなってしまい、結構辛い選択になります。
少し絞り込んである程度ピントの芯を残しながら、後から現像ソフトウエアで解像度を上げる方法が適していると考えています。解像感とシャッター・スピードはトレード・オフの関係にありますので、色々な方法を試しながら一番満足できる設定にしていく事が重要な感じです。
今回は少し離れた場所の撮影も行ないたくて、テレフォト・ズームを持ち出しています。やはりズーム・レンズは多くのレンズ構成枚数で成り立っていますので、ある意味仕方が無い事なのですがペンタックスQの機動性を活かしていくことも必要と感じました。春の柔らかな光の中で、色々な場所にある被写体を引き寄せて手軽に撮影できるテレフォト・ズームは、結構使える相棒になっています。
それでは先月下旬に撮影した写真から掲載します。

PENTAX Q7 Telephoto Zoom 15-45mmF2.8
撮影データ:1/125sec F8 ISO3200
暖かくなってくると、同じくさかきも咲き始めます。いっぱい花をつけるのがひさかきで、さかきは結構ばらばらに花をつけています。
今回はあまり負担にならない大きさのカメラにしたいと、休日前に考えていました。花粉が多く飛んでいますので、大型のカメラや重いディジタル一眼レフ・カメラは、あまり持ちたくありません。しかし、コンパクト・ディジタルカメラでは、融通は利くのですがあまり良い画質や柔らかなボケ味を愉しむ事が出来ません。
この様な時にはペンタックスQが候補に上がってくるという事になります。そしてQ用のレンズは歪曲収差補正がボディ側から焦点距離情報を得ることで、カメラ側で綺麗に補正しますから、以前からズーム・レンズに抱いていた歪曲収差の難点を消し去ってくれます。良い事尽くめなのですが、反面ディジタル素子のサイズが小さいために、思ったようなボケ味が得られない難点があります。
今回使ったテレフォト・ズームは、Q用レンズ・シリーズの中で、キットレンズとして扱われていました。これと標準ズーム・レンズを使うと、おおよそ28mmから200mmまでの焦点距離をカバーしますので、ダブルズーム・キットとして販売されていた感じです。70mmから200mmまでの焦点距離を担当しますので、望遠レンズとしての役目を十分に果たします。
コンパクト性を重視していますので、沈胴式レンズの構造になっています。今の時代には珍しい構造なのですが、縮めるとスタンダード・ズームとほぼ同じ様になりますから、ペンタックスさんらしいレンズと言うことが出来ます。そして汎用ズーム・レンズでは珍しいF2.8通しの明るいズーム・レンズで、使いやすさも追及しているところが見逃せない特徴です。
しかし、レンズ構成枚数がかなり多くなってしまった事で、結構柔らかな画像となります。ピントの芯は有るのですが、全体的にやわらかな描写で解像感を上げるためにはかなり絞り込まなくてはいけません。F11位でそこそこ締まった画像になるのですが、そこまで絞り込むとシャッター・スピードを稼ぐことが出来なくなってしまい、結構辛い選択になります。
少し絞り込んである程度ピントの芯を残しながら、後から現像ソフトウエアで解像度を上げる方法が適していると考えています。解像感とシャッター・スピードはトレード・オフの関係にありますので、色々な方法を試しながら一番満足できる設定にしていく事が重要な感じです。
今回は少し離れた場所の撮影も行ないたくて、テレフォト・ズームを持ち出しています。やはりズーム・レンズは多くのレンズ構成枚数で成り立っていますので、ある意味仕方が無い事なのですがペンタックスQの機動性を活かしていくことも必要と感じました。春の柔らかな光の中で、色々な場所にある被写体を引き寄せて手軽に撮影できるテレフォト・ズームは、結構使える相棒になっています。
それでは先月下旬に撮影した写真から掲載します。

PENTAX Q7 Telephoto Zoom 15-45mmF2.8
撮影データ:1/125sec F8 ISO3200
暖かくなってくると、同じくさかきも咲き始めます。いっぱい花をつけるのがひさかきで、さかきは結構ばらばらに花をつけています。