もう啓蟄だよ~という感じで、振れ戻しの寒波が最後に3㎝ほど雪を積もらせて去っていきました。その後は一気に5℃程最高気温が上がってくるわけで、最低気温も氷点下にならなくなりましたので、積もった雪も3時間ほどで跡形もなく消えてしまいました。前日の最高気温が翌日の最低気温になってしまったわけで、びっくりという訳です。
何しろいきなり暖かくなりましたので、もしかしたらいろいろな春の花が芽生えを迎えているのではと思い、玄関先の草木をよく見ると、今まで枝だけだったボケの木にかわいらしい春芽が付いています。どうやら春の訪れを感じ取ったみたいで、これからは晴れの日が多くなりますから撮影行も本番という事になります。
しかし、暖かな1月と厳冬の2月がありましたので、周りの草木はいたって慎重な雰囲気が漂っています。春を告げてくれるさんしゅゆやこぶし、そしてとさみずきは春芽がある程度大きくはなってきているのですが、まだまだ様子見といった感じでキュッと縮こまったようになっています。
それでもここ数日の暖かさで、歩道に残された雪もほとんどなくなってしまいましたし、公園を覆っていた雪もすっかり消えてしまって、残るは除雪車が積み上げた雪の塊だけという事になってしまいました。雪が消えてしまうとまだまだ春の花は咲いてきませんので、荒涼とした昨年暮れの冬枯れ状態が戻ってきたという事になります。
それでも今まで寒かった毎日が、いきなり暖かな春の雰囲気になってしまいましたから、部屋のファンヒータの火がみるみる小さくなっていって、灯油の消費量もかなり下がっていきます。しかし、寒い間は設定温度を下げていましたので、このままにしておくと風邪をひいてしまいます。
結局はファンヒータの設定温度を1℃位上げて、室温も暖かくしておかないといけないという事で、温度設定を厳冬期から春の設定にしておきます。暖かくなってくると部屋の中の方が光が入りませんので逆に寒さを感じてしまうという事になります。そんなこんなで急に暖かくなってきてびっくりという訳なのですが、体調には気をつけないといけません。
晴れて暖かくなるとこれだけ気持ちが良いかという感じで、撮影行に出かけると陽の光が暖かくて汗をかくようになってきます。今までが鉛色の空と雪満載の冷蔵庫の中ですから、出歩いたとしても汗をかかないわけで、これで少しは健康な汗かき運動が行えるようになったという訳です。
同時に今まで風邪気味だった体調が急に元通りという訳で、今までがうちの中で悶々と暮らす毎日でしたから、陽の光を浴びると俄然元気になってくるわけで、これからは気温も10℃位まで上がる毎日ですから、体調も元通り元気になってきたという感じです。気になるのは花粉といったところなのですが、今年は少し多そうという感じでマスク装着の毎日になりそうです。
気になる地震の方は、たまに大きな揺れがくることもあるのですが、それでも震度1という感じで毎日何等か揺れていた雰囲気から数日音沙汰が無いような雰囲気まで少なくなってきました。今では他地域の地震情報が多くなってしまって、石川県の地震情報が埋没してしまっている印象を受けます。それだけ地震が少なくなってきている訳で、安心はできないにせよ少しはほっとしたという感じです。
さて、いきなり暖かくなったとはいえ、撮影行に出かけても昨年暮れのような冬枯れの雰囲気でもありますから、殊更新しい発見が無いという感じです。しかし、もう3月も上旬から中旬に移ろうという訳で、これから先は一気に春めいてきて一気に春の雰囲気になるという事もありそうな予感です。撮影行に出かけるとゆきやなぎが春芽を出してきていますし、黄色の花をつけるマンサクがすでに咲き始めていました。今年の春は一気に押し寄せてきそうな予感です。
それでは、今月上旬に撮影した写真から掲載します。
PENTAX K-1 SMC Pentax-D FA Macro 50mmF2.8
撮影データ:1/400sec F5.6 ISO100
やっと咲きだしたマンサクの花で、長かった雪のおかげで1週間ほど遅れたというところです。この花が咲くと春の花が次々に咲きだしますので、今から楽しみといったところです。