久しぶりにゼンザノン150mmF3.5を付けて撮影したのですが、手持ち撮影では室内の花を撮影するのも難しくて、案の定手振れを量産してしまいました。冬の時期になると、晴れていても光量が不足していますので、シャッター・スピードが思うように稼げず、手振れを量産してしまうことになります。
望遠系のレンズでは、被写界深度が思った以上に浅くなりますので、体の前後振れもありますから、シャッター・スピードが稼げる場所でも微妙なピンボケを量産してしまうことになります。これを避けるために、中景から遠景の被写体を選んで撮影することが対処の一つですが、今度は至る所にピントが合ってしまって、コンパクト・ディジタルカメラの画像と同じ雰囲気になってしまいます。
中判カメラの良いところは、被写体が周りの景色から浮き上がって、立体的に見えることであると思っています。35mm判フルサイズのカメラでもなかなか出来ない芸当で、この特徴があるために一度中判の雰囲気を体験すると、その雰囲気から抜け出すことが出来ないという事になります。そして、被写界深度の深さに合わせてカメラを選ぶようになってきます。
中判カメラはファインダー画像の大きさも35mm判カメラの4倍は有りますから、一般的なウエストレベル・ファインダーでは、プリズムガラスを通さない素通しの画像を見ることになります。この画像は明るくて、はっきりと写ってくれますので、画像の細部までしっかりと確認することが出来ます。ファインダー像が鮮明である分、撮影後に微ぶれや微妙なピント外しがあるとがっかりな訳で、やはりしっかりとカメラを固定して撮影するようになります。
このため、手持ち撮影を行っているようで、しっかりと木の杭や柵の天辺等にカメラを吸えて撮影した写真は、細かな部分までよく解像していて満足できる訳です。無理に手持ちでカメラを押さえつけて撮影したつもりでも、微妙なぶれやピント外しに悩まされることになります。やはり三脚の出番ということで、持ち出してきました。
35mm判カメラ用の三脚では、中判カメラ自体が重いために、どうしても撮影時のシャッター・ショックでカメラが振動してしまい、結果としてぶれてしまいますし、手でシャッターを切ると更にぶれてしまいます。この様な時に昔ながらのケーブルレリーズは重宝ですが、いざ探すと捨ててしまって、もう無いという事にもなります。カメラ屋さんの中古品を慌てて探す訳で、以前買い直した記憶があります。
お正月の撮影でカラー・フィルムを使ってしまいましたから、今回は黒白フィルムのネオパン・アクロスで挑戦します。三脚を使うことでセッティング時のぶれも軽減されますから、ファインダー像も安定して、良い写真が撮影できそうな気がします。
現像が上がったら早速確認。やはりぶれの無い画像は見ていて安心できます。三脚担いで撮影行は結構しんどい感じですが、これからは持っていこうと考えています。
それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。

Zenza Bronica EC Zenzanon 150mmF3.5
撮影データ:1/60sec F5.6 Neopan Acros100
つわぶきの花が終わって少し寂しくなりました。三脚を使うとこの様な暗い場所でもぶれ無しに写せます。
望遠系のレンズでは、被写界深度が思った以上に浅くなりますので、体の前後振れもありますから、シャッター・スピードが稼げる場所でも微妙なピンボケを量産してしまうことになります。これを避けるために、中景から遠景の被写体を選んで撮影することが対処の一つですが、今度は至る所にピントが合ってしまって、コンパクト・ディジタルカメラの画像と同じ雰囲気になってしまいます。
中判カメラの良いところは、被写体が周りの景色から浮き上がって、立体的に見えることであると思っています。35mm判フルサイズのカメラでもなかなか出来ない芸当で、この特徴があるために一度中判の雰囲気を体験すると、その雰囲気から抜け出すことが出来ないという事になります。そして、被写界深度の深さに合わせてカメラを選ぶようになってきます。
中判カメラはファインダー画像の大きさも35mm判カメラの4倍は有りますから、一般的なウエストレベル・ファインダーでは、プリズムガラスを通さない素通しの画像を見ることになります。この画像は明るくて、はっきりと写ってくれますので、画像の細部までしっかりと確認することが出来ます。ファインダー像が鮮明である分、撮影後に微ぶれや微妙なピント外しがあるとがっかりな訳で、やはりしっかりとカメラを固定して撮影するようになります。
このため、手持ち撮影を行っているようで、しっかりと木の杭や柵の天辺等にカメラを吸えて撮影した写真は、細かな部分までよく解像していて満足できる訳です。無理に手持ちでカメラを押さえつけて撮影したつもりでも、微妙なぶれやピント外しに悩まされることになります。やはり三脚の出番ということで、持ち出してきました。
35mm判カメラ用の三脚では、中判カメラ自体が重いために、どうしても撮影時のシャッター・ショックでカメラが振動してしまい、結果としてぶれてしまいますし、手でシャッターを切ると更にぶれてしまいます。この様な時に昔ながらのケーブルレリーズは重宝ですが、いざ探すと捨ててしまって、もう無いという事にもなります。カメラ屋さんの中古品を慌てて探す訳で、以前買い直した記憶があります。
お正月の撮影でカラー・フィルムを使ってしまいましたから、今回は黒白フィルムのネオパン・アクロスで挑戦します。三脚を使うことでセッティング時のぶれも軽減されますから、ファインダー像も安定して、良い写真が撮影できそうな気がします。
現像が上がったら早速確認。やはりぶれの無い画像は見ていて安心できます。三脚担いで撮影行は結構しんどい感じですが、これからは持っていこうと考えています。
それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。

Zenza Bronica EC Zenzanon 150mmF3.5
撮影データ:1/60sec F5.6 Neopan Acros100
つわぶきの花が終わって少し寂しくなりました。三脚を使うとこの様な暗い場所でもぶれ無しに写せます。