飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

「手塚治のブッダ展」(東京国立博物館)を見た

2011-06-08 | 美術&工芸とその周辺
手塚治虫の「ブッダ」を読んだのは丁度、20代の終わり頃だからかれこれ20年前になります。同じ手塚治虫の「火の鳥」を読んで大きく感動、「ブッダ」の豪華本が出たのでそれを全て購入しました。当時私は百貨店形態の店舗に勤務していて、そこにあったPOP室(店頭の販促物や値札などを制作するところで、女の園)によく出入りしていました。ここでよく出入りしていたというのは、若いので無意識に?女性ばかりの部署に足が向 . . . 本文を読む
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「五百羅漢 幕末の絵師 狩野一信」(江戸東京博物館)を見た

2011-06-07 | 美術&工芸とその周辺
奇想天外の絵がズラリと並んだ迫力の展示。岡本太郎ではないが「なんだ、これは?」と思わず感嘆してしまいそうな絵を残した狩野一信の「五百羅漢」展を見てきました。(この展覧会を企画したのが岡本太郎宣言をした山下裕二というのも面白いです)それは「忠臣蔵」で馴染み深い港区の増上寺の収蔵庫に戦後は保管されしまい、以後ほとんど人目に触れることがなかったという五百羅漢を描いた全100幅がすべて展示されるという画期 . . . 本文を読む
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東京ミニ散歩・堀切菖蒲園&葛飾柴又・帝釈天

2011-06-06 | ミニ散歩
妻が堀切菖蒲園に行きたいというので、花菖蒲を見に行きました。そこは安藤広重や歌川豊国の錦絵の題材ににもなった有名なところ。花菖蒲が伝来したのは室町時代まで遡るとか。                       その後は「男はつらい . . . 本文を読む
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NHK放送番組「八百万の神々がすむ山河 ~村治佳織 白洲正子の祈りの道を往く~」

2011-06-03 | 美術&工芸とその周辺
「八百万の神々がすむ山河 ~村治佳織 白洲正子の祈りの道を往く~」というNHKの番組(録画しておいたもの)を見ました。白洲正子が歩いたいくつかの道や古寺や神社をギターリストの村治佳織(初めて知った方ですが美人でいらっしゃいます)が訪れるという内容のものです。私が読んだ白洲正子の「西国巡礼」や「かくれ里」は関西が舞台となっているので、東京に住んでいる私は仕事もあるし、思い立ってホイホイと行けるもので . . . 本文を読む
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「かくれ里」白洲正子を読む

2011-06-02 | 美術&工芸とその周辺
『「かくれ里」と題したのは、別に深い意味があるわけではない。字引をひいてみると、世を避けて隠れ忍ぶ村里、とあり、民族学の方では、山に住む神人が、冬の祭りなどに里へ現われ、鎮魂の舞を舞った後、いずこともなく去って行く山間の僻地をいう。謡曲で「行くへも知らずなりにけり」とか「失せにけり」というのは、皆そういう風習の名残りであろう。これから私が書くものには、いく分それに近い面もあるかも知れないが、秘境と . . . 本文を読む
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「白洲正子の〝ほんもの″の生活」(新潮社)を読む

2011-06-01 | 美術&工芸とその周辺
「白洲正子の〝ほんもの″の生活」を読んでいます。白洲正子という人がどういう人だったのか全くしらない私でも、写真もふんだんに入ったこの本を読んでいると自然と美という本来の姿を感じる心、伝統と歴史という体積されたものへの理解とともにそれらへの興味と愛情により磨かれていった感性によって築かれた生活の達人としての白洲正子という像が断片的ながら浮かび上がってくるように思います。それはそこに掲載さ . . . 本文を読む
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