今日はロンシン125を組み立てていたんだけど、
クランクベアリングをL1C3ベアリングに交換したついでに、
L1C3とはどんなベアリングなのか普通の開放型と比較した動画を撮影してみた。
見ての通りL1C3は振るとガチャガチャと音がして、
ただベアリングに熱が入ると金属膨張が起きてクリアランスが無くなると言う仕組み。
金額もモンキーのクランクベアリングである6304なら2つで1,300円くらいとさほど高くないから、
レーサーに憧れる方に是非とも交換をお勧めします!
とはならず私の場合は逆に全くお勧めはしていない。
先ず熱が入るまでかなり時間がかかるし、その間長々とアイドリングしなきゃいけないから大変面倒で、
冬だと5分以上は暖気運転する必要があるし、
そんな事してたらプラグにも良くないからカブる原因となる。
さらに熱がある程度入るまでクランクシャフトがあちこちに振れまくる訳だから、
当たり前だがクランクシャフトの寿命はかなり短くなる。
振ればあれだけ音がするくらいだが多分0.0何ミリくらいの振れでしかないとは思うが、
何分間は確実にエンジンの中でガンガン振れてる訳だから、
クランクのビッグエンドやスモールエンドにも負担がかかり、
いずれ腰下から凄い音がし出してクランクがアッサリ寿命を迎える。
私的にはクランクが1万キロ持てば充分なレベルで、
HISPECさんが製作したモンキーレーサーのエンジンに使われていた純正軽量クランクは、
確か1シーズンくらいでオシャカになったから走行距離で言ったらせいぜい200キロくらいかなぁ。
そのクランクはウチで飾ってあるが大端部のベアリングブローで、
コンロッドが軽く上下に振れる程度だが異音がし出したから寿命と言う訳。
ただ純正軽量クランクはホントに弱いガラスのクランクだし、
とんでもない回転までブン回すからまぁ仕方ないと言えばそれまでだ。

このエンジンの仕様なんだが先程書いた通りクランクベアリングをL1C3に交換して、
キックスピンドルはBタイプ化してあり、
さらにミッションはGPX125のリターンミッションに交換した。
GPXのリターンミッションをセミクロス化するとフルクロスミッションにはなるんだが、
代わりに1速の発進で少し気を使うからロンシンのノーマルミッションでも構わないと思う。
ただ!GPXのリターンミッションとロンシン125のノーマルリターンミッションは、
必ず4速ギア比が0.958のセミクロストップクロスギアに変更する事で、
0.916のノーマル4速だとオーバードライブ過ぎて必ず後悔するはずだ。
あとGPXミッションを流用する場合はスターターギアはロンシンの21丁の物は使えないから、
GPXのキックスピンドルを買って23丁ギアを移植するか、
CD90のスターターピニオンの22丁を使う事。
これに関してはどちらでも構わないし22丁と23丁のキックの遊びは同じだが、
21丁となると遊びが多くて蹴りしろが減ってしまうから、
どうしてもと言われば21丁でも始動は可能なんだが、
常時噛み合い式だからお勧めは出来ないかなぁ。
今回はCD90のピニオンを使ったがGPXのスターターアッセンを買ったとすると、
ピニオンだけ取り外して後は鉄屑となる悲しい運命で、
私がブログで2スト蹴りは絶対ダメ!みたいな事書き過ぎたせいか、
キックスピンドルを曲げたり折ったりする方が全く居なくなってしまったから、
Cタイプのスピンドルなんて使い道が無くなってしまったねぇ。

お客様自身で用意してくれた部品を使いまくりとりあえず腰下は完成した。
そして今日って旗日なんだと昼過ぎに知ったから、
15時から酒の肴を作り、終わったらまた歩きに出かけて来たんだけど、
カレンダーを全く見なくてもどうにかなってしまう人生ってダメだねぇ。
現在は全く曜日感覚は無いし私がボケたら季節感も無くなり、
真冬に真夏の服装して凍○するんでないかって勢い。
まぁ自分がボケて凍○するのは構わないが全裸のままあの世に行くのは嫌かなぁ。
おまけ

今日の金星と木星と月の位置関係は写真の通りで、
昨日は金星の脇に月があったんだが今日は木星の上側となっているから観測するには昨日か今日がベストで、
明日には月が上方に離れてフレームアウトしてしまうと思われる。
ただ明日も観測は可能だから18時くらいに西の空を見上げて、
暖かい酒でも飲みながら宇宙のロマンに浸って欲しいかなぁ。