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南信州のりもの倶楽部♪

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L1C3ベアリングはこれで普通

2023年02月23日 19時45分00秒 | オリジナル コンプリートエンジン
今日はロンシン125を組み立てていたんだけど、
クランクベアリングをL1C3ベアリングに交換したついでに、
L1C3とはどんなベアリングなのか普通の開放型と比較した動画を撮影してみた。







これがL1C3ベアリング



見ての通りL1C3は振るとガチャガチャと音がして、
ただベアリングに熱が入ると金属膨張が起きてクリアランスが無くなると言う仕組み。

金額もモンキーのクランクベアリングである6304なら2つで1,300円くらいとさほど高くないから、
レーサーに憧れる方に是非とも交換をお勧めします!
とはならず私の場合は逆に全くお勧めはしていない。

先ず熱が入るまでかなり時間がかかるし、その間長々とアイドリングしなきゃいけないから大変面倒で、
冬だと5分以上は暖気運転する必要があるし、
そんな事してたらプラグにも良くないからカブる原因となる。

さらに熱がある程度入るまでクランクシャフトがあちこちに振れまくる訳だから、
当たり前だがクランクシャフトの寿命はかなり短くなる。

振ればあれだけ音がするくらいだが多分0.0何ミリくらいの振れでしかないとは思うが、
何分間は確実にエンジンの中でガンガン振れてる訳だから、
クランクのビッグエンドやスモールエンドにも負担がかかり、
いずれ腰下から凄い音がし出してクランクがアッサリ寿命を迎える。

私的にはクランクが1万キロ持てば充分なレベルで、
HISPECさんが製作したモンキーレーサーのエンジンに使われていた純正軽量クランクは、
確か1シーズンくらいでオシャカになったから走行距離で言ったらせいぜい200キロくらいかなぁ。
そのクランクはウチで飾ってあるが大端部のベアリングブローで、
コンロッドが軽く上下に振れる程度だが異音がし出したから寿命と言う訳。

ただ純正軽量クランクはホントに弱いガラスのクランクだし、
とんでもない回転までブン回すからまぁ仕方ないと言えばそれまでだ。















このエンジンの仕様なんだが先程書いた通りクランクベアリングをL1C3に交換して、
キックスピンドルはBタイプ化してあり、
さらにミッションはGPX125のリターンミッションに交換した。

GPXのリターンミッションをセミクロス化するとフルクロスミッションにはなるんだが、
代わりに1速の発進で少し気を使うからロンシンのノーマルミッションでも構わないと思う。

ただ!GPXのリターンミッションとロンシン125のノーマルリターンミッションは、
必ず4速ギア比が0.958のセミクロストップクロスギアに変更する事で、
0.916のノーマル4速だとオーバードライブ過ぎて必ず後悔するはずだ。

あとGPXミッションを流用する場合はスターターギアはロンシンの21丁の物は使えないから、
GPXのキックスピンドルを買って23丁ギアを移植するか、
CD90のスターターピニオンの22丁を使う事。

これに関してはどちらでも構わないし22丁と23丁のキックの遊びは同じだが、
21丁となると遊びが多くて蹴りしろが減ってしまうから、
どうしてもと言われば21丁でも始動は可能なんだが、
常時噛み合い式だからお勧めは出来ないかなぁ。

今回はCD90のピニオンを使ったがGPXのスターターアッセンを買ったとすると、
ピニオンだけ取り外して後は鉄屑となる悲しい運命で、
私がブログで2スト蹴りは絶対ダメ!みたいな事書き過ぎたせいか、
キックスピンドルを曲げたり折ったりする方が全く居なくなってしまったから、
Cタイプのスピンドルなんて使い道が無くなってしまったねぇ。















お客様自身で用意してくれた部品を使いまくりとりあえず腰下は完成した。

そして今日って旗日なんだと昼過ぎに知ったから、
15時から酒の肴を作り、終わったらまた歩きに出かけて来たんだけど、
カレンダーを全く見なくてもどうにかなってしまう人生ってダメだねぇ。

現在は全く曜日感覚は無いし私がボケたら季節感も無くなり、
真冬に真夏の服装して凍○するんでないかって勢い。

まぁ自分がボケて凍○するのは構わないが全裸のままあの世に行くのは嫌かなぁ。







おまけ








今日の金星と木星と月の位置関係は写真の通りで、
昨日は金星の脇に月があったんだが今日は木星の上側となっているから観測するには昨日か今日がベストで、
明日には月が上方に離れてフレームアウトしてしまうと思われる。

ただ明日も観測は可能だから18時くらいに西の空を見上げて、
暖かい酒でも飲みながら宇宙のロマンに浸って欲しいかなぁ。






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今夜はとても良い天体観測日和だった

2023年02月23日 00時00分00秒 | オートバイの無い生活





今日はマストテクノさんに塗装と剥離が終わったエンジンを引き取りに行って、
午後は2機のロンシン125製作の仕込みをして終わってしまったから、
ネタはあるんだがせっかくなので後日まとめて書く事にする。

そして今日も夕方から歩きに行って来たんだが、
少し前にネタにした木星と金星の新たな写真をアップしておく。

以前は上から木星、金星の順番だったんだけど今夜は月が金星のそばに現れ、
しかも満月じゃなく三日月だったから金星と木星の光を邪魔する事無く綺麗に撮影出来た。

ちなみに下の建物は飯田市立病院で撮影場所はアップルロードとなっており、
ここの登りはダラダラと続く長い坂だから私が作ったセミクロスやカブ4速用トップクロスミッションを試す場所として使っていて、
カブ4速のトップクロスギアだと50ccでも全開なら4速で登っていけるから、
地元に済む方ならこのギアの凄さが分かっていただけると思う。

まぁ話は変わったがウォーキングから帰って来て調べてみたら、
そこそこ珍しい天体現象のため18時過ぎくらいからなら明日も観測出来るみたいなので、
是非星空を見上げて宇宙にロマンを感じていただければと思う。


ちなみに金星の1日の自転周期は253日と地球よりかなり遅く、
単純に考えると地球は24時間で1周するところを金星は1周するのに253日もかかるから、
簡単に言うと地球で例えるなら126、5日毎に昼と夜が入れ代わる感じかな。


だからもし金星人が居るとしたら126日はバリバリ働いて126日は寝る時間となり、
夕方と朝方もやたら長いから数日晩酌したり風呂入ったり飯食ったりと、
地球と比べてみると面白い生活になるのかもしれない。


木星で言うと木星の衛星は2023年2月時点で92個となるみたいなんだが、
その中の4大衛星はガリレオ衛星と呼ばれるイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストと、小型望遠鏡でも観測出来るらしいんだけど、
その中のエウロパは大気は無いんだけど表面は氷に覆われており、
その氷面の下はかなり深い海が広がってる可能性があるみたい。

よって海の中では地球外生命体が居るのでは?との考えもあるんだが、
地球みたく陸地も海岸も浅瀬も無く太陽光が当たらない深海にいきなり生命体が誕生するかって疑問もあるんだが、
実際に探索してみるとエウロパの環境に適した生命体が発見されるかもしれないよ。

天文学って私みたいな奴でも夜空を肉眼で観察するだけても出来るし、
少ない観測情報から予想したり想像していく学問だから、
かなり敷居の低い学問なんじゃないかなぁ、と勝手に思っとります。






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