多発性硬化症の奥様と旦那様からのメール

吉良町の「父と子の音楽の集い」に来てくださった、
ご夫婦からメールを頂きました。

とても感動しました。
ご夫婦が了解してくださったので、
みなさまに、紹介させていただきたいと思います。

奥様は、
胸から下を動かすことが出来ず、
全盲で、
常に全身にかなりの痛みをもっていらっしゃるそうです。

＜奥さまからいただいたメール＞

昨日は、ありがとうございました。

昌さんの大きく温かい手に感動。

私の大好きな『アメージング・グレース』をいっしょに演奏していただき、
コンサートの演奏曲目にも加えていただき、また感動。
　
昌さんにも奥さんにもいろいろ気遣いしていただき、
おかげさまで楽しい時間を過ごすことができました。
本当にありがとうございました。

これからもケンハモと仲良く付き合っていきたいと思っています。


＜旦那さまからいただいたメール＞ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
家内はマサさんのコンサートに行くため、
一生懸命車椅子に乗る訓練をしていました。

しかし張り切り過ぎて身体の痛みが強くなり、
先週の水曜日より車椅子に乗れなくなりました。

そんな状態だったので、昨日はどうなるかと心配していました。

マサさんにお会いでき、握手や合奏やコンサートの感動が
家内に力を与えていただいたようで、

4時間半におよぶ車椅子乗車時間、移動時の振動にもめげず、
体調の大きな落ち込みもなく、今日を迎えています。

家内はショートスティや病院などへは、よく行きますが、
中々痛い思いまでして、積極的に外へ出掛けようとはせず、
ひきこもりに近い状態でした。

昨日のコンサートでの感動は家の中にいては得られない、とても大きなもので、
これからはもっと、外の世界へ出て行ってみようと思ったようです。

また気持ち新たにケンハモの演奏にみがきをかけていきたいと思ったようです。

本当に、いろいろありがとうございました。