「めぐり逢い」というと・・・・・・・、
お互い配偶者と子どものある男と女が、「めぐり逢う」映画だったと思うが、
人生で「めぐり逢う」のは、何も男と女ばかりではない、
男同士のこともある。
もう、10年近く前の話・・・・・・・・。
月に1~2度通っていた、大阪難波のお鮨屋さんで、
ちょっと普通と違うにぎり寿司を食べた。
その日、
初めてカウンターに入って、
初めて客ににぎり寿司を出した、
若い板前(その店のオヤジさんの息子)が、
握った寿司をボクに出しながら言った。
「・・・・・・お団子みたいになっちゃった・・・・・」
その日以来、ボクと家内はその店に行ったら、若い彼を励ました。
店のオヤジさんとも仲良くなり、
遅くなると、従業員用の食事の餃子を食べさせてもらったりした。
ちょっと足が遠のいて、久しぶりに行くと、
店は閉まっていた・・・・・・
お店と客の関係はこういうことが結構多い。
ところが驚くなかれ、今年に入ってから、何と、
東京は五反田の鮨屋で、彼に「巡り逢い」!
嬉しかった!
もちろん「めぐり逢った」のが嬉しかったのであるが、
「お団子」じゃなく、一人前の寿司を握っていることがさらに嬉しかった。
男と男だって、赤い糸で結ばれていることがあるようだ!
笑