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あなたにもできる!ハーバード留学!!~アラフォーからのボストン留学体験記

アラフォー研究者のボストン留学体験ブログ。
研究・生活・英語・ITを中心に留学ライフハックスをお教えします!

旅行003:クリスマスシーズンのニューヨーク

2013-12-26 07:14:02 | 旅行
 クリスマス前のニューヨークを見たくて、休みを利用していってきました。
アムトラックの普通電車でボストンからニューヨークにいって2泊して帰ってくる旅行でした。往復が結構長いので疲れます(*)が、初めてのニューヨークでしかも一番きれいなクリスマスの時期で、非常に堪能できました。
 
 有名なロックフェラーセンターのクリスマスツリー(**)やクリスマスカラーにライトアップされたエンパイヤステートビルを見、レゴストアに行き、紀伊国屋で日本語の本を漁り(***)、ラーメンを食べて(****)、5番街を散策したらもう時間一杯一杯になっていました。

 ニューヨークは広すぎて、2-3日では到底見尽くせない感じです。テーマを決めてくるのがよいかもしれません。次回は美術館めぐりもよいかも。

 (*)4時間半くらいかかります。新幹線がもしあると2時間くらいでいくのではないかな。JR東海がボストン―ワシントン間にリニアを売り込んでいるとか、実現していないリニアよりは新幹線を売り込んだ方がよいのではないだろうか?

 (**)本来はクリスマスツリーの下にあるアイススケート場でスケートを楽しむ予定だったのですが、いつ行っても1時間半待ちであきらめました。特に土日はニューヨークは非常に混むようで、5番街などはお正月の明治神宮といった感じで人がいるので、さもありなんという感じです。

 (***)久しぶりに日本的なところに行くことが出来ました。雑誌などは同じようですが、本のラインアップはビジネス書、アート関連に強みがある気がします。あと東京の書店にある司馬遼太郎、池波正太郎といった歴史小説が全くおいていないようでした。購買層はやはり東京とはちょっと違うのでしょうね。

 (****)ロックフェラーセンター近くのサッポロラーメンに行きました。
お昼時で20分待ちでした。少し味は濃いですが、しょうゆラーメンに関しては、日本のまあまあおいしいラーメンという感じです。味噌ラーメンはちょっと辛みそ仕立てで蒙古タンメン中本の辛くない味噌タンメンくらいのからさです。次回は有名な寺川ラーメンや秀ちゃんラーメン、一風堂あたりを挑戦してみたい。
 ちなみに帰りがけにアムトラックのペン駅近くの味千ラーメンにもいってきました。日本でもよくあるチェーン店のラーメン屋といったお味です。天下一品レベルかな?好みが分かれる気がします。

 

アラフォーからのハーバード留学生活編051:クリスマス当日の食材調達@ボストン

2013-12-26 06:55:59 | アラフォーからのハーバード留学生活編
 ボストンではクリスマス当日25日は感謝祭当日と並んで多くの店が閉まる日でもある。スーパーマーケットやCVSも店によっては閉まっており、一部レストランも閉店のところが多い。うっかりしていて、24日、25日の食材がないままクリスマスに突入した。24日は頼りのトレーダージョーズは開いていたものの、夕方で閉店となり、気が付いた時には閉まっていた。休日でも空いていることが多いピザ屋やメキシカンも結構閉店している。

 もしやと思っていってみたロシア系のグロサリーストアInternational Bazzarは、なんと24日は通常通り、25日は午後6時まで開いていた。ロシア系(*)ではあるが、結構おいしいお惣菜が手に入る。あとクリスマスケーキ代わりの甘味もゲットできるのはうれしい。
 
 店が開いていた理由はよくわからないが、おそらくロシアのクリスマスは12月25日でなく1月7日な為ではないだろうか(**)。またロシア人にとってクリスマスよりは新年の方が重要らしい。

 お店の人も親切で、身近にこういう店があって非常にありがたいものである。もしクリスマスの食材に困ったら、是非いってみられては?


(*)これまで、ロシア料理にあまり親しみはなかったが、アメリカには珍しい繊細な味で日本食の感覚と似ている。中華料理や東南アジアの料理に比べて日本食に近いのが意外である。ちなみにここで買えるイクラ(samon cavierというらしい)は非常に美味とか。

(**)ロシアの新年とクリスマスを特集したサイトによると「ロシアのクリスマスは、ヨーロッパより約2週間遅れの1月7日なのです。これはロシア正教の暦によるもの。西洋諸国ではグレゴリオ暦を使っているので12月25日ですが、ロシア正教ではユリウス暦という古い暦を使っているため1月7日になるのですね。」ということらしい。


アラフォーからのハーバード留学生活編050:ボストンのクリスマス・デコレーション

2013-12-26 06:36:43 | アラフォーからのハーバード留学生活編
 
 感謝祭が終わると、街の至る所でクリスマスの飾りつけがなされる。中でもきれいなのがビーコンヒルの飾りつけ。電飾があるわけではなくて地味なのだけれど、自慢のガス灯も赤いリボンで可愛らしく飾りつけられ、シックな感じである。あと玄関先のブーケもおしゃれなものが多く、見ているだけで楽しい。

 

 

 

ものづくりのための研究ノート011:村上春樹研究その1

2013-12-21 12:50:21 | ものづくりのための研究ノート
 

 村上春樹のインタビュー集「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」から興味深い一節を。
アンビバレントな彼の創作の秘密が垣間見える。

 1)天真爛漫な面
 ★本を読んでいて、次に何が起こるのかあなたには全く予測できない。そういう種類の本があります。それはスリリングなことですよね。子どもはそういうのが楽しくて、本を読むのが好きになります。すごくわくわくする体験です。それと全く同じことが、小説を書いているときに僕に起こるんです。

 ★物語を使って何ができるかについては、僕は非常に意識的に考えています。そのために大事なのは、きちんとそこまで言って物語を組んでくることで、物語を頭の中で作るようなことはしない。最初からプロットを組んだりもしないし、書きたくないときは書かない。僕の場合物語はつねに自発的でなくてはならないのです。
 
 2)戦略的な面
 ★僕はポップカルチャーみたいなものに心を惹かれるんです。ローリングストーンズ、ドアーズ、ディビットリンチ、ミステリー小説。僕はだいたいにおいてエリーティズムというのが好きじゃないんです。ホラー映画も好きだし、スティーブンキングやレイモンド・チャンドラーを読むのも好きです。でも自分でそういう作品を書きたいとは思わない。僕が必要としているのは、そのような物語のストラクチャーなんです。そのような「外枠」の中に、僕自身のものを詰め込んでいきたい。

 ★新しい手法を取り入れると、その都度どんどんどんどん煮詰めていく。そうやってねじを締めるだけ占めると、またバッと広がって別のシステムに移っていく。

 ★自然には(着想が)湧いてこないから、自分でシャベルを使って井戸を掘りながら書く。

 どこまでが本音で、どこまでが誇張なのかはわからないが、意図的が無意識的かは別として、この作家は戦略的な面を非常に持っている作家な気がする。物語のストラクチャーなり、展開なりを得るために翻訳をし、さらにスケッチとなるような小品を書き溜めておく。そのような地道な努力をして大部の創作にかかる。それが彼の真骨頂のようだ。
 

アラフォーからのハーバード留学研究編021:仕事納めの時期に

2013-12-21 12:16:06 | アラフォーからのハーバード留学研究編
 アメリカでは、年始の休暇があまりないためにクリスマス前の週末が仕事納めとなるようである。実際子供の学校も今週金曜日(本日)までだし、仕事場(ラボ)のクリスマスパーティ兼忘年会といった感じの催しも先週末から今週に行われている。

 今年を振り返ってみると、ビザの手続きに始まり、入国後の手続き、グラント申請、残してきた論文の後始末など、なんだか書類仕事に追われていてあっという間に時間がたってしまった。グラント4つ、宿題となっていた論文の後始末はぎりぎりまでかかったしまったが何とかこなすことができた。

 また本質的なこちらでの仕事という意味では、予想以上にいろいろなことを試すことができたものの、基礎となるものをestablishするには至らなかった。英語についても、どこから手を付けてよいのやら多くの課題が残っている。ぎりぎり合格点かもしれないが、結果が付いてくるかどうか?

 ただ無事にここまで過ごせたのは一番の良いことかもしれない。サポートしてくださった皆さんに感謝。家族に感謝。健康に感謝。

 ちなみにウォールストリートジャーナル日本版が2013年の10大ニュースを発表していた。

 1位 米政府一部閉鎖と債務不履行の危機
 2位 国内外から注目を集める「アベノミクス」
 3位 金融緩和から出口探る米FRB
 4位 米国NSA盗聴問題
 5位 シリア内戦
 6位 中国 薄熙来(はくきらい)失脚
 7位 相次ぐIT企業の大型再編
 8位 福島第1原発の汚染水問題
 9位 ボーイング機事故
 10位 世界各地の異常気象

これを見ているとアメリカの景気が今一つなのにひきづられてぱっとしない一年だなと思う(これ以外にもボストンマラソンの事件もあった)。何か行き詰まりというか閉塞感のある時代を象徴しているようだ。

 今年の一字は何になるのだろうか?自分は「恕(じょ)」という字を選びたい。